2009年03月28日

カナダ永住権取得!

カナダに移住してからすぐに永住権の申請をした。
カナダに来てすぐのタイミングで、ニュージーランドの永住権がとれたのだが、それから1年以上かかった。

妻が永住権取得までの道程をまとめてくれたので、ここに転記しておこう。
カナダのほうもニュージーランドの永住権同様「Skilled worker」クラスというのがあって、職歴や学歴に応じたポイント制になっている。
すでにカナダで職を得て働いているので、ポイント的には問題なく、運良くカナダでも永住権を取得できたので、これまでの話を一旦まとめ。
時間軸は申請書類提出を基準にしてます。

5ヶ月前・IELTS受験(1年以内のスコアを提出しなければいけないので、2年ぶり2度目の受験。
・出身大学から英文の卒業証明書と成績証明書を取り寄せ。(配偶者の学歴もポイントになる)
・在籍していた会社から英文の在籍証明書、給与証明書を取り寄せ。個人事業主としては納税証明書を税務署に発行してもらい、英訳。
・スキル証明のため英文で推薦状を用意し、前職の上司にサインしてもらう。
2ヶ月前・無犯罪証明の申請(18歳以降に半年以上居住した国)
 日本の分は日本大使館で指紋を採取して申請。(処理期間は約2ヶ月)
 アメリカの分は、FBIだけではなく、カリフォルニア州警察の証明も必要。指紋採取サービスを探し、FBIと州警察に送付。(しかし、FBIのほうは指紋がなぜか途中で紛失、州警察のほうは専用の用紙を使えということで、いずれも指紋を取り直し。)
・出生証明書と結婚証明書
 日本大使館に戸籍謄本を持って行き、英文の証明書を発行してもらう。
1ヶ月前・銀行の残高証明
 日本の銀行からも英文の明細書を発行してもらう。
0.5月前・必要書類が揃ったので、公証人(notary public)にコピーを作って公証してもらう。
 (無犯罪証明書とIELTSレポートはオリジナルが必要)
0・アメリカNY州Buffaloのビザ・オフィスに申請書類一式を送付。
・IELTSレポートをBuffaloに送付してもらうよう日本のブリティッシュ・カウンシルに依頼。(レポートはブリティッシュ・カウンシルから提出先に直接送付する決まりらしい)
2ヶ月・そろそろファイルナンバーが届く頃かな、と待っていたら、送付した申請書類一式がそっくりそのまま返却されてきた。
・日本から送ってもらったはずのIELTSレポートがない、ということで、差し戻されたらしい。おそらくビザオフィスで紛失したのだろうけど、仕方がないのでブリティッシュ・カウンシルに再発行してもらう。
4ヶ月・ファイルナンバーが届き、E-CASで「In Process」というステイタスを確認。
9ヶ月・ファイルが Buffalo からニューヨークのオフィスに転送される。
11ヶ月・ニューヨークのオフィスからレターが届く。「面接は免除されました。指定医で健康診断を受け、Right of Permanent Residence Fee(RPRF) を支払ってください。」
12ヶ月・健康診断を受診し、そのレシートとRPRFのチェックをニューヨーク・オフィスに送付。
・その10日後、「健康診断のレシートは受け取ったが、同封されているはずのRPRFのチェックがありません。」というメールが届く。また紛失か。。。仕方がないので先のチェックをキャンセルし、新しくチェックを用意して再送付。
1年2ヶ月E-CASで「Medical results have been received.」という一文が追加される。
・その1週間後、パスポート・リクエストが届く。レターには「The officer determined that you are eligible for immigration to Canada...」とあった。
・すぐにパスポートと写真(各自4枚)をFedexで送付。
・2週間後、E-CASのステイタスが「Decision Made」になっているのを確認。
1年3ヶ月・ニューヨーク・オフィスから永住ビザ付きのパスポートが返送。
・8ヶ月以内にランディングすればResidence Permitとなる。
すぐに近くのボーダーに行ってランディングを完了した。
IELTSのスコアが届かないとか、チェックが入ってないとか、(こちらは何回も確認して送っている。)カナダ移民局はありえないグダグダっぷりであったので、時間が通常よりかかってしまった。

さて、これでいつでも今の仕事を辞められるということになったわけである。

どうするか。

posted by りもじろう at 10:27 | Comment(5) | TrackBack(0) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

NZ旅行!

