2008年01月10日

交渉決裂

昇給も交渉次第と、カナダ版正規労働者?のようなエントリーで書いたように、従業員と会社の関係というのは、日本のように主従関係ではなく対等な駆け引きなのだなあと考えさせられる。

さて、最近身近な人が会社を辞めることになった。
非常に優秀で、寡黙なタイプの彼。数学科卒で、実は弁護士の資格を持っていて、親が大学の教授。

個人的には好きな人だった。

別の会社の彼の友人が、たまたま空きが出来たポストに彼を誘った。
給料も今よりいい。

そこで彼は、そのネタをもって上司と話をしたのだという。

「もしこの給料と同じにしてくれたら、今のまま、ここで働こうと思っているんですが。」

上司「うん。それは無理だな。新しい職場でがんばりたまえ。」

以上。この上司、他の人に相談するとか無く即決だったらしい。

個人的には、ええ!この人切るの?という感想である。
交渉ごとはそう単純ではないのである。

まあ、確かに、これで誰でも給料が上がるなら、皆同じことをやるに決まっているのでそんな甘いものではない。

まあ、こんなやり取りが普通に行われていれば自立心もつくというものでろう。
posted by りもじろう at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | カナダの生活

2008年01月04日

北米仕様の冷蔵庫

リノベーションの一貫で、冷蔵庫も買い換えた。

こちらでは基本的に冷蔵庫や食洗器、オーブンなどはキッチンの一部であり、引っ越すときに持っていったり、持ち込んだりというのはないようだ。

なので、かなり古くなっていたのでこの機会に買い換えた。

冷蔵庫.JPG

フロントドアに氷と冷水の取り出し口があるのも一般的だ。

製氷機.JPG

氷も死ぬほど作られる。
氷.JPG

この冷蔵庫で約640Lである。
日本のだと、大きくても535Lぐらいまでが一般的なようなので、やはりでかい。

こちらの人は更に巨大な冷凍庫なんかも地下に置いていたりする。

さぞかし、こちらの冷蔵庫は消費電力も多くて無駄にエネルギーをつかっていることだろうと思って調べた。

年間消費電力で、618kWh/Year

松下の525Lのモデルで580KWh/Year
三菱の685Lのモデルで630kWh/Year

うーむ。大差なし。
白物家電は韓国勢は結構売っているが、日本製は殆どない。
省エネモデルで売り出せばいけるんじゃないかと思っていたが、少々拍子抜けであった。

こんな感じでドアの高さとかずれているのは当然だったりする。
展示品も大抵こんな感じだ。

冷蔵庫ドア.JPG

というわけで大雑把なのは間違いない。
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2008年01月03日

リノベーション

年末は忙しかった。

何が忙しかったかというとリノベーションである。
キッチン周りのリフォームをやった。

このキッチンが
キッチン

こんな感じでリフォーム。
イートイン用のテーブルと椅子も置いた。

NewKitchen.JPG

タイルやシンクもである。

NewSink.JPG

そして、ここには「匠の技」など、一切活きていない。

そう。それはDIYの世界である。
(カウンタートップはさすがに業者に加工・設置してもらったが)

シンク設置もシンク下の配管も冷蔵庫の氷用の配管、クックトップとダクトの設置まで。
バランスは妻の手縫いである。
バックスプラッシュの細かいタイルも妻が根性で張り詰めた。

うーむ。ソフトウェアエンジニアがだめなら、夫婦でこれで食っていくか。

興味深いのは、規格である。HomeDepotにいけば、大抵一つしか規格がないので、迷いは無い。
メーカー毎、モデル毎に変わるどこかの国の規格とちがって大昔から同じ規格である。

なので、誰でもパーツと工具を買ってくれば何とかなるのだ。

まあ、言うまでも無くPC-9801とDOS/Vパソコンの文化の違いということであろう。

そうなると後は値段勝負になるので、安くなるのは当然である。
モデルごとに色んな機能をつけて、違う規格で売り出してくるビジネスモデルとは対極にあるのだ。

とりあえず、規格だけは合わせておけ、その上で機能追加で差別化していこう、という文化なのである。

世界の標準規格で日本の規格が最近うまく行っていないのは、このあたりの統一規格を策定する進め方の慣れみたいなものが影響しているのかもしれない。
posted by りもじろう at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年12月20日

Out and about

娘が小学校から絵本を借りてきた。

読んでというので、読んで解説していたときのことだ。

この絵で固まった。

OutAndAbout.JPG

Out and about

昔、家庭教師をしていたときを思い出した。
答えがすぐに分からない問題を質問された場合に、与えられた問題や背景をすばやく判断をしながら、必死に何とか答えを見つけ出して解説して、体裁を繕う、あれだ。

がしかし、分からないぞ!

