2010年02月17日

転職は35歳以上が有利

アメリカ、カナダ、NZ等の国のエンジニア向け転職サイトで検索してみるとすぐにわかる。
多くの企業が募集しているデベロッパの層はまず Senior Developer であり、次に Tech Lead、Architect である。
これは大まかに言って35歳以上のキャリアがある人に当てはまるだろう。
給料は年収で8万ドルから10数万ドル程度だ。(各国のドル単位で)

その次に5〜7万ドルぐらいで Intermidiate がくる。

ただし、シリコンバレーのエンジニアの年収は平均的にもっと高いようだ。

Graduate はほとんどないので、大学出たての若い人ほど苦労する。インターンとして無給で経験を積んだりする必要がある。
会社としてはどうせ数年で人が入れ替わるので、即戦力にならないと意味がないからだ。

なので会社には Architect とか、Oracle の専門とか、テストの専門とか、パフォーマンスチューニング専門とかのおっさんが一杯いる。40代後半とかもざらにいる。
専門分野がはっきりしているが、その分野、周辺分野の最新技術の習得などは勿論欠かさない。
Cobol だけできます、というのとは意味が違う。

こういう専門職のおっさんたちは非常に頼り甲斐がある。ここがわからなかったらXXさんに、という具合である。


日本の半導体業界の「優秀な技術者が「無能化」していく悲劇」という記事を読んだ。

技術が得意な者は、短期間で技術開発の功績を挙げ、そのご褒美で課長や部長に昇進し、技術には関わらなくなる。その反面、得意ではないマネジメントが仕事になる。そのため、多くの課長および部長が「無能化」する。その結果、最も技術的に能力の低い者が加速度的に難しさを増す技術開発を行わなければならないのである。なんというジレンマか!


これは何も半導体に限ったことではなく、日本のソフトウェア業界でも同じであろう。
前職でも無能化した人たちをいっぱい見てきた。

無能化した中間管理職は転職もままならなくなるわけだから、アメリカやカナダ、ニュージーランドとは非常に対照的である。
posted by りもじろう at 15:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュージーランドの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月10日

仕事は7.5時間で終わらせる in NZ

以前カナダの会社にいたときに書いたエントリーに「仕事は7.5時間で終わらせる」というのを書いたが、ニュージーランドの今の会社(テレコム系の開発)でも同じようだ。

9:00に始まって、17:00には終わる。

先日など18:00ごろに帰ろうと思ったら、私がいたのを気づかなかったようで、ビル(小さい自社ビル)のドアがロックされていて出れなくなってしまった!
幸い最終退出の仕方がメールできていたので、それを確認。警報装置の処理をして、脱出。あせった。
なにやら同じことをしている。


そして仕事の進め方もアメリカ、カナダとほぼ同じ。

・定例会議はほとんどない。週に一回だけ、プロジェクトミーティングが30分。客先の情報などを共有。
・ミーティングは30分単位が基本。
・重要かつ急ぎのプロジェクトの場合、毎日15分程度で進捗確認。
・2-3人での、ちょっとした相談や、決断は担当者のキューブへ押しかけて行う。
・その際も、異常に早口で(ジョークもなく)、即決する傾向あり。
・Wikiなどでドキュメント化して情報共有に努める。
・社内ミーティング用のプレゼン資料を一生懸命作るやつはいない。
・ただしマイルストーンになるドキュメントだけはしっかりつくる。それがないと次に進めない。
・責任者ははっきりしている。
・なので関係ない人は巻き込まない。(メールも入れない)
・残業はほとんどないが、リリース直前では少し。(1-2時間ぐらい?)
・在宅勤務が多い。朝「今日は家で仕事するから」というメールが入る。

