2007年03月23日

人情味溢れる国だった

この季節、いくら三寒四温とはいっても、昨日の最低気温が-15℃で今日の最高気温が12℃。一日で、その差27℃だ。
どんな服を着ればいいのか気をつけないと、汗だくになる。


さて、カナダに来てもうすぐ1週間だ。
カナダ人(オタワ人?)は基本的に皆いい人な感じがする。

昨日、会社から帰る前にトイレに行った。
洗面台の前で鼻をかんだら、いきなり鼻血。

うげー。と思って鼻を抑えて途方に暮れているところにVP登場。

VP「おい、大丈夫か?」

私「大丈夫です。」

VP「何か、助けがいるか?」

私「すいません。じゃあ、そこのペーパータオルをとっていただけませんか?」

VP「うーん。これよりキッチンにあるやつの方がいいだろう。待ってろ。」

いや、それでいいから早くほしいんだけど。

しばらくして、VP戻ってきた。

VP「ほら。」
ペーパータオル一巻き、ティッシュ一箱。どちらも未開封をどんと置く。

私「ありがとうございます。」
(そんなにいらんて)

VP「大丈夫か」

私「ありがとうございます。もう大丈夫です。」

VP「本当か?念のために、携帯の番号を渡しておくから、何かあったら連絡しなさい。」

私「ええ!どうもすいません。本当に大丈夫です。」

VP「おっと、ペンがない。ちょっと待ってろ。」(またどこかへ)

しばらくして

VP「ほら、もし病院とか行く必要があったら、すぐに連絡しなさい。」

私「いえ、大丈夫だと思います。すぐとまります。」

前職場だったら、不審そうに見られるだけで、絶対無視されていたであろう。

なんという人情。

畳み掛けるように次の日の朝、VPがわざわざ私のキューブにやってきた。

VP「昨日は大丈夫だったか?乾燥してるからな。」

私「あの後すぐとまりました。ご心配おかけしました。」


鼻血ぐらいで、そんなに気にかけてくれるなんてなんていい人だ。

カナダに来て、たった一週間だが、こんな感じの人が多い気がする。

すごくいい国かもしれないぞ、カナダよ。


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2007年03月22日

初最終帰宅者!

トレーニングもそこそこに、いきなり業務が言い渡された。

開発環境を作るのに手間取っていると、いつの間にかオフィスに残っているのは自分だけになってしまっていた。
時間はまだ19:30だというのに。

上司は17:00に帰っていったし。
うーん、すばらしい。

しかし、だ。
アメリカのオフィスでもそうだったが、照明から、モニタの電源まで皆つけっ放しで帰ってしまうのだ。

最初のころはむきになってモニタの電源を消して回ったりしていたが、すぐ諦めた。

下記は誰もいない(はずの)オフィスビル郡。

P3220378.JPG

さすが、産油国は違うぜ。


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2007年03月16日

スピードが命

異動したマネージャーと久しぶりに会った。

新しい仕事は大変だが、なかなか楽しいようだ。

「何が一番面白いかって言うと、付き合う会社がベンチャーなんだ。彼らのスピード感がまるで違う。その場でどんどん決めて進めていくんだ。」

大企業だと、プレゼン資料を作って、週に一度の経営会議で決議してもらう。
決まらずに、次週に持ち越しとなったりもする。

ベンチャーは勿論その小ささ故に、スピードが命だ。当然であろう。

今度行くカナダの会社はベンチャーであり、知名度も低い。
日本では、他社とのやり取りも政治力で負けることもしばしばあるようだ。
自分がオファーをもらったときにも、そんなスピード感を感じた。

大企業のぬるま湯でのんびりやってきたことしかない自分が、どこまでやれるか。

楽しみだ。


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2007年03月14日

理工系離れ(社内編)その2

理工系離れ(社内編)のエントリーに、トラックバックをいただいていた。
理系が連帯して、その地位を向上させようというテーマのブログである。
弁理士などをやっている人にとって、理工系離れが進み、日本の技術力が低下していくことは死活問題であろう。