年末はNZで素晴らしい休暇を過ごした。

20081204_30s.jpg
そして、戻ったカナダは

P1010013.JPG
-26℃(体感-38℃)。

ああ、NZのビーチに戻りたい。

オタワからオークランドまでは恐ろしく遠かったが、これで、Residence Visaが有効になり、Returning Resident's Visaの有効期限が入国日の2年後となった。

要は、2年以内は再入国を繰り返すことが出来るので、最大2年はカナダに居ても問題なくなった。

今回の旅行では、オークランド近郊の不動産を見て回ったのだが、オタワの家と比べるとしょぼくて割高であった。

この不景気でオークランドの不動産価格が軒並み下落しているというのも頷ける。

まあ、オタワの不動産がバブルで上がってなかったいう話なのだろう。
バンクーバーなんかは高いし今は下落しているというから、オタワがただ田舎だったということだ。

あと、オークランドの気候だと、それほど頑丈な家でなくても大丈夫だろうが、オタワでそんな家では凍死する、ということもある。

他にオークランドをオタワと比べてみると、

野菜や魚介類が豊富で安い。うまい。

アジア人が多い。

ので、ラーメン屋とか、アジア系レストランが多い。

道が狭い。駐車場が狭い。店が小さい。

人がちょっと余裕がない感じがする。

街が小さい。人口はオタワより多いが、密集している。オタワは広がりすぎ。

酒がどこででも買えて嬉しい。ワインがうまい。

英語が判りにくい。発音違いすぎ。

裸足で歩いている人が多い。

車がぼろい。

今回、アメリカ経由で行ったわけだが、スルーするだけでもアメリカの嫌なところを沢山味わえた。
カナダ人に慣れていると、アメリカ人のむかつく事よ。

いずれ、カナダがNZのどちらかの国に定住するかを決めなければいけないのだが、NZのあの食材たちには、抗えないかも。

food.jpgseaurchin.jpg

posted by りもじろう at 06:33 | Comment(1) | TrackBack(0) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

NZ永住権取得までのプロセス

妻が今までたどってきた永住権取得までのプロセスをまとめてくれたので、私のブログとリンクしてみよう。今後チャレンジしてみようと思われる方のご参考に。

時間軸はEOI提出を基準。

3ヶ月前 ・IELTS受験(
NZQAレポート申請(NZQAリストにない学校の場合)
無犯罪証明の申請(過去10年間に半年以上居住した国)
0 オンラインでEOI提出
0.5ヶ月 EOIセレクション通過
1ヶ月 Invitation to Apply for Residence (本申請許可)のレターが届く
2ヶ月 健康診断受診
3ヶ月 NZ下見旅行
・2社からJob Offerをもらう。
4.5ヶ月 1社にJob Offerを付けて本申請を北京ブランチに提出
・数日後、北京で受理。NZISのステイタス「Application Received」。
6ヶ月 健康診断の肝機能でひっかかる
・すぐに再検査し、異状ない旨を北京に送付。
7ヶ月 ・本申請で付けたJob Offerの雇用主とNZISとの間で、追加書類の行き違い等うまく進まず激しくイライラ。
・北京ブランチに催促すると「今週中にレターを出す」と返事。
8ヶ月 ・Job Offerを出した会社を「認められない 」という最悪レターが届く。
却下されて激しく落ち込む。
本申請そのものはまだ有効。
9ヶ月 「来月面接」と北京から連絡。
10ヶ月 北京面接
・担当官から結果は1ヶ月以内に出すと言われる。
1年2ヶ月 ・待てど暮らせど北京からの連絡は来ない
・そうこうしている間になぜかカナダの話が進む
1年8ヶ月 Approved in principle」というレターをカナダで受理。
・北京面接の結果、Job Offerなしでも永住権を出すとのこと。
2年2ヶ月 パスポートとMigrant Levyを北京に送付。
・北京の計算ミスでMigrant Levyが足りないため、1週間後に追加送付。
2年3ヶ月 永住ビザを取得
・NZISのステイタスが「Approved」に変更。
・北京からResidence Visa付きパスポートが返送。(追加送付から2週間後)
・1年以内にNZ入国すればResidence Permitとなる。