職場で「日本ではひとつ2時間の会議が日中びっちりはいっていて、残業時間にならないと仕事をこなす時間がなかった。だから夜遅くまで毎日残業するんだ。」という話をしたら、まったく信じてくれなかった。
そうか、信じられるわけないわなあ、と思っていると、一人のKiwi「そうらしいね。前付き合っていた日本人の彼女が同じこと言ってた。」とフォロー。
そこから矢継ぎ早に質問が飛ぶ。

Kiwi1「2時間も何を話ししてるんだ?」
私「暇だから、メールチェックをしてたよ。一言もしゃべらないで寝てるやつも会議に結構でてたし。その場にいるのが重要というか。」

Kiwi2「そんなにいくつも会議を何のためにやるんだ?」
私「上司へのトレーニングみたいなものかな。あるいは上司の思いつきの雑談を聞いてる。それ以外は決定権のない人間だけでブレストやってるみたいな感じ。それが最終的に総意を得るまでのプロセスとして必要みたいだ。」

Kiwi3「誰もおかしいといわないのか?」
私「思ってる人もいるけど、大部分はそんなもんかなあと諦めているのかな。それが仕事だと思ってるし。」

Kiwi4「そんなことのために毎日残業してたら、一体何のために生きてるんだ?」
私「残念ながらそれが分からなかった。分からなかったから脱出してきた。」

Kiwi All 爆笑。

いや、別に受け狙いじゃなくて本当に分からなかったから、辞めたのだが..

日本には世界的には特殊な雇用条件があって、そのために労使の利害関係が、そういう形で均衡をしているとか説明すればいいのか。


posted by りもじろう at 18:02 | Comment(3) | TrackBack(0) | ニュージーランドの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

クロエ

24.jpg
NZの会社で働いて数ヶ月がたった。

最初に驚いたのが、社員がみんな静かなことだ。アメリカやカナダの職場ではエンジニアでもジョークとか無駄口が非常に多かった。意味もなく叫ぶやつも多かった。
そういう人は今のところ見かけない。オフィスは非常に静かで、みんな自分の仕事に集中している。

ランチの時間になっても、みんなでどこかに食べに行くとかもない。キッチンのカウンターで黙々と食べていたりする。女性同士でもほとんど会話していない。
会議などでもジョークは少ない。
カナダやアメリカで働いてた職場では、いかにジョークを言うかを競い合っている感じすらあったのだが、そういう雰囲気はない。

ちなみに私の隣には30歳台前半ぐらいの優秀なでかい女性がいる。私は密かに彼女のことを「クロエ」と命名している。
24」のクロエにそっくりな雰囲気なのである。

私が最初に会社に来て、隣の彼女に「よろしくー」と話かけたら、こっちを見ずに左手をあげて、にやりとだけ挨拶。
すごい無口なのだが、これまた不思議なぐらい、みんなに頼られている。

数日して開発環境の設定がうまくいかなくて彼女に質問したら、

「ところで、あなたいつここに来たの?」

なんてクロエな!

たまたま今回の職場がこういう雰囲気なのかもしれないが、北米とは違うなぁという印象は受けた。夕方5時過ぎにはほとんど誰もいなくなるのは、カナダでもニュージーランドでも同じだが。

気の利いたジョークも英語ではなかなか言えない身としては気楽な職場ではある。

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2010年01月30日

若者の「海外流出」が止まらない!

ダイヤモンド・オンラインの「若者の「海外流出」が止まらない!」という記事で取り上げていただきました。
(4ページ目あたり)

渡辺千賀さんが言及されている通り、メチャクチャで無鉄砲なクチだが、とりあえず何とかなっている。勿論、スキルが伸びる場には居れるようにしておきたいものだ。

ちなみに「若者」でもないし、「エリート」でもないですが。

posted by りもじろう at 18:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | ニュージーランドの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

就職活動ふたたび

話は飛んで、ニュージーランドでの就職活動について。

NZに来てから数ヶ月がたった。下請け仕事はプロジェクトごとなので、仕事がないときもある。
これは起業準備のチャンス!と思って開発に精を出したいところだ。が、そうも行かない。