エンジニアとして日本は働きにくいから海外にいってしまおう、という短絡的な発想の私などは、もう非国民であり、脱藩者なのだ。
まあ私一人いなくなっても企業も国もまったく困りはしないのだが。


最近、社内報をみて、ふと思ったことがあった。

あれだ。そこそこ成功した製品と一緒にうれしそうに写っている商品企画の人々。
だいたいが、自分の企画を実現させるため、「無理だ」というエンジニアと色々喧嘩しながら完成したという成功秘話になっている。

「おまえ一人の手柄か!」

と突っ込みを入れたい。

出すなら、製品化に携わった全員(設計、工場から販社から販売店まで)を出して欲しいものだ。そりゃ無理な話ではあるが。

こういうちょっとした表現が、明らかに商品企画のほうに魅力を感じさせるようなことになってないだろうか。

企画は素敵なお仕事、エンジニアは泥臭い仕事、というインプリンティングだ。


テレビのCMで、お父さんが新聞を読んでいる後ろで、家事をするお母さんという家族団らん映像を出すようなものだ。
家事は女がやるものでしょう的インプリンティング。

理工系離れを危惧するなら、商品企画楽しそう的インプリンティングを止めるべきではなかろうか。


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2007年03月08日

『田口元の「ひとりで作るネットサービス」探訪』に掲載された

先日、百式でおなじみの田口元さんとお会いする機会があった。

ITMediaに『田口元の「ひとりで作るネットサービス」探訪』というシリーズ記事がある。
なんと、そこで「やわなん」を取り上げてくれると!

で、その記事が掲載された!

bizid.gif
田口元の「ひとりで作るネットサービス」探訪:
「住みたいところに住む」ためのネットサービス――やわなん・りもじろうさん


よかったらご覧ください。
汚い開発環境を笑ってやってください。

田口さん、百式のサイトの雰囲気どおりの爽やかな方であった。企画力と実行力を兼ね備えた感じの人だった。

百式そのものは以前から知っていたが、
アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから
FPN(フューチャー プランニング ネットワーク) 徳力 基彦 渡辺 聡
4798110205


この本を読んで、面白い人だなあと思っていたので、こっちがインタビューしたいぐらいだった。

仕事の管理術とか、ツールとか何も面白いものが提供できなかったのが悔やまれる。
よくよく考えると、会社と自宅のPCにスケジュールや情報などを管理してあって、それをVPNでどこからでも見れるようにしているため、普段何ももって歩いていないのだと気付いた。

ちゃんと説明せずにすんません。


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2007年03月06日

グローバリゼーション

最近、「なんとも、グローバリゼーションだなあ」と思ったことがあった。

転職、移住準備に忙しいなか、なぜまたXMLの認定試験を受けに行ったりしていたのか。

転職のためにいくつか認定試験を受けてみて、今さらながらわかったのは、基本から体系的に全体像を掴むのにこうした試験勉強が非常に効率的だということだ。
なので、今後もコンスタントに認定試験を利用して勉強を続けていこうと思っていた。