で、懲りずに只今カナダ永住権申請中!
posted by りもじろう at 12:08 | Comment(9) | TrackBack(1) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

NZ永住権獲得 その2

NZ永住権獲得のエントリーでコメント下さった皆様ありがとうございます。
りもじろうさん、NZ 永住権獲得おめでとうございます!
jottawa 管理人さん
ありがとうございます。オタワが嫌いなわけではありませんので!
それで、今はどの国に気持ちが傾いてますか?
難しい質問です。
近いうちに現時点での気持ちについてまた整理して見たいと思っています。
俺は準備しないで事に望み、気付くのが遅かったので、時間が掛かってます
ソニーさんのブログ拝見しました。
モントリオールでタイコマスターなんてめちゃめちゃかっこいいじゃないですか!
今後のご活躍をお祈りしています。
そうであれば3年の猶予ではなく、実質1年以内にNZでの仕事・生活の拠点をどうするかの決断をしないといけなくなると思います。それは次回発行のReturning Resident Visaの期限(無期限、1年または14日!)決定の条件がややこしいからなのですが、お気をつけ下さい。
怪走紳士@ワゴン三世さん
パスポートに貼り付けられたステッカーを見ると
NZ_PRV.gif
となっています。
これと、NZの移民局のサイトの情報を鑑みると、

1年以内に入国、2年以内に再入国は認められていて、それ以降は無期限か1年か14日のどれかになる、という理解です。
となると3年は猶予があると思いますが、違いますか!?
ひいきにしていたバンドがメジャーデビューしたファンの心境です。
ひろきちさん、大げさすぎです(笑)。
ブログ拝見していると人事とは思えないので笑えてしまいます。
ぜひ攻めの姿勢で(と本人は思ったことありませんでしたが。むしろ現現実逃避です。)乗り越えてください。
posted by りもじろう at 12:35 | Comment(10) | TrackBack(0) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

NZ永住権獲得!

さて、カナダに引っ越して一ヶ月ほどでNZから手紙が来たその後日談である。

妻はかなりショックしたのであったが、その手続きが本日完了した。
NZからAPPROVEDの連絡があった。

ついにNZの永住権獲得である。

この永住権は3年間有効である。つまり3年間猶予があるのだ。

その3年間にカナダの永住権が取れれば、晴れてダブル永住権となる。

この期間に、どちらの国に永住するか、はたまた両方で過ごせるようなスキームを作るのか、やっぱり日本に帰るのか考える猶予が出来たというわけだ。

私のような一介のエンジニアですら、こうやって選択できるような時代というのは嬉しいことである。

現在、国も、企業も、より利益を生み出すであろう人材をどうやったら集められるかというのが、サバイバルしていく重要なファクターとなっている。

それが私のようなしょぼいエンジニアレベルでも体感できる時代になったということは、今後のグローバリゼーションを生き抜く意味で、国も企業も世界に向けて魅力をアピールできないといけない時代になっていると言えよう。

それは返せば、教育、住宅環境、物価、収入、文化すべての面で世界的競争が起こっているということであろう。

流動性が高まることで、大変ではあるが、頑張れば面白い時代であるとも言えるかもしれない。


これは、やるしかあるまいなあ。




posted by りもじろう at 12:18 | Comment(6) | TrackBack(0) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

船便到着!