妻「今は引越しやら、家探しやらで色々入用でしょう。家賃もかかってるし。こっちでの仕事もやってみたら?」
などと鋭い眼光で、仰います。

うーむ。そんなことでは起業などいつまでたってもできんじゃないか!と叫びたいところだが、確かに出費ばかりかさむのは厳しい。それにニュージーランドで生きていく上で、現地企業で働いてみるのも何かと参考になりそうだ。

というわけで適当に就職情報を見てエージェントにメールと履歴書を送る。

さっそくメールが返ってきて、
「ああ、2年前にメールくれたよね。NZに来たのか?一度会いにオフィスまで来てよ。」

あれ、前出したエージェントだったのか。
というわけで早速会いに行った。

一通り本番のようなインタビューをしてくれて、その後レビューをしてくれた。本番の面接ではどこがだめだったかなどは教えてくれないので、これは助かる。

「とりあえず2社紹介できるから、インタビュー受けてみてよ。」

一社目。企業向けのシステム開発の会社に面接。あまり治安のよさそうじゃない場所にあるのでちょっと気乗りもしなかったが、会社内は明るくて面接官もいい感じのエンジニア二人であった。

技術的な質問には問題なく応えられたが、二人のうち一人のNZ訛りの英語が激しく分からなかったので、何度も聞きなおしてしまった。

結果は「技術的な面は問題ありませんが、英語に問題があります。」

やっぱり。
以前NZで面接したときとまったく成長してない展開に涙である。
まあ、以前もそうだったが、英語を気にする会社ははなっから諦めるしかない。

で、二社目。テレコム系の開発会社。

ディレクターと面接。いい感じで終わった。次の日に会社のアーキテクトと面接となった。
Java と DB と Web に関する技術的な質問もほとんど問題なかった。

これで終わりかと思ったら、最終試験はエージェントのオフィスで心理テストを受けろという。
個室でノートPCを渡されて、一問一問答えていく。これが非常に疲れた。

前半はチームワークとか、コミュニケーションとか、リーダーシップとかを見るような質問が続く。
後半はなぜか知能テスト。
次にくる数字を入れろ
1 2 6 24 __
とか、
未知の言語と英語の訳が4対あって、5文目の意味を選べとか。

ここまで来て IQ 足らんという理由で落とされたら、大分悔しい話である。

次の日にエージェントから連絡があった。
「採用するそうです。給料はxxxです。クリスマス休暇がボーナスとして2週間分出ます。」

おお、ありがたい。最初からえらい長期休暇もらえるのには驚いた。ただ、マネージャーは1ヶ月も休みを取るのでどうせ仕事にならないのだ!

すげー。アメリカ、カナダの会社以上にゆるいかもしれない。
posted by りもじろう at 19:20 | Comment(8) | TrackBack(0) | ニュージーランドの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月14日

引越荷物梱包

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ようやく 4. 引っ越し荷物梱包、コンテナ積み込み、出荷 である。

カナダからニュージーランドへ引越荷物について、数社から見積もりをとった。
日本からカナダに引っ越したときは、いろいろ荷物を減らしてもざっくり150万円ほどかかった。

今回はまた荷物も増えているし、何といってもオタワからは地球の裏側のニュージーランドまでである。見積もり額も覚悟していたが、荷物を全部20フィートコンテナに積んで運んでも7,000ドルほどで済むとのこと。
日本での人件費とか日本の港・船の使用料が実はかなり高いのだろうか。
日本からニュージーランドに引っ越す場合の見積もりは200万円だったから、日本->オタワ->ニュージーランドで送っても日本->ニュージーランドとほとんど変わらなかったというオチ。

家の引渡しと休日の関係で、梱包と荷出しは別の日にしてもらった。
梱包当日、寝具やテーブル、一部の食器など直前まで使うものを除いて、手際よくパッキングしてくれた。
荷物が片付いてしまうと、家の中はすっかりがらんとしてしまった。2年間だけでも愛着の持てるいい家だった。