そんな折、面白い依頼があった。

「XMLの対策問題集を作るので、問題作成を手伝ってもらえないか。」

というのである。
当然ながら、その認定を取得しておくことが前提である。
試験の受験料も払うという。そして一問あたりいくら、という契約である。

これは面白い。

自分で金を払ってでも勉強をしようと思っていたことなので、快諾し、急いで受験したというわけだ。


さて、何がグローバリゼーションだなあ、と思ったかというと、この依頼してきた会社がインドの会社なのであった。

IT立国じゃなかったのか、インド。
インド人が日本人に仕事出すってどうよ。

確かに報酬としては安い。
安いが、インド人にとっては結構いいんじゃないだろうか。

インドでもITエンジニアが不足しつつある、というニュースを読んだことがある。

そんなわけで、世界を超えて仕事がまわる時代なのだなあ、と実感した次第だ。

そして妻には、「この忙しいときに何やってんの!」と怒られているのであった。


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2007年03月02日

γGTPを下げる その2

以前γGTPを下げるというエントリーを書いた。

案外、γGTPを下げたい人が多いようで、このキーワードで検索してくる人が多い。

つい最近、人間ドックに行ってきた。

相変わらず晩酌も欠かさずやっている。
検査の前日も普通に飲み食いした。

結果はほとんど問題なかった。
いやー、よかった。

自分の場合、体重とγGTPに相関関係があるようだ。

この10年ぐらいの体重とγGTPをプロットしてみた。
weightAndGTP.jpg

うーむ。恐るべき相関関係。

ストレス期には、残業と暴飲暴食で悪化していったのがよくわかる。
さらにアメリカでは、ともかく食いすぎであった。

帰国後、自転車通勤と、開き直りによるストレスからの開放の結果、改善されてきたのが見て取れる。
で、遂に正常範囲に戻ったというわけだ。

やっぱり健康が一番である。

カナダでも自転車通勤できるといいなあ。(夏限定)


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2007年02月21日

自転車通勤は続く

以前、数ヶ月以内にNZへ移住するつもりになっていたときに、新しい自転車を買うのはためらわれたため、中古自転車を買った。

最近、遂にお亡くなりになった。

ペダルのプラスチック部分が割れた。
坂道を登っていて、力を入れたときだった。
転倒して膝を擦りむいた。

幸い周りには誰もいなかったが、すごく情けない状態であった。


ペダル部分はさびついていて、交換もできない。
しかしまあ、思ったより長く持った。

これまた移住まで残り半年もないのに、自転車をどうするかという問題である。

そして今回は、潔く新車購入した。
引越しで運んでもいいし。
Raychell(レイチェル) 6段変速 リアサスペンション 折り畳み自転車 MFS-206 ブルー 20インチ
B000AQXKH4


サドルが低かったので、古い自転車のと交換。

快適だ。


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2007年02月09日

虎の威を借る

大企業からの転職はよほどの変人でもないかぎり、採用される可能性は高いという。
やはりネームバリューが効く。

ただし、実力もないのに威張っているだけで、殆どの仕事を部下にやらせている人間が、自分の能力だと勘違いしている場合は、やばい。

前の職場でいた企画系の課長は、口だけで実力はなかったが、部下はがんばっていた。
この課長、その後、中堅のパソコンメーカーに転職していった。

が、案の定、ぼろが出て、1年で辞めてしまった。無能っぷりがばれて(多分)、そこの上司に散々いじめられたらしい。

その後、退職金でネット関係の会社を作ったと聞いたが、これもうまく行かなかった。

その後の消息は分からない。
元気でやっているのだろうか。


気を引き締めて行かねばと思う。


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2007年02月08日

5本の指に入る?

庶務さんがうれしそうに私のところに話しをしにきた。

「昨日さあ、I部門長と話をしててね。」

I部門長は以前、私の上司の上司だったこともある。

「ある若手エンジニアの話だったんだけど。その人は優秀で、社内で自分が認めるエンジニアの5本の指に入るって。」

「後の4人は誰なんだって話になったら、xxさん(私)も入ってるっていうのよ。びっくりしちゃった。」

びっくりて。

まあ、彼女にとっては、毎日6時に帰る腑抜け男である。
どこの職場にも一人はいる、庶務さんより早く帰るおっさんなんて駄目なやつに決まっている。
そんなやつの名前が「優秀なエンジニア」として挙がったらびっくりもするわな。