熊が暢気に歩いているのがOutで、寝ているのがAboutか!?
うーむ。意味不明だ。

幸い家庭教師でなく、自分の娘だったので、そこは適当に誤魔化す。

「『散歩して気持ちいいなあ』ってことだよ。」

次の日会社で同僚に聞いてみる。

「ああ。それは『外をぶらぶらする』って感じかな。なんかの表現の略なのかな。確かに変な文だよな。」

ほほー。

とりあえず小学校一年生からやり直せってことだけは確かだ。(涙)

そして文部省の英語教育に逆恨みしていきたい。
posted by りもじろう at 12:30| Comment(4) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年12月19日

カナダ版正規労働者?

今の職場には昇給も交渉次第で書いたロシア人よりもっと上手のカナダ人がいた。

彼は、二十代後半で若いのだが、とあるプロジェクトで顧客と何年にも渡って仕事をしてきた。
このプロジェクトに必要とする技術は、いまではすっかり古臭いものになってしまった。
で、担当者も少しづつ減っていて、社内で彼を含む二人ぐらいしか分かる人がいない、という状態までなったのだ。

とはいえ、顧客はまだこの技術を使い続けており、売り上げに貢献している。

さて、そんな状態になって、彼は自分の会社を興した。

「これからは会社からコントラクトとして契約させてもらいます。」

といって契約ベースで仕事を請けることにしたのだ。

一般的に社員より対会社で契約したほうが、収入はよい。
会社なので必要経費も色々処理できるというわけである。

「正社員って言ったって、どうせいつクビになるか分からないからな。会社にとって重要な技術を掴めば、契約でもそう簡単に終わりにできないし、こっちのほうが効率的だろ。」

若いのに非常に戦略家である。

池田信夫氏のフリーターを「正規雇用」にの中の

『不安定雇用という虚像』という調査も示すように、フリーター自身は必ずしも自由な雇用形態を不安定とは思っていない。IT化・グローバル化した現代のビジネスでは、Dan氏のような自由労働者が「正規労働者」で、終身雇用のサラリーマンが「非正規」なのである。

とある。この彼こそ正規労働者というところか。

この彼、優秀でやり手でありながら、残念なことにこれまでのところ、あまり女性にもてないらしい。こちらのほうの戦略は手薄のようである。
posted by りもじろう at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年12月13日

カナダの家のガス暖房

クマデジタルさんに対抗してカナダの家で使われている家電製品を紹介してみよう。

まずはガス暖房である。(いきなりデジタルじゃないが)
地下のファシリティルームに置かれている。
暖房.JPG
これだけ見ても、よくわからない。

ダクト.JPG
スパイ映画にでも使えそうなダクトが伸びる。
右奥のタンクは給湯器だ。勿論瞬間湯沸しなどではない。


これのおかげで朝晩まったく寒さを感じない。よく、日本の家のほうが寒いという話は聞いていたが、そのとおりであった。
窓ガラスは3重になっており、機密性もよいようだ。

日本で住んでいたマンションや一戸建てのミ○ワホームなんかでは常に結露でビショビショであり、カビ生えまくりで困ったが、こちらではそんな心配も無い。

さらに空気清浄器もこんな感じで巨大なのであった。
空気清浄機.JPG

これでも電気代・ガス代が日本にいたときと比べて飛びぬけて高いというわけでもないので不思議である。

そんなわけでこちらの人の環境への意識も日本人とは違ってくるのでしょうなあ。
posted by りもじろう at 11:24| Comment(3) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年12月12日

カナダ人の何気ない一言

職場のカナダ人と他愛無い会話をしていたときのことである。

彼はパフォーマンスが悪いということで一度レイオフになった経験がある。
その後、別の部署で手が足りないというので再雇用された。

このあたり、日本人的には世間体とか、プライドとか考えてしまうので再雇用されること自体ありえない気がする。
まさにこういう恥も外聞もない生き方が人間ではなく人なのか?
ちょっと真似できない。

そんな彼との会話である。

「もうカナダに来て4ヶ月以上経つだろう。どうだい今までのところは?」

私「ああ。職場も、住環境も非常に快適だよ。妻も近所で友達も出来たし、子どもも学校とか楽しいみたいだし。」

「仕事もリラックスして出来るからいいだろう?
日本じゃ、毎日残業残業で大変なんだろう?」

私「ああ。そういう意味じゃ、こちらの生活はちゃんとメリハリがあって過ごしやすいよ。
ただ日本は残業は大変なんだけど、正社員はクビになることはないんだよ。」

「え、そうなのか。じゃあパフォーマンスの悪いやつはどうするんだ?」

お前が言うな。

私「うーん。自分からやめるようにつまらない仕事をやらせるとかかな。会社が積極的にはクビにはできないんだ。」

「へー。そうなのか。」

私「日本で働きたくなった?」

「Never. Because we work to live. We don't live to work.
(ありえんよ。だって人は生きるために働くのであって、働くために生きてるわけじゃないからな。)」

うーむ。そりゃそうなんだが。
posted by りもじろう at 11:04| Comment(1) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年12月11日

渡辺千賀さんからのコメント!