船便が着いた。
50-60日かかると言われていたのが、ありがたいことに1ヶ月ちょっとしかかからなかった。

しかも、モントリオールまで通関手続きの立会いに行かなければいけないと言われていたのに、オタワで出来た。
どこの引越業者もモントリオールかトロントでしか出来ないといっていたのに、不思議だ。

引越業者の事務所に行くと、小さな書類を渡された。

で、それをもって近くのCustomsオフィスへ行った。

通関手続きに本人立会いが必要と言うから、実際の荷物を前にして何かするのかと思ったら、そんなことは一切なかった。

防弾チョッキを着たオフィサーに書類を出すと、

「これぐらいの細長い書類を入国時にもらわなかったか?」

私「いえ、もらってません。ちょっと妻に電話で確認します。」

「ボスに確認か?ははは」

私「やっぱり、もらってません。」

焦る。
どうなるんだ!?

「そうか、じゃあ、いいや」

いいのか。

子供とか、会社のこととか、荷物の総額いくらだとか、質問なのか世間話なのか分からない話をしながら書類が作られる。

「じゃあ、これを引越業者に持っていって、手続き完了だ。」

というあっけないものであった。

中身も何も検査された様子もなく、課税もなかった。

というわけで引越荷物は翌営業日には届けられることとなった。

午後に行くからという話だったので、一日休みを取って待っていたが、来たのは16:00過ぎ。
絶対にもう来ないだろうとあきらめた頃だ。

結果、すべて問題なく引越が終わったのであった。

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posted by りもじろう at 22:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

NZからの手紙

さて、カナダ生活も順調に立ち上がってきたころであるが、NZからレターが届いた。

NZの手続きはどういう状態であったかというと、

1. とある会社のオファーとともに、NZに永住権の申請をしたが却下
2. オファーのない人は北京で面接
3. 面接結果待ち。Work To Residence(6ヶ月以内に3ヶ月働けば、晴れて永住権)が出されるのが通常。

の3を待っている状態であった。

面接時の担当官には、

「一ヶ月以内には出せると思う。」

と言われていたのだが、あっという間に一年近くがたってしまった。
遅いぞNZ!

で、やっとそのレターが届いたのだ。

結果は、なんと、Work To Residenceではなくて、永住権であった!

「えー。なにそれ!」

妻はこれを聞いてショックしまくりでふらふらになった。

「あのまま日本で待っていれば、素直にNZに行けたのか!」

待て待て、妻よ。就職活動するのは私だ。
ビザだけあっても仕事と収入がなければ、仕方あるまい。

「だって寒いのいやだし。」

まだ寒くないだろ。

というわけで妻の心はいきなりNZへ行ってしまったのだった。

カナダに家買ったっちゅうねん。

この永住権には制限があって、ビザを受け取ってから、2年間はNZを離れていても問題ない。
2年以内に再入国して一定期間過ごせば晴れて無期限の永住権となる。

よって、当分この権利は有効なのである。

私「じゃあ、この期間にカナダで永住権とって、それからNZに行けば、ダブルで永住権だ!大橋巨泉だ!」

ビザだけの話だが。

うーむ。面白くなってきた。

待ってろ、大橋巨泉!

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posted by りもじろう at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

テレビ購入

家にネットワークを引くついでにテレビと電話も同じ会社に頼むことにした。

というわけでテレビを買う必要がある。

近くにあるFuture Shopへ。
http://www.futureshop.ca/

32インチぐらいで探してみると、一番安いのは、

LG $999
Samsung $999
Toshiba $799

断トツで東芝安し!
HDTVでHDMI inputも2つ。うーむ。スペックは問題ない。

というわけで、こちらに決定!

Toshiba.jpg

東芝も韓国勢に値段勝負ですか..大変ですなあ。


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2007年08月20日

バス通勤

オタワでは、通勤用のバス網がかなりしっかりしている。
シリコンバレーではバスに乗るというのはあまり一般的ではない記憶しかないが、こちらでは普通に市民の足となっているようだ。

ダウンタウンと郊外の住宅街を結ぶハイウェイバスも充実している。
通勤用と割り切っているようで、朝はダウンタウン行き、夕方は住宅街行き、というタイムテーブルである。

夕方にもなるとこんな感じでバス停にはバスがどんどんやってくる。

bus1.JPG

ハイウェイもバス専用道路がある。アメリカのカープール(複数人乗っている車だけが走れるレーン)と違ってバス専用レーンというのがすごい。
おかげで渋滞時もバスの到着時間はそれほど狂うことがない。