しかしなー、I部門長がそんな評価してくれていたとは知らなかった。
驚いた。

I部門長に技術的なことが分かるわけもないから、何で評価してくれていたのかもよく分からない。

とはいえ、そんなに評価してたのなら、もうちょっと抜擢するとか、活用しようと思わんかったのか。
もう思わんでいいけど。

私のI部門長の記憶といえば、人がプレゼンしている時に最前列で堂々と居眠りしてたことだ。
申し訳ないが私にとっての優秀な上司5本の指には入らんなあ。

誰かと勘違いしているのだろうか。


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2007年01月29日

企画書の行方 その3

さて、軽く打ちのめされたS部長、次の展開をどうしたか。

開発系のY部長を取り込もうと、打ち合わせをセッティングした。
例によって私も呼ばれる。

S部長「...というかたちで、新しいビジネスを展開出来ると思うんです。」

Y部長「これは無理でしょう。うちにはこういうことを推進できる人材がいない。」

いきなり駄目出し。

S部長「では、Y部長のお考えの、今後の戦略は何ですか?」

Y部長「ハードを徹底的に強化したい。」

S部長「いや、とはいえ、今後ハードだけではアジア勢と差別化が難しい。なんとか、ソフトとかソリューションの強化をやっていかなければならないと思うんですが。アメリカでは、そうでないと今以上には売れません。」

Y部長「大丈夫ですよ。絶対にアジア勢には出来ないですよ。」

ほんまか!

私「とはいえ、そのハードすら、すでに国内でも他社にだいぶ遅れていますが。」

Y部長「いや、がんばるんです。そうして、絶対に負けないハードを作り続けるんです。」

がんばるて..

一時のITブームの頃は、猫も杓子もITだネットワークだと騒いで、意味の分からないネットワーク対応の製品を出したり、変なサービスを始めたりしていた。

で、この年代のおっさんたちにしてみれば、

「それみたことか。物造りを蔑ろにしたからこのざまだ。やっぱり物造り(=ハード)なんだ。」

という思いが強い。
ITへのアレルギー反応といってもいい。

どうも両極端なのだ。流行り物に振られやすい。

IBMが次々に売り出すハード部門を買収する日本メーカー。
このあたりに、アメリカの戦略と日本の戦略の違いが如実に現れている。

この戦略の違いがどう出るか。

しかし、トップのデシジョン部長レベルのコンセンサスがまったくとれていないところも面白い。

さらにこの裏には、論理的な話だけでは説明できない、ポリティックスの話がうごめいている。いくら正論を吐こうが、ポジション争いに忙しいおっさんどもに話が届くわけもない。

というわけで、S部長の主張は今のところ、いい方向には進んでいない。

私もここに長居しても、いいことが無いことははっきりした。

ありがとう、S部長!


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2007年01月24日

企画書の行方 その2

企画書の行方はどうなったか。

事業部No.2のおっさんからの指示で、その一段下のレイヤーの人々にプレゼンをして、どう実行していくか議論しろ、ということになった。

そろったメンバーは

ビジネスプランニング系の
G部長、I部長、H部長、A課長

で、私に企画書を書かせたS部長。
と私であった。

プレゼンの途中、時折ずれた質問が入った。
不安を覚えつつも、終盤に差し掛かった。

H部長「ああ、なんとなく分かってきた。」

今頃か!

G部長「xxという意味はどういうことですか?」

今頃そんな質問か!

A課長「なんか、ピンとこないんですよ。」

私「すいません。何が分からないのか、分かりません。」

普通はこういう失礼な返答はしてはいけない。

A課長「そうなんだよねー。ITの人にしたらそう思うだろうねー」

H部長「そうそう、私なんか最初の30分何の話か全然分からなくて」

ITの人て。じゃあ、何の人なんだ、お前ら。

I部長「これは進めなきゃいけない話だと思いますよ。」

お!分かってるのか。

I部長「でもうちは、わかる人材がいない。進めるのはかなり難しいでしょうね。」

でた。何年も前から同じ議論だ。
必要だと思っているなら、手を打てよ。

A課長「私もいいとは思います。ただ、これを進めるには、もうちょっとイメージしやすいものでないと。上の人が判断が出来ないですね。」

私「何が分からないのか分かりませんが、こういう話が分からない人がデシジョンするんでしょうか?」

繰り返すが、通常はこういう失礼な返答はしてはいけない。

A課長「そう言うと思ったよ。はっはっはー。でも、そうなんだ。」

H部長「どういうビジネスモデルで儲けていくか、そこを考えてもらいたいな。」

それは、ビジネスプランニングの仕事じゃないのか。そこまでエンジニアに求めて、お前らは何をやってるんだ?