はしゃぎすぎなタイトルすいません。

千賀さん、はじめまして。

夫婦で愛読させていただいております。
シリコンバレーにいた頃は、ニジヤでばったり会わないかとか夢見ておりました(笑)。

そして、昨日たまたま妻がこちらのビーフシチューを作ってくれたところでした。

コメントありがとうございました。

さて、私はカリフォルニア住まいで、ダンナはアメリカ生まれの中国系二世です。彼の親は大学院で中国からやってきた人たちゆえ、激しくなまってます。何言っているかわからないので生返事でごまかすことも結構アリ。ちゃんと英語で親と対話が成立するだんなに感嘆します。さて、ダンナは5歳まで中国語で育ち、突然
「英語が上手くならないと学校で落ちこぼれる!」
とあせった親が、家庭内会話も全て英語に切り替えた、というバックグランド。むちゃくちゃな発音を聞いて育ったわけです。が、結果としては、ダンナ本人は、残念ながら殆ど中国語はできませんが、英語は完全・完璧・十二分にネイティブです。


うーむ。この割りきりができるかである。
昔グアムで日本人母とチャモロ人父の息子の家に世話になったことがあった。
このお母さん殆ど英語が出来ないが、息子は英語しか出来なかった。
そんな親子もあるのかーとショックしたものだ。ここの場合、夫婦の関係が成り立つのもある意味すごいのだが。

個人的には娘たちとは日本語で会話したいし、日本人としての帰属意識も持っていて欲しいと思っている。


しかし、言語力というのは、個人差が相当あるようで、人によっては全ての言語がどっちつかずになるようですね。完璧に操れる言語が無い状態な知り合いもたくさんいます。。。。難しいですね。

(私の知り合いで、やはりアメリカ人と結婚している日本人の人がおり、長女は普通に英語・日本語バイリンガルなのに、次女はどちらもちょっとイマイチなので専門家に見せたところ、「聞いた音を反復する能力が劣っているので、2言語は無理かもしれないから英語に集中した方がよい」と言われたそうです。個人差、ですね・・。)

中島氏の本にもこうある。
現地校で学ぶ海外子女が一応会話が出来るようになるのに、約2年はかかるといわれていますが、それには大変な個人差があります。ある学者の説によると、約2年から5年ぐらいの個人差があるそうです。
ちなみに、私自信が調べたトロント補習校児童の会話力の伸びを見てみると、(中略)4-5年経っても、思うように伸びない子どもがいるのがわかります。


となると、両言語を発達させる大成功パターンか、両言語とも未発達のパターンのハイリスクハイリターンであるともいえる。

中島氏の結論としては、本の読み聞かせや、一対一のコミュニケーションを十分とるなど、年齢相応の対応を親が母語でしっかりしてやることで二言語習得は難しくないのだという。

両言語とも未熟な場合は、母語が十分に発達しないままの状況で第二言語に触れて、言語の根づくりに失敗しているためだという。
千賀さんの旦那さんやお知り合いのお嬢さんのように、親の母語を捨てて、英語で根づくりをする、という思い切った決断が出来ない場合に起こるのだろう。

一方で3ヶ国、4ヶ国語を自由に操る人も知り合いも大勢いる。韓国人の友達とそのお嬢さんもそうだ。

娘二人にはまずはハイリターンで挑んでみたいところだ。
(娘で実験すんな)
posted by りもじろう at 12:08| Comment(0) | TrackBack(2) | カナダの生活

2007年12月07日

日本人と英語の関わり方 その3

二言語の到達度と帰属意識には面白い相関関係があるという。

この調査はカナダ育ちの高校生・大学生(日本からの移住者子女)を対象に、語学力と帰属意識との関係を調べたものです。
語学力テストの結果、
(一)英語も日本語も強い(両言語高度発達型)
(二)英語の方が強い(英語ドミナント型)
(三)日本語の方が強い(日本語ドミナント型)
(四)英語も日本語も弱い(両言語低迷型)
という四つのグループに分かれたのですが、特記すべきは両言語が高度に発達した(一)の「両言語高度発達型」の若者たちでした。彼らは違和感なく二つの言語が使いこなせるばかりでなく、「日本人」とか「カナダ人」とかの枠を超えた新しい「国際人」と言えるような、新統合型の帰属意識をもっていました。
早くから外国語に触れて育つと、二つの文化を比較することが可能になって、@高度の異文化理解が可能だし、A社会的態度においても柔軟性を持つようになるし、またB他の文化・民族グループに対して寛容な態度をとるようになると言われていますが、このようなプラス面も、語学力がかなり高度にならないと現れないようです。スポーツにしても、ピアノやバレーの稽古事でも同じことですが、根の深いスキルほど子どもの人間形成には影響を与えるわけです。