家の近くとオフィスの近くにバス停があるので、40分で通勤が出来る。
同僚には、40分もバスにのるというと、

「うげー。」

という反応を受けるが、こちらは10年以上日本でサラリーマンをやっていたのである。
40分ゆったり座れるバス一本の通勤なんて、夢のような話なのである。

乗車している人は、本を読んだり、マグカップ片手に新聞を読んだりというリラックス振りだ。

というわけで、車の保険も高いし、2台目は当分考えずに、通勤はバスを使うことにした。

こんな感じで、夕方にはバスに乗り込んで家路に向かうのであった。

bus2.jpg

夕方といってもまだ4時過ぎなわけだが。

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2007年08月17日

健康保険

健康保険にもすぐに加入しなければならない。

オンタリオ州ではOHIPと呼ばれる健康保険の仕組みがある。Work Permitの人でも加入できる。

が、入国してから3ヶ月は入れないのだ。
(よって自分の会社に、その3ヶ月間を民間の保険会社を使ってカバーしてもらう必要がある。)

Government Service Centreに申請にいく。

家族で申請に行ったのだが、書類を出すと私の分だけしか作ってくれない。

「会社があなたを3年間雇うという意思があることを示すレターを出してください。
 そうしないと家族の分はカバーされません。」

「実際に3年雇う必要はありません。3年雇うという意思があるかが必要なのです。」

うーむ。意味がわからん。
義務でもなく、意思だけなら、そのレターに何の意味があるんだろうか。

まあ、レターだけならすぐ出してもらえるだろう。

あとTipsとしては、SIN(Social Insurance Number)と住所を証明する必要があるため、自動車免許を先にとっておくのが吉。


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2007年08月15日

芝刈り機購入

妻が日本で知り合ったカナダ人に、

「カナダに行ったら、芝刈り機すぐに買わないとね。」

と言われていたらしい。
まさか、そんなもの後回しだろ、とか思っていた。

が、車の次に急務なのであった。

家に行くと、2週間分伸びた芝。
やばい。明らかに隣の家との界面で芝の長さが違う。

あるカナダ人は、

「近所の人が庭の手入れをきちんとしないので、引っ越した」

とか言ってたし。

ということで、近くのホームデポで購入。

CAE36JQ9.jpg

エンジン式はメンテナンスが面倒な気がするので電動で。
これはこれで電源を取るケーブルが邪魔なのだが。

あっという間に、大きな袋2つ分。最終的には3袋となった。

CA3YKV3T.jpg

あー、疲れた。

作業の後のビールがうまいのであった。

CAHOONT9s.jpg

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2007年08月14日

自動車入手

免許の次は自動車保険である。

日本の自動車保険会社から英語の無事故証明書をもらっておけば、少しは安くなるらしいが、カナダでの保険記録がないため非常に高い。
何社か見積もってみたものの、どこも1年で2000ドル以上であった。
もう少し調べれば、安い保険も探せるかもしれないが、すぐにでも車が必要なので、仕方がない。

結局、家の保険を頼んだ同じブローカーを使って自動車保険に入ることにした。
来年以降、記録が出来れば値段も下がっていくという。

ブローカーにVIN等を教えて、ディーラーに連絡してもらった。

これで晴れて車を一台ゲットできた。


シリコンバレーと違って、こちらで走っている車はどれも比較的新しい。
首都だから裕福な人が多いのか、とか思っていたが、そういう単純なことではないようだ。

中には古い車を乗っている人もいるが、下のほうから異常に錆びている。

ディーラーによると、冬になると凍結防止のために、大量に塩を路面にまくらしい。
それで古い車は錆びてくるのだという。

うーむ。寒い地域ならではの苦労があるなあ。

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2007年08月13日

カナダの自動車免許

カナダでは日本の免許の書き換えが出来る。

ディーラーが言うには、カナダの免許を発行できる国は、アメリカと日本と韓国だけらしい。
日本は左側走行なのに不思議だ、といっていた。

一方ニュージーランドではアメリカの免許があれば発行してもらえるが、日本の免許ではだめらしい。
カナダの免許はどうなんだろうか。

というわけで、DriveTestセンターへ行ってきた。アメリカのDMVのようなものだ。

平日に行ったにも関わらず、受付のおばさんに

「今日は2時間半かかるよ」

と言われた。

自分の番号札が呼ばれるまで座って待ち続ける。

子供におやつを食べさせながら本当に2時間以上またされて、やっと自分たちの番がきた。

カウンターへいくと、住所、名前などを登録し、その場で視力検査、写真撮影をする。
お金を払って、テンポラリーライセンスを発行してもらった。手続き自体はあっという間に終わった。