うなだれるS部長。
「分かりました。まだまだ検討不足です。すいません。」

ここで、すかさずカウンタープランが出せないS部長も弱すぎる。

いやー。面白い。
想像以上に、無知で、古臭い人々の集団が物を決めているのが実感できた。

ありがとうS部長!

しかし、もうちょっと勉強したほうがいいと思うぞ、マネジメントの人々よ。


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2007年01月22日

アメリカが見るオタク

VOAニュースに日本のオタクについての記事があった。(やわなん「VOAニュース」コミュニティに収録済み)
これによると、
・オタクは年に25億ドル(3000億円)も"妄想"に金を使っている
・野村総研によると、日本にはオタクが240万人いる
・男性向けのメイドカフェというのがあるが、女性向けのもある
・オタクは深いレベルでは人と関わることができず、コミュニケーション能力が不足している
・オタクは空想を使って現実生活のプレッシャーから逃避している
・メイドカフェ文化が今ではオタク向け以外にも広まっている
・もはや日本だけの話ではなくなってきている

という。

電車男がアニメ映画と紹介されているあたり、詰めの甘さもある記事ではある。


去年、たまたま「僕たちの戦争」というドラマをみた。

戦時中の主人公が、現代にタイムスリップして、渋谷の若者たちを見る。

そして、こんな感じの台詞を叫ぶ。

「俺たちはこんな世界をつくるために、命をかけて戦っているのか!」

この場面、秋葉原でやってくれたらもっと面白かったのに。

敵国だったアメリカの国営放送で「人と関わることができず、コミュニケーション能力が不足している」とか言われるようになるとは、確かに想像も出来なかったであろう。

以前、知覧特攻平和会館に訪れたことがあった。
隊員が遺した家族への手紙をみて驚いた。
重みのある文章が、すごい達筆でしたためられていた。

生き残った老人たちは、どんな風に今の日本を見ているのだろうか。


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2007年01月19日

企画書の行方

その後、アメリカ赴任の話はどうなったか。

このとき書いた企画書について、プレゼンをやれ、という話になった。

プレゼンする相手は、なんと事業部No.2のおっさんだという。
知らない間に、えらい話に発展していたようだ。

この企画を書けといってきた部長と共に、お偉いさんの前に呼ばれた。
ゴルフのトロフィーとか、そのときとった嬉しそうな写真とか飾ってある、絵に描いたようなお偉いさんの応接室に呼ばれた。

しかし、この状況で自分でも驚くほど、緊張しなかった。

企画の内容を説明した。
ところどころで、おっさんからの鋭いツッコミと質問が入る。
残念ながら二年ぐらい時代遅れの反応で、「今更何ずれたことを」とは思ったが、淡々と答えておいた。