最近ではOECD学力調査の結果を受けて、ゆとり教育の失敗が取りざたされている。

日本より授業時間が少ないフィンランドが前回に続き、最高位を獲得しているとはいえ、現状では授業時間の回復しか打つ手がないのが現状だ。


うーむ。意味がわからん。そこが一番気になるところだろう。
授業時間の回復で、詰め込み教育を復活させれば元に戻るのか。
なぜフィンランドが成功しているのかをちゃんと検証しようとしないのだろうか、このニュース記事書いた人。

おそらくフィンランドでは家族が一体となって子供の教育に取り組んでいるからだろう。
そういう社会的構造の問題点なども検証していくべきではないのか。

授業時間だけ増減しても本質的な問題は改善しないと思う。中島氏の言うような人材育成を国や地方自治体で率先して進められれば、これからもリーダーシップをとれる国として日本は存続できるのではないのだろうか。

以前TOEIC関係のエントリーで「TOEICのスコアは他国はエリートだけが受けていて、日本はレベルの低い人も大勢受けているから、点数が低いのは仕方がない」、というコメントも多くいただいた。そのとおりだが、日本は総体として、そういう他国のエリートと戦っても勝ってこれたからこそ、これまでの繁栄があったのではないのかとか思う。
それをあっさり、それは仕方がない、というのでいいのかなあ。

などと、えらそうなことをいいながら自分の娘たちもろくに育てられなかったら冗談にもならない。肝に銘じる意味で、このエントリーを書いておこう。

娘たちが大きくなったときにこのエントリーを見てどう思うかな。
posted by りもじろう at 11:56| Comment(3) | TrackBack(2) | カナダの生活

2007年12月06日

日本人と英語の関わり方 その2

外国語の習得には、実は母語の習得こそが重要であるというのが中島氏の結論である。
そのためには、親のサポートが欠かせないという。しかし、このサポートを間違ってはいけない。

親の役割として一番大事なのは、家庭で親が自信のあることば(日本語)で年齢相応の話題についての話し合いの場を絶やさないことです。このコミュニケーションのチャネルを保つために、日本語をしっかり保持することは長い目で見て、どの年齢の子どもにも、また海外滞在が何年になっても大切なことです。
親が家で英語を使って子どもの現地校への適応を少しでも早めようとするのは、一時的にはプラスになるかもしれませんが、長期的に見るとマイナスの面が大きいのです。特に親が英語力に自信の無い場合は、なおさらです。
現地校の先生の勧めもあって、家で母親自ら英語を使うようにしたのです。忠君も考君(7歳)も英語で何とか反応するようになったのですが、困ったことになったのです。母親の英語の訛がそっくり身についてしまい、ネイティブには通じない英語だったのです。

英語使用型の忠君の母親のように、英語を家で使うと一見それだけで英語の習得が早いように見えますが、よほどネイティブに近い英語でないと、一度習ったものをまた習いなおすという無駄をすることになります。その上に、英語の習得の基礎となる日本語力を奪ってしまうことになるので、子どもにとっては大変な損失になるわけです。


これは私も経験がある。

PC060014.JPG娘がカタカナの勉強をしていたときだ。
娘「シリーってなに?」
私「ああ、それはツリーだよ。ツリー。」
娘「ツリー?ツリーって何?」
私「え、ほら、クリスマスツリーとかいうだろ。」
娘「クリスマスツリー?何それ」
私「おいおい、ほらあれだよ」

娘「Oh! Christmas Tree!」

私「....」(心の叫び:少しは想像力働かせろこの馬鹿娘。後頭部膝蹴りかますぞ!)

私「そっ、そうだよ。Christmas Treeだ。日本語ではツリーっていうんだよ。ていうか日本語では木だ。」
娘「そっか、Christmas Treeはクリスマスツリーなんだ。」

なので、日本人の下手くそな英語は全然違う言語なのである。

英語の自信の無い方は、くれぐれも気をつけましょう。
(しかし、スーパー日本語英語で子どもに話しかけ続けている日本人を私は多く知っている。)
posted by りもじろう at 12:33| Comment(3) | TrackBack(2) | カナダの生活

2007年12月05日

日本人と英語の関わり方

先日偶然再会した韓国人の知人から面白い本を借りた。

言葉と教育 中島和子(トロント大学教授・カナダ日本語教育振興会名誉会長) 
海外子女教育振興財団というところから出ていて、Amazonでは見つからなかった。

「海外で子どもを育てている保護者のみなさまへ」
というサブタイトルがある。

かわりにこういう本は見つかった。

バイリンガル教育の方法―12歳までに親と教師ができること
中島 和子
4757402821


今回読んだ本は、どうやって二ヶ国語の習得を成功に導けるか。子どものアイデンティティをどう育成していくか、がテーマとなっている。
研究成果を元に客観的な分析がなされている。