カウンターごとにマルチスレッド処理なんだから、人さえ増やせばもっと早く出来そうなのだが。

日本に出る前に、大阪で期限前に免許の更新をした。

新しいビルになっても 何番で収入印紙をかって、何番でこの書類をだして、次にホールで待って写真をとって、というたらい回し式は変わってなかった。
優良ドライバーのため30分の講習でいいのだが、その講習が始まるまで1時間待てという。何のための優良ドライバーか。
人は大勢いるのだが、バッチ処理のため、結局時間がかかる。


どこに行っても役所仕事ってのは変わらないようである。


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2007年08月09日

自動車購入

さて、家の次に急務なのが、自動車である。

すぐに日本車ディーラーへ向かった。

対応してくれたのはイラン人。

「5年ディーラーやってるけど、日本人は二人目だ。外交官か?」

「きっと日本はすごいいい国に違いないよな。オタワにはほかの国の人は大勢いるのに、日本人だけほとんどいないもんな。」

まあ、平和という意味ではいい国なので、中東のようなシリアスな意味で移住してくるということはないだろう。
ただ、韓国人や台湾人などアジア人も多く移住してきているから、日本人はやはりこれまで積極的に移住してこなかった国民と言える。

で、日本製品だけは一杯あるのだから面白い。

すぐに車を選んだ。3日後には引き取れるという。

アメリカ並みの劣悪ディーラーの対応を覚悟していたので、拍子抜けするほどよい(普通の)対応であった。
日本みたいにコーヒー出したり、おもちゃくれたりの過剰もてなしはないが。

引取りまでに、日本の免許からカナダの免許への書き換えと、保険の手配が必要だ。

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2007年08月08日

ありえる話

昨日のエントリーで、「ありえない」とか「絶句」とか「詐欺だろ」とかのコメント・トラックバック・メールをいただいた。

まあ、日本の常識では当然であろう。
同じ値段を出しても日本では都心へ通勤30分の物件はこんな感じだし。
Japart.gif
約70平米の築20年以上の中古マンション。


が、こちらでは2000万でも、
2000.jpg

4000万で、
4000.jpg

6000万で、
6000.jpg

といった具合の一戸建てが買えるのだ。
(勿論立地とか設備とか住宅の状態で価格は変わる)
このぐらいの価格帯なら30代で家を買う日本のサラリーマンとしては普通であろう。

各物件の価格は先に紹介したmlsで調べれば一目瞭然である。

というわけで、騙されているわけでもつりでもなく、オタワでは普通の話のようである。

不動産売買も至って簡単であった。
売る側と買う側でそれぞれ弁護士が入って取引を行う。

弁護士に払う取引手数料も明朗会計で、保険から電気・ガス・水道の手配までやってくれた。

ところ変われば、常識も随分違うのであるなあ。


タグ:不動産
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2007年08月07日

家決定!!

さて、出張中の最後に見た家であったが、非常に印象的だった。

家の前には楓の木がある。
楓

キッチンもでかい。
キッチン

地下はゲスト用フロアになっている。
普段はシアタールームとして使えるようにスピーカーも埋め込まれている。
ゲストフロア

バス、トイレは当然のこと、ゲスト用キッチンまである。(ワインセラーまで)
親・親戚・友人が長期で来てもらっても安心だ。
ゲスト用キッチン

さらに素晴らしいのはこの眺望であった。
ウッドデッキから目の前に広がるゴルフ場。ゴルフ好きの両親には持ってこいの別荘になるであろう。
庭
私「いいと思わない?この物件!
  近所の小学校とかモールも見てきたけど、すごいいい感じだったし。」

妻「うん、よさそう!」

私「オーナーは7月中旬に退居するらしいんだよ。もしこの家がいいならデポジット払っておいて、また一緒に見に来る?」

妻「そうねー、実際に見ていいと思ったなら、もう決めてもいいんじゃない?」

私「え?まじか?」

妻「いっとけ!」

なんと妻よ!
未だかつて来たこともないとこで、いきなり家を買ってもいいのかっ!