すると、驚いたことに結論はこうだ。

「こういう企画を来期の事業計画に是非盛り込んでもらいたい」
と乗ってきたのだ。

「xx部長、この内容をもう少し深堀して、どうビジネスとして成立させるかを考えてくれたまえ」

うーむ。なんだこの展開は。


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2007年01月17日

震災から学んだこと

阪神淡路大震災から12年がたった。


当時、私は大阪の実家にいた。
実家は一部被害があったが、家族は幸い無事だった。


そのころ、中国系アメリカ人の友達がいた。
貯金をするため、日本の英会話学校で講師のバイトをしていた。

彼女が一生懸命貯金をしていたのは、自分のルーツである中国に行って国を回ってみてみたいという思いからだった。

さらに生活費を切り詰めるため、彼女は神戸の古い木造住宅の二階に下宿することにした。

車も免許もない彼女のために、私が運転して引越荷物を運び込む手伝いをした。
とても古い民家だったことを記憶している。

研究室の飲み会なんかにも来てもらって、手作り餃子とかを張り切って作ってくれた。
研究室の皆も英語を教えてもらったりしていた。

明るくてとても元気な子だった。

がんばって貯金した甲斐あって、彼女は念願の中国旅行を果たした。

日本に戻ったその直後に、あの地震にあった。

古い木造住宅は完全に倒壊した。

そして彼女は死んだ。


遺体の状態はよかった。
さすがに、泣いた。


しばらくして、アメリカの彼女の実家に葉書が届いたそうだ。
中国から出した葉書だった。


そんなわけで、いつ死んでも悔いの無いように生きねばと思うようになった。
そして、地震はとても怖い。


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2007年01月16日

殿様商売

とある大口顧客からクレームが来た。

画面上のあるボタンがオン・オフの区別がしにくい、というものだった。

営業は何とか直してくれ、という。
客から見ても明らかに簡単な修正のはずなので、これを対応しないのは誠意がないように取られるという。

そして、担当のPLと、課長の判断は、

「次の製品リリースで対応いたします。」

で、次のリリースは半年以上先だったりする。

うむ。予想通りの対応だ。

パッチで修正するような対応もしない。
かといってバグフィックス版をリリースする気も毛頭ない。

ハードのリリースプロセスを踏襲しているため、バグフィックスだろうが、製品リリースとなると一々手続きが大変でコストがかかるというわけだ。

この商品は長年赤字だ。
小さい会社なら、何が何でも対応する話だ。

大企業だと、これをがんばったからといって給料も変わらない。
客の言うことに一々対応していたらきりがない、という理屈である。

要は殿様商売である。

いつまで続くやら。

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2007年01月12日

上司がインド人になる日

雑誌の上司がインド人になる日というタイトルをみて、思い出した。

赴任時の研修の時のことだ。
担当の講師がこんなことを言っていた。

「人種差別についてです。

欧米に赴任される方はあまり問題がありません。
というのも、日本人として、欧米の、特に白人に差別されるということは、ある程度心の準備というか、仕方がないものとして、たいていの場合、処理できるのです。

問題が大きいのは、アジアなどの地域に赴任される方にあります。
心のどこかで、その地域の人々を差別している人に問題は起こります。

差別している人達に、差別される場合が一番厄介です。」

自分たちが心のどこかで見下している人たちに、差別されるのは、消化できにくいものなのだという。


日本では、女性の上司はおろか、結婚後も働き続ける女性に対しても未だに理解がない話を聞く。

老舗の重工関係で勤めている知り合いの女性は、毎日のようにおっさんからセクハラ発言を浴びていると嘆いている。

「子供産まないの?」

「夫婦でそんなに稼いでどうするの?」

という類だ。

女性に対する差別が無意識に(か意識的に)存在しているのだろう。日本では女性の管理職が、他の先進国に比べて非常に少ないのも無関係ではないだろう。

そんな旧態依然の文化でインド人が上司になったら、さぞかし大変になるだろうなあ、と思った次第だ。


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2007年01月11日

フラット化に出遅れた日本に勝機はあるのか?