まず重要なのが母語(日本人にとっての日本語)がいかに重要かという説明がある。

あのヘレン・ケラーの話にもあるように、初めて「水」ということばを覚えるためには、流しの水、プールの水、雨の水、コップの水、シャワーの水などいろいろな形の「水」をまずは実際に体験しなければなりません。この体験を通して、子どもは「ハハー、こういうものを水っていうのかな」と見当をつけ、実際に使ってみては、人の反応を見ながら確かめる-というような過程を経て「水」ということばが定着していくのです。

中略

外国語、第二のことばの場合どうでしょうか。この場合は、初めての言葉を習うときに必要だった体験全部を繰り返す必要はありません。"water"ということばを覚えるのは「水」よりずっと簡単なのです。


0-4歳の時期に海外に出た場合、母語の発達がうまく行かないことがあるという。この状況で、両方の言語の発達が不十分になってしまう恐れがある事例が挙げられている。

下の娘はまさにその年齢である。
母語の発達がまずは重要なのである。なるほど。

そして面白い話があった。

母語に加えて外国語に堪能になるためには、幼稚園から初めて約5000時間必要だといわれています。

(英語が第一言語でフランス語を学ぶ場合のため、日本語ー英語ではそれ以上が予想されるとのこと)

またある日本人学校では小学校から週何回かの英会話の授業を設けているようですが、これも直の交流と組み合わせであれば、効果があります。が、教室の中だけでは、ネイティブの教師に教わっても、そんなに上達するということは考えられません。1年から6年まで週3回英語の授業があったとしても全部で500時間にもならないからです。


最近では小学校5,6年で週に一時間英語の授業をやる学校もあるようだが、まあその効果も怪しいもの、ということであろう。

日本の中高生の、中途半端な先生による、中途半端な英語の授業が、いかに日本人の英語上達に貢献していないかは実績の通りである。
これらの授業による目標とか、達成レベルとかがしっかりと定義されていない状況なのだから仕方もあるまい。

私は大学で第二外国語でドイツ語を選んだが、今は何も覚えていない。
こういう無駄な、見せ掛けだけの教養を強要するのはいい加減やめればいいのではないのか。
日本人も英語が不要だと思う人に勉強させる必要は一切ない。私のドイツ語と同じ運命をたどるだけだ。時間の無駄というものだ。

自分の子どもには必要と思う親は、5000時間が必要だという実績ベースで作られた合理的な方法論を子どもに適用すべきなのである。

その中途半端な英語の授業でもある程度出来ている人もいるではないか、という意見もあるだろうが、それはあくまでも個人個人の気合でやってきた部分であろう。

興味深いテーマなので、続けます。
posted by りもじろう at 12:24| Comment(1) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年12月04日

ストーム

昨夜の雪で、積雪は数十センチは増えた。

5cm以上ふると除雪してくれるサービスを頼んでいる。
早朝に近所の家々を除雪車が忙しく回っていた。
除雪.JPG

いつも通りバスで出社した。普段より20分ほど時間がかかった。
オフィスでは暫くしても、半分以上の人が現れない。

そのうちにメールが届く。

「今日は悪天候なので、自宅で勤務します。」

マネージャクラスは全滅であった。

うーむ。確かに雪は多いが、それほど悪天候とも思えなかったが。
しかも、通勤時間は私が一番かかる(バス40分)ところに住んでいるはずなんだが。

ジャパニーズビジネスマン的には台風でも出社するのが当然であり、公共の交通機関が機能しているうちは何の問題も無い。

雪慣れしているはずのこの地域の人間が、この程度の雪でさっさと自宅待機してしまうんですなあ。

妻は近所の奥さんに旦那が出社していったといって驚かれたという。
例年より一月は早いストームだそうだ。

後で知ったのだが、今日はストームで小学校は休校であった。
知らずにバス停でスクールバスを待っていたのは妻と子どもたちだけであったという。(一家であほ全開)

その後、近所の子どもたちと遊びまわっていたらしい。
snowkids.jpg

子どもは逞しい。
posted by りもじろう at 11:13| Comment(4) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年11月28日

すごい偶然

上の6歳の娘は土曜に日本語学校に通わせている。
何人か仲の良い友達が出来て、日本語で話しが出来るのでうれしいようだ。

どうやらうちの娘を除いてそこに通っている子どもたちの両親はカナダ人と日本人の国際結婚である。
そのうちの一人のSちゃんが娘と仲良くしてくれていることは前から聞いていた。

授業終了時に家族で迎えに行ったときのことである。

授業が終わるの教室の外で待っていた私の目の前を、どこか昔に会ったことのある女性が通り過ぎた。

「あれ?」

その瞬間、目が点になりつつも、私の脳は過去の記憶をたどる。

向こうも私の顔を見た瞬間同じ表情である。

「あ!」



私は大学生の時、留学生専用の寮に出入りしていた。
そこは良心的なオーナーが留学生だけに安い家賃で部屋を貸していた寮であった。

色んな国の人たちと交流できるのが楽しくて、パーティーなんかのイベントがあると参加させてもらっていたのだ。
その留学生の一人であった韓国人の女性だったのだ。

なんと驚いたことに、その彼女こそが、娘に仲良くしてくれているSちゃんのお母さんだったのだ。

「なんでオタワに!?」

当然、同じ質問を発した。

彼女の経緯はこうである。

彼女は、当時から韓国語は勿論、英語、日本語に堪能で私と同じ大学に留学してきていた。
そして、さらにフランス語を学びたいということで、同じ寮で知り合ったフランス語系カナダ人にフランス語を教えてもらっていたのだという。
その縁で、その人と結婚することとなり、オタワに7年前に引っ越してきていたのだ。