妻「いいんじゃない?」

なんという信頼。全北米が泣いた。
というか、やけくそか!?


というわけで、家を買ってしまったのであった!!(あほ全開!)


タグ:不動産
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2007年08月03日

家探し その3

最後に見た家は会社から車で30分ぐらいのところにあった。
オタワの人の感覚では通勤で30分というのは十分遠い範囲であるらしいが。

20年ほど前に開発された宅地らしいが、家と家の間隔がゆったりしていて、木々も立派に育っている。
新築だと、家の正面と裏面はレンガだが側面は板になっていたりと、コスト優先になっているようなのだが、こちらは全面レンガだったりと、当時の家のつくりはしっかりしていたらしい。

そんなわけでデベロッパーとか、場所とか年代によって全然家並みが違う。

カナダの家には地下が必ずといってあるようだが、新築時はコンクリートと木枠がむき出しであって(Unfinished)、住人が好きなようなに改造していくもののようだ。
人によっては何も手を入れず、倉庫として使っていたり、ジムにしていたり、子どものプレイルームにしていたり。

手を入れて作りこんだ状態をFinishedといっている。

この家はゲストルームに使えるようにFinishedになっていた。

屋根やセントラルヒーティング等の機材などの消耗品は最近すべて入れ替えられている。
メンテナンスをきちんとやっていくと年数が経っても住宅価値が変わらない・あがるというのが面白い。

これは不動産価値が必ず右肩上がりという意味ではなくて、住宅価値というものが、日本のように新築から中古というくくりでがたっと下がるような単純な構造ではない、ということだ。
20-30年すると上ものがまったく価値がなくなる日本の不動産とは根本的に感覚が異なっている。

ちょうど一緒に回っている不動産屋が別で手がけている物件が決まったらしい。1900年に立てられた家を購入したという。
改装にはいくらかかかるが、購入者はそうしてもその家がよかったのだという。

というわけで、この家の写真をたくさんとって妻に送ったのだった。


タグ:不動産
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2007年08月01日

家探し その2

何件か、いいと思われる物件が見つかったが、どれも決め手に欠くものであった。
小学校やモールなどもチェックしながら、とりあえずどの地域に住むか、ぐらいが絞れればよいと思っていたので、別に焦って決める必要もない。

カナダの不動産は非常に明瞭な仕組みで運営されていることが分かった。
mlsというシステム上の通し番号になっていて、誰もがそのプロパティ情報にアクセスできるのだ。

このシステムでは写真がアップされていて、雰囲気を掴むのには便利なのだが、日本ではおなじみの間取り図がない。
何十件見ても間取り図が見れたのは新築物件だけだった。

まあ、部屋の種類と広さが出ているのでそれで選ぶということなのかもしれない。
基本的に新築以外は実物を見れるわけだし。
実物を見ないで決める人もあまりいないだろうから、それで問題ないのだろう。

というか、そういう細かいことは気にしないのではないかと思うようになった。
というのも、かなり郊外の物件だと土地の面積がエーカーだったりする。

で、もっと調べると物によっては100エーカー単位だったりする。
紹介も航空写真である。それも一部だし。
100acres.jpg

どこまで庭かはわからない。迷うかもしれない。

100acres2.jpg
うーむ。面白いが、ここまで広い庭の家に住んでも何していいのかわからん。
ハンティングとかするのか?
誰が芝刈りとかするのかという問題もある。
家の周りの芝刈りだけで一週間が終わりそうだ。

いやー、面白い。(いらんけど)