と家族でしみじみ話していると、サンルームの窓が割れていることに気が付いた。留守中に裏のゴルフ場から飛んできたボールが当たっていた。
ぐおー!引越前日に何というタイミングの悪さ!
この2年間、ガラスが割れるようなことは一度もなかったのに。
不動産屋に確認したところ、修理は間に合わなくてもいいので、修理の手配はこちらでしておく必要があるとのこと。

仕方がないので翌朝、まさに荷出し当日、近所のガラス屋に朝イチで来てもらって見積もりをとり、支払いだけ済ませることにした。幸い割れたのは二重窓の外側だけなので、雨が降っても屋内に吹き込んだりはしない。しかし、また余計な出費だ。

そして朝8時に来るはずの引越業者が到着したのは11時すぎ。荷出しだけだと甘く見ていたようだが、未梱包の荷物があると知って「聞いてない!」と逆切れ。
梱包チームとの連絡がうまくいっていなかったようだ。梱包材もないし、引継ぎに必要な書類もない。ということでまた待たされて、午前中に終わるはずの作業が夕方までかかってしまった。
幸い次のオーナーが来たのも遅くて、引越し作業もなかったので事なきを得た。

家の引渡し手続きもあったので、名残り惜しむ間もなく、スーツケース4個を車に詰めて慌てて家を後にした。
ちょうど急に豪雨になって、びしょ濡れで裏のゴルフ場のレストランに駆け込み、おいしいカナダ牛をいただきやっと一息つけた。
2年間住んだ我が家が雨に霞んで見えた。

そして、プリンスエドワード島に向けてゴツいアメ車(レンタカー)で東部旅行に出発したのだった。
タグ:引越
posted by りもじろう at 15:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | カナダの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月23日

車売却

車も同じように個人売買のサイトを利用した。車専用の AutoTrader というサイトもある。

最初は価格を高めに設定して様子見で出してみたところ、すぐにおばさんから連絡があった。

「気に入ったので、是非買いたい。銀行に行ってローン組めるか聞いてみるから。」

と言って、デポジットをしわくちゃの現金で置いていった。まぁ中古車の分くらいローンも問題なかろうと思っていたら、翌日おばさんから連絡があった。

「銀行でローンが組めなかった。残念だけど諦める。」

との返事。デポジットは返すと言うと、残念そうに取りに来た。
中古車のローンも組めない状況で、買い替えようとするな。

向かいのおじさんも興味があるとのことで、見せてくれとガレージの中に入ってきた。
早速乗り込む。でかい体で大丈夫かなと思っていると、どかっ!っと壁が削れるぐらい豪快にドアを開けてやがるし。こらー!

次に来た夫婦は「ちょっとハイウェイで運転してみたいがいいか。」という。
出てから、30分ぐらいも帰ってこない。こっちが心配になったころに帰ってきて、

「エアバッグがサイドに付いてないし、思ったより小さいから要らない。」

運転せんでもわかるやろ。ガソリン代返せ。

次にきた公務員夫婦はカナダでは考えられないぐらい細かい人だった。塗装のはがれからタイヤの減りまで細かくチェック。値段を厳しく値切る。

結局、この夫婦に売ることにした。あんまり乗り気にのしない値段だったが、心配性の妻は決まるまで毎日はらはらしていて落ち着かないので、決めてしまった。

まあ、これでもディーラーで売るよりはだいぶいい値段なので、こういう手間も仕方がない。

とりあえず、カナダを出国する前にせっかくなのでレンタカーで東部旅行することにして計画を立てた。最終目的地は、プリンスエドワード島だ。赤毛のアンを毎晩家族で見て予習して、娘たちも気分は盛り上がっていた。
赤毛のアン DVDメモリアルボックス
B0016GISMO
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2009年12月22日