娘には、普段韓国語で話をして、学校の授業はフランス語、週末は日本語を習わせているという。
英語はこれから学校で学ばせるということだ。

彼女は、そんな経験から子どものマルチリンガルについての言語学の本を2冊出版しているのだという。
カナダ人と韓国人の子どもが、母国語と英語以外に日本語も学んでいるなんてすごい。

しかしこんな日本人の殆どいない街の日本語学校の、たまたま娘が友達になったSちゃんの母親が、私の知り合いだったとは。

人生何があるか分からないものである。
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2007年11月27日

カナダの冬も悪くないかも

先々週まで、こんな感じで賑やかな庭先であった。

bird.JPG
殆どの野鳥たちが旅立って行った次の日、あっというまに銀世界である。

snow.JPG
うーむ。クリスマスへのカウントダウン!って感じですな。

慌てて雪かきの道具を買ってきた。
子どもたちは大喜びで外で走り回っている。

雪合戦でもしようかと思ってもサラサラの雪で固めることもできない。

庭先は、ゴルフ場に向かってスロープになっている。
子どもたちはここでソリで滑って大喜びだ。

雪かきをしていたはずの私であったが、いつのまにか子どもたちと一緒にソリ遊びに興じて、気付くと大汗かいてぜーぜーいってたりする。

一方、妻の視線は冷たい。

まあ、寒いのは絶対にいやだとか、ニュージーランドに心が行ってしまった妻であるが、ここのところの寒さでもご機嫌のようなので、カナダの冬も何とかなりそうである。
案ずるより産むが易しということかな。
posted by りもじろう at 11:36| Comment(1) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年11月22日

昇給も交渉次第

成果をどうやって測るかというのは難しい問題ではある。
結果を出しても満足に評価されない場合もある。

今一緒に仕事をしているロシア人がいる。

彼は非常に優秀で、周りの人間もそれは十分認めるところである。

さて、その彼が面白いことを言っていた。

「前回のレビューの時に、給料上げろって交渉したんだ。
その前のレビューのときも言ったんだけど、大して上がらなかったから、レビュー前に他の会社からオファーとってね。
その時の給料よりもいい額を提示してもらったんだ。

だから、レビューのときに、その書類持っていって

『この額より多くしてくれなかったら、今すぐここで、この書類にサインするぞ』って上司にいってやったんだよ。

そしたら希望どおりの額にあげてもらえたよ、はははは。」

うーむ。これはちょっと真似できない。

エンジニアも、このぐらい強かに生きるんですなあ。
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2007年11月21日

「仕事は7.5時間で終わらせる」への質問

仕事は7.5時間で終わらせるというエントリーに結構な反響があったので、コメントの疑問などに答えてみます。

実際どのくらい効率的なんでしょうか。またどうやって効率を計測しているんでしょうか。その辺を詳しく知りたい!

アウトプットを定量的に測ることができる、ということか?永遠の課題に思えていたけど。

人それぞれで違う業務を行っている以上、アウトプットを正確に計測するというのは、こちらでも難しい問題です。
ただ、だからといって労働時間で測ることはないです。

長い会議は誰のためにあるのだろう。残業代稼ぎか?

偉い人への丁寧な説明のために多くの時間を割いていた気がします。

進捗報告用エクセル命の某社とはえらい違いだ。

はい。前職の関係者ですか?

立って会議するのはよさそう。でもちょうどいい高さにテーブルがない /立ち話の延長なのでいらないのかな?

テーブルは使っていません。報告だけなので。
ホワイトボードのみです。

実践してみるなら結構大きく周囲を巻き込む必要あり。自分だけってわけにはいかない。定例会議とか役職者のひまそうな人たちが好むものだから、その辺から意識改革していかないと。

まずは管理のためのワーキングスタイルを強いるマネージャをどうにかせねば。無駄な時間が多すぎる。

役職者の暇そうな人の相手が一番の無駄な気がします。
現職では、そういう人は残りません。

日本は国をあげてやるなりしなきゃ、今のままだろうなぁ…。疲れを残したまま繰り返しても、効率悪いだけなのに。

こちらでまじめに7.5時間働くと、結構疲れます。
これ以上残業しても効率が上がらない気がします。残業できる環境っていうのは実は..