最後に予定に入っていなかった物件を見に行くことになった。
まだmlsに登録されていない、前日に出たばかりの物件だった。

タグ:不動産
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2007年07月31日

家探し

カナダに着てからしばらくは家族でホテル暮らしだ。

すぐに家を見つけなければならない。

しかし、子連れでは限界もあるだろうと思って、すでに手を打っていた。
以前カナダに出張があったときに、会社が紹介してくれた不動産屋と家を見て回っていたのだ。

ダウンタウンのアパートから郊外の一戸建てまで選択肢はあるのだが、一戸建てを中心に見て回った。
せっかく移住するんだから、ゆったりした家に住みたいものである。

新築、築数年から何十年もするものまで、40戸以上見て回り、写真を撮りまくって妻に送った。

新築を除いて、ほとんどの家はまだ人が住んでいる。
住人が寝転がってテレビを見ている横で家の中を物色したりする。

荷物そのままのクロゼットから、トイレ、ガレージまで写真を撮りまくりであり、プライバシーなんてもんはまるでないが、どの住人もまったく気にしないようだ。
そして、どの家も大変きれいに家具や装飾品が飾られていて、モデルルームのようだ。

家に対する意識がやはり日本とは違うらしい。


どの家も地下室がある。

イタリア人の家では、地下がワイン工房になっていて笑った。しかも地下に家族のための実用のキッチンがある。
1階のキッチンは見せる用なのだとか。

新築や新興住宅街の家は小ぶりで隣とも近い。
一緒に回った不動産屋が面白いことを言っていた。

「この家にはプールがあるけど、周りを家に囲まれているでしょう?こういうプールをFish Bowl(金魚鉢)っていうのよ!
まわりから泳いでいるところが丸見えだからね!」

「この新築住宅は隣との間隔が狭いでしょう?デベロッパーがいかに利益を出すかってことで最近はこういうレイアウトになっているのよ。
こういうのを、cookie cutterっていうのよ。」

クッキーをなるべくたくさん取るためにうまく型を取るってことか、なるほど面白い。

新興住宅は家は綺麗なのだが、植えられている木も細く、庭も殺風景なものが多かった。街に趣きはない。

ヨーロッパの人が古い住宅を好む理由が少し分かった気がしたのだった。


タグ:不動産
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2007年07月30日

カナダ入国

ついに家族全員でカナダに入国となった。

今回はバンクーバーからの入国だ。
ワークパーミットの書類をもらうため、入国後、荷物をとる前に、専用のカウンターに並んだ。

そこでの審査官には、会社からのレターを見せろといわれ、二三質問があったが、問題なくビザの書類をパスポートに貼り付けてくれた。

受託荷物は、チャイルドシートとか、食料品をつめたダンボールとか、全部で6点となって多かった。
チャイルドシートの1点が行方不明となって焦ったが、形状の特殊な荷物として別のエリアに置かれていた。
無申告で内容のチェックなく持ち込めた。

今まで出張時とかに、インド人とか、中国人がダンボール何箱も荷物を運んでいるのをみて、

「何をそんなに運んでいるんだろう」

とか思っていたが、今回自分がやってみてわかったのであった。
移住のときは旅行や出張時には持っていかない荷物というのがたくさんあるのだ。

国内線にチェックインしなおして、荷物を預けた後、空港内のホテルにあるスパでシャワーを浴びた。

うーん。生き返る。

料金は大人二人分20ドルだけでいいというし、タオルは子供の分も貸してくれた。レシートとかないし。
このざっくり感がいかにも大陸的だ。

その後食事などしながら、さらに3時間ほど待って、オタワ行きの便に乗り込んだ。

国内便は左右3人席の機体だったため、子供二人が横になって寝ることが出来た。

やっとのことで、夜中の12時過ぎにオタワ到着!
バンクーバーに比べると少し蒸し暑い。

子供たちはよく寝ていたせいか、空港で元気に走り回っている。

荷物が多かったので、タクシー二台でホテルへ移動した。

荷物を部屋に運びいれて、また一汗かいた。

というわけで、やっとのことで、到着したのであった。
あーしんどい。




タグ:カナダ
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