カナダのムービングセール

無事に家が売れたので、次は 3. 家具、車売却 の家具である。

不要な家具や電化製品を処分するわけだが、特に電化製品はカナダとニュージーランドでは電圧が違うので、持って行くことはできない。
アメリカ帰任時と同様、妻がさっさとムービングセール用のサイトを作り、売りさばいていった。
日本からカナダに引っ越したときは、大きなものを個人売買する時間的余裕もなく、結局業者に引き取ってもらったのだが、2年ほどしか使っていない冷蔵庫すら二束三文にしかならなかった。乾燥機なんか、仕方なく廃棄してきたのだった。

それに比べると、北米では大抵のものはムービングセールであっという間に買い手がつく。個人売買のサイトもいくつもあるし。例えば、

UsedCanada.com
Kijiji
Craigslist

オタワ在住の日本人向け情報サイト Jottawa の掲示板もある。

個人売買のサイトをちょっとのぞいてみるとわかるが、日本人的感覚では「こんなの売れるのか?」という物でも堂々と売っている。そして、売れている。
おかげで我が家も処分したかったものは、ほとんど片付いた。面白かったのは、上記の個人売買サイトに掲載すると、平日の日中でも職場のメールアドレスを使ってどんどん問い合わせが来たことだ。明らかに官公庁系に勤務する人からの問い合わせも多く、のんびりした仕事振りが伺えた。軍服であらわれた強者もいたし。

あまりに早く芝刈り機を売ってしまって、庭の芝がひどいことになってしまった。
見かねたお隣さんが、

「シャッター開けておくから、芝刈り機いつでも使っていいわよ。」

と申し出てくれた。ご近所さんには本当に恵まれた家だった。
posted by りもじろう at 08:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | カナダの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月15日

家の売り方

さて、NZへ引っ越すにあたって、次にやることは2.カナダの家の売却である。

まずはエージェント選びが重要である。
不動産のエージェントの広告は地方紙から、看板から色々なところで目に付く。口コミ情報も重要である。
なので、適当に6人ほど連絡を取って、家を見てもらって査定してもらい、販売戦略について説明してもらった。
どのエージェントも基本的にかかる料金は同じである。売却価格の5%をとられる。
ダブルヘッド(売り手と買い手のエージェントが両方自分)である場合だけ4.25%になる、というエージェントはいた。

エージェント毎に戦略は色々であるが大きく分けると以下の3パターン。

1. 広告で売るタイプ
ネット、新聞で、やたらと広告をうつ。金はかけるが手間はかけないタイプ。もっとも多いタイプ。
これだと自分でできそうなので、何のためにエージェントに頼むのかちょっと理解しにくい。
そのため、エージェントに頼まないでプライベートで売る人もいる。
早く売るために査定価格は低め。

2. 自分の名前で売るタイプ
車から町中の看板広告、新聞、テレビで、家よりも自分の名前で売っていくタイプ。こちらも手間はかけないタイプ。
オープンハウス(週末に家を2時間ほど公開する)などもやらず、リクエストに応じて見せるというエージェントもいた。
最初だけは出て来るががあとは部下にやらせるようだ。こちらも早く売るために査定価格は低め。

3. 口コミ、オープンハウス重視タイプ
毎週でも、オープンハウスをして地道にバイヤーに見てもらうタイプ。広告も出すが、少なめ。
エージェント本人の知名度は低い。地域の住宅にチラシを入れたりもする。

オタワはこの不景気にも関わらず、不動産は上昇し続けており、幸い購入価格より10%ほど高い査定価格をつけることができた。
査定価格も一番高く、丁寧な対応であった3.タイプのサラという女性のエージェントに頼むことにした。