日本の会社は、まだまだ「どれだけ働いたか」で評価されている気がする。量の評価になると効率は二の次なので、無駄が生じる可能性が大きい。とは言ってもうちの会社も土曜日出ている人多いんですが・・。

前職でもそうでした。
クビに出来ない社会では当然と言えば当然でしょう。

戯言としか思えん。お前が仕事を好きじゃなくて、かつ仕事の内容がヌルいだけだろ

GoogleとかMicrosoftのような会社の第一線でやっている人のコメントであれば、おっしゃるとおり。
皆が世界最高峰の会社で、素晴らしくエキサイティングな仕事をしているわけではないので。
仕事以外の生活も重視しているのです。

私はIT企業いわるゆSIerの会社に勤めておりますが(SEではなくスタッフです)、海外のSIerの会社も、このような労働時間で作業されているのでしょうか?日本だとSIerは、お客さまのプロジェクトルームに受注して毎日深夜まで労働しています、、、、


現職ではSIerではないのでわからないですが、なるべく進捗報告のなかで遅れが出ている場合は早めに確認して、リソースを追加してます。
あと、仕様書とか開発内容がはっきりしないうちからざっくり受注するとかはないようです。(対日本企業除く)

>評価はその時間でどれだけアウトプットが出せたかで決まる。
同じようなことやらせて結果に差があれば、できない奴は最終的にクビってことでしょ?
できない人にとっては残業がないんじゃなくて残業代なんて出ないってことだね。
厳しいな。やりたいことではなく、まずは平均以上にできることを仕事に選ばなきゃ。

会社にもよると思いますが、やはり出来ないと見なされるとクビになります。
ただ、現職では少なくともクビを恐れて残業する人はいないです。

素朴な疑問ですが、マイルストーン、リリースなど守らねばならないポイントが守れない場合も、あくまでも7.5時間?
そういう場合は、チームの責任者が責任とった上で(評価が下がる)リスケする、とかで根性論は入らないということでしょうか?
やはり根性論は入らないです。単発の残業はあるものの、基本的にはリソースの投入を行い、それでも無理なら、リスケを行ないます。

という感じである。

現職の会社も今まで何度もリストラ・レイオフを乗り越えてきてる。
だからといって、クビを恐れて残業しまくる人もいないし、いい評価を期待して残業しまくる人もいない。
つまり会社が潰れるよりも自分が首になるよりもいい評価を得るということよりも、7.5時間以内で仕事を終わらせるということがプライオリティが高いという感じがする。(というか当たり前のことと)

これは逆に考えるといつでもクビにされる現状があって、(例えばいい成果を出していても、会社にとって成長領域でない分野であるとかが理由で)そういう状況では、会社にたいして「魂まで売り渡すつもりはない」ということではないだろうか。別の職場もすぐ見つかるし。

なので、逆に会社に不満があるとすぐに転職をする傾向もある。
そういう意味で需給バランスがあっていて、上下関係ではないといえる。


こう考えると日本では失業するという状態を過剰に恐れているのか周りの目が気になるのか、そのために自分を殺して仕事をしているのだなあと思う。
カナダの人たちは、現状の生活レベルが極端に下がることをしてまでその仕事を確保したいとは思っていないようだ。

で、日々を楽しそうに過ごしている。見習いたいところである。
posted by りもじろう at 12:48| Comment(3) | TrackBack(1) | カナダの生活

2007年11月16日

オタワ人のフランス語

オタワは首都であり、ケベック州と川を跨いでの距離にあるため、まともな職業につきたい人は公用語である英語・フランス語のバイリンガルでなければならない。

よって英語圏の人たちのフランス語の習得方法については、外国語学習の一つのケーススタディになるかと思う。

まずEarly French Immersion プログラムの場合、5-6歳から学校の全ての教科を100%フランス語で行う。3年間は100%フランス語で行い、段階的に英語での授業を増やしていく。12-14歳で50%となる。国語としての英語の授業がある。

Late French Immersionの場合、13歳以降でフランス語での授業となり、最高75%がフランス語で行われる。

その中間にはMiddle French Immersionというのもある。

他にCore FrenchプログラムというImmersionでない編成もある。
この場合、一日40分のフランス語の授業がある。主にOral Frenchを学ぶのだ。
上の娘はこれだ。これでも3ヶ月にして、フランス語のアニメ番組で言葉をある程度拾っているから恐ろしい。