この人にやってもらってよかったのは、家のステージングである。
自分の家から家具やタオルや装飾品をどんどん持ってきてくれて、それをうまくつかって、なるべく生活感のないようにステージングしてくれたのである。
さらに、メインのバスルームがなぜかカーペットだったのだが、それでは売りにくいといって自腹で全面タイルにしなおしてくれた。
おっさんエージェントにはないきめ細やかさであった。

ただし、毎週末のようにオープンハウスをするので寒い日でも2時間ほど外に出かけなければならないし、オープンハウスのたびに大掃除をしなければならないのは疲れた。
労力をかけてなるべく高く売るのか、少しぐらい安くても、さっさと売りたいかでこのあたりは戦略が変わってくる。

買いたいという人が出てくると、カウンターオファーを出してくる。こちらからもカウンターを出して最終的な落としどころを探る。
バイヤーの連れてきたインスペクターが鋭い指摘をしていったため、壁、暖炉の煙突など家の修理に数千ドルかかってしまった。やはり家を買うときにはインスペクターを入れるのは重要である。

弁護士を通して、お金と鍵のやり取りをして、完了。

ちなみにこちらが家を買ったときのエントリー。

こちらが家売却時につかった写真。
9.jpg8.jpg7.jpg15.jpg6.jpg5.jpg4.jpg3.jpg2.jpg1.jpg11.jpg10.jpg14.jpg13.jpg12.jpg
これでも写っている部分は半分ぐらい。この家に2年住んでみての反省としては、あまり家が大きすぎると、使わないスペースも多いし、掃除も大変。家具も買えない。
まあ、エージェントにはカナダではミドルサイズって言われたが。

NZではどんな家を買うかな。
posted by りもじろう at 18:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | カナダの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

「会社の辞め方」へのコメント

会社の辞め方 その3」で、shiroさんから非常に含蓄のあるコメントをいただきました。

「会社が可哀想」とか「詐欺」といってる人は、このエピソードから「取れるところからは取ってやれ」、みたいなニュアンスを感じちゃったのでしょうか。日本だと退職にあたって就業規定をこまかく見て弁護士を立てて…なんていうのは珍しいでしょうからそう思われちゃうのかもしれませんね。

でも、感謝することと負担の境界をはっきりさせることは別の話です。時には、感謝している相手に対しても、対等な立場で交渉して線を引く必要があり、そしてまっとうな会社に対して個人が対等な立場に立つには専門家(弁護士)の力を借りることも必要です。ここらへんの区別が、日本社会ではなあなあにされることが良くあるなあと思います。

仕事をしてゆくなかで、「とりあえず」で手続きを曖昧にしたまま物事を進めることは良くありますが、物事が順調に行かなくなった時には前提に戻ってはっきり線を引き直す、という覚悟が重要です。そこをなんとなく流すと、たとえどちらも善意で行動していたとしても、力を持たないものの方が不利になりがちなんですね。

「会社が搾取」と聞くと、会社がまるで悪意を持っているかのように取る人がいますが、搾取というのは善意悪意の有無にかかわらず構造的に生じるものなんで、感情とは切り離して理性的に対応しないとだめです。感情に流されて構造的な問題を放置することは、その構造に間接的に加担していることになります。

ちょっと面白おかしく書いたので、ネガティブに捉える人もいたのかと思う。

組織に頼れず、個人として生きていくしかないことが明確な社会では、日々の生活の中で(訴えるまで行かなくても)この線引きを曖昧にすると、損するのは結局自分なのだ。これを早い段階で見切るべきなのだなあ、ということを今回の経験で感じた。
損というのは、金銭的な意味だけではなくて、自分の生きたいように生きられないことも含めて。

一方、組織ありきの社会では、我慢は美徳になったりもするので、その我慢の継続度は高いのだろう。なので、会社に申し訳ないと感じて、その個人の権利を自ら放棄することも本人の自由だとは思う。

shiroさん、ありがとうございました。
posted by りもじろう at 18:48 | Comment(10) | TrackBack(0) | カナダの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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