日本語と英語の距離と比べれば英語とフランス語の距離は近いだろうと思うが、それでもこれぐらいのことが必要なのだろう。

日本でも小学校から英語の授業が取り入れられつつあるようだが、5,6年生で週に1回程度だ。

オタワのやり方がいいなあと思うのは、選択肢が色々ある、ということに尽きる。

親と本人がどういう授業を受けたいかを考えて、選べるようになればと思う。

やはり日本語が大事、という人は英語の授業など受ける必要はないし、英語を学びたいと思う人には、100%英語での授業というのもありだと思う。

例えば、地方自治体などで、そういう多様な仕組みを率先して導入すれば、地方の特色が出て、人も集まる可能性があると思うのだがなあ。



 
posted by りもじろう at 12:42| Comment(3) | TrackBack(1) | カナダの生活

2007年11月14日

日本人の英語

以前、カナダ人に指摘された話である。日本人は英語下手すぎなんじゃないのかと。

中国人も最近は凄い上達しているという指摘であった。

それを裏付けるデータをたまたま見つけてしまった。
(pdf)
toeic1.jpg
この5年でスコアが伸びていないのは日本だけだ。
受験者数は倍。


この記事によると
ここで、いったいわが国の英語教師のTOEIC スコアはどんなものだろうと気になり、調べてみました。その結果、TOEIC業界で有名な千田潤一氏が「日本の論点2003」の中で、高校が720、中学が655という数字を明らかにしていることがわかりました。


だそうだ。

英語教師がこの点数であるのだから習っている生徒は普通に学習しているとそれ以上にはなりえないだろう。

せめて英語の教師ぐらいTOEIC900点ぐらいを基準にできませんか。
プロの英語教師って英語ばっかりやっているわけだし。
posted by りもじろう at 13:51| Comment(17) | TrackBack(1) | カナダの生活

2007年11月13日

仕事は7.5時間で終わらせる

今のカナダの会社では5時にもなると半分以上の人間が帰る。
原則7.5時間働けばいいというルールなので、朝早く来る人は当然早く帰る。

7.5時間以上がんばっても評価される仕組みではないのだ。
評価はその時間でどれだけアウトプットが出せたかで決まる。

これは私がシリコンバレーにいたときの現地のメンバーも同じような感覚でやっていたので、北米的には普通なのかもしれない。

なので、時間内に何とか終わらせようという気持ちがそこここで感じられる。

この3ヶ月で見た感じだと、その工夫の一つにはミーティングへの時間の割き方が日本とは違う。

・基本的には定例会議はない。
・ミーティングは30分単位が基本。
・重要かつ急ぎのプロジェクトの場合、毎朝進捗確認はやるが、15分程度。立っておこなう。
・2-3人での、ちょっとした相談や、決断は担当者のキューブへ押しかけて行う。
・その際も、異常に早口で、即決する傾向あり。
・Wikiなどでドキュメント化して情報共有に努める。
・社内ミーティング用のプレゼン資料を一生懸命作るやつはいない。
・ただしマイルストーンになるドキュメントだけはしっかりつくる。それがないと次に進めない。
・責任者ははっきりしている。
・なので関係ない人は巻き込まない。(メールも入れない)

といった感じだ。
さらに思ったのは、根性論は一切ない。一日7.5時間で出来ないことは出来ない。
その範囲でどうすれば効率的に結果が出せるかだけを追求する。
休出とか、考えたこともなさそう。

多分彼らにとって、こういう労働時間の感覚は、一日三回は飯を食うとか、夜は寝るとか、そういう当たり前の感覚の部類に入っているのだと思う。
韓国の半導体のエンジニアが正月以外休み無く働いているというのを昔聞いたときに、さすがにあほかと思ったが、まあ彼らにしてみれば、そういう感覚なのだろう。

残業している人もいることはいるが、大抵本当に好きでやっているようだ。

こんな話、効率を上げることが重要ではない日本の労働環境では意味の無い話なのであることは承知しているのだが..
posted by りもじろう at 13:06| Comment(8) | TrackBack(14) | カナダの生活

2007年11月08日

海外生活での必需品?

海外に移住してみたいが、xxが無いのは困るので..
という人も多いかもしれない。

そのxxの代表的品といえば、こちらだろうか。

washlet.jpg

シリコンバレーぐらい日本人の多いところだと売っているらしいが、オタワぐらいになると手に入らない。

そこで、引越荷物に入れておいた。うまく使えるかはまったく不明だったが。

家の4つのトイレのうち、ゲスト用と子供用のトイレに、持ってきたTOTOとNationalを導入してみた。

どちらも便座は難なく設置できた。

問題は配管系であった。
同梱の配管では規格が合わなかった。

ただ、こちらの給水管からの分配用とそこからの接続用の管は専門店で入手できた。

TOTOの場合いたってシンプル。

TOTO.JPG
Nationalの場合、便座への配管がメーカー独自の仕様のため、少し複雑。
National.JPG

あと、気をつけたいのが、こちらのトイレは便座がシャワーと併設のため、電源が取りにくい。
このため、配線の取り回しはちょっと大変だ。
これがウォシュレットの普及を妨げている原因の一つかもしれない。

さらに、念のため変圧器500Wをかましておけば安心。
(掃除機、炊飯器の類は変圧器無しでも今のところ問題なし)

というわけで、ウォシュレットが無くて海外移住(北米限定)を躊躇している人は、これで問題ないです!
posted by りもじろう at 11:29| Comment(1) | TrackBack(0) | カナダの生活
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