月刊 ascii (アスキー) 2007年 02月号 [雑誌]
B000LRYAAS


野口悠紀雄氏の記事が興味深い。

世界で3カ国だけ、高等教育の最終段階まで自国語でできる国があります。
それは、ロシア、中国、そして日本です。
(中略)
ロシアや中国、日本、そしてフランスやドイツもこれに近い。
(中略)
したがって、英語が使えない国は没落する。いまの日本がこの典型ですが、同じようにフランスやドイツも、凋落しています。
(中略)
スタンフォードでのアジア人留学生の数を調べてみたところ、'90年代の初期までは、日本、中国、韓国が120人ほどで横並びでした。ですが、いまや中国は400人を超え、韓国も300人になった。
日本は逆に減少して80人です。


そもそもタイトルの「フラット化に出遅れた」という認識すら、多くの日本人はもっていないのではないだろうか。
銀座にあれだけ世界最大規模のブランドショップが出来ている昨今である。
本当の金持ちだけが利用しているとは思えない。

絶対的優位性ではなく、相対的優位性を見出して、伸ばせ
という話は肝に銘じたい。

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2007年01月09日

何も考えないで辞めた人

先月末に辞めていった人と少し話をする機会があった。

私「いつ辞めるって人事に言ったんですか?」

「一ヶ月ぐらい前かな。」

私「次の仕事決めてないって聞きましたが?」

「ああ、決めてない。扶養者いないから気楽なもんだよ。」

私「実家に帰るとか?」

「いや。ただ、今のところは家賃が高いから、もっと安いところに引っ越すつもり。
健康保険とか年金とか、すごい高いのな。びっくりしたよ。今まで気にしたことなかったから。」

私「... 早く仕事見つけたほうがいいんじゃないですか?」

「うん。まあね。でも少しのんびりしたいんだよ。」

私「日本では履歴書に空白があると、再雇用が難しくなるっていいますが、大丈夫ですか?」

「へー。そうなんだ。知らなかった。
でも、次に何の仕事するかも考えてないんだよ。」

私「え?何の仕事って、我々ぐらいの歳で、いきなり未経験の異業種に転職ってのは難しいと思いますけど。」

「あー。まあそうだよね。ははは。」

うーむ。
暢気すぎる。というか、少し壊れとる。

ここまで何も考えていなかったとは。
大企業で、エンジニアとして純粋にやってきたという感じだ。

しかし、かつて一緒に仕事をしてみて思ったのは、この人、お世辞にも技術力が高いとは言えない。
が、プレゼン能力とかも無さそうだし、営業とかまったく向いていない。

転落人生にならなきゃいいが。


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2007年01月05日

ITがインド社会を変える

年末に「ITがインド社会を変える」という番組を見た。
伊藤洋一氏がインドに行って、取材したものだ。

特に印象的だったのは、最低カーストの若者たちの姿であった。彼らはインドで最も貧しい生活を強いられている。
これまでだとその生活を受け入れるしかなかったのだが、ITの力によって会社を興し成功するものが現れている。

紹介されていた予備校の校長は非常に優秀だったため、かつてアメリカで数学を学ぼうとしたが、渡航費を捻出できず夢を諦めなければならかったそうだ。その経験から、出来るだけ安い学費で多くの貧しい学生に学んでほしいのだという。

貧しい親は借金をして予備校に子供を送る。
子供は朝の5:00から夜の12:00まで勉強をしている。学生の目は真剣そのものだ。輝きが違う。
ぎゅうぎゅう詰めの教室で、居眠りしているような人は一人もいない。
雨の吹き込む建物で傘をさしながら、濡れたノートに必死に書き込む。

カースト制度に縛られた生活から脱却できる、という明確な希望があるため、必死に勉強しているのだ。

伊藤洋一氏も

「日本ではもう絶対に見られない光景」

と言っていた。

この予備校では50人ほどがインド工科大学に入学したと伝えていた。

一方で、人口の8割を占める農業従事者は、グローバリゼーションによる競争にさらされ、自殺者も増えているという。
インドにおけるグローバリゼーションは諸刃の剣となっている。

単純に日本の若者に、こういうハングリー精神を見習って、今の状況に感謝して勉強しろ、といっても通じないであろう。
学生だけでなく、社会人にとっても同じことだ。

自分たちの貧困からの脱出手段がITだと信じて疑わず、死に物狂いで勉強するインド。
経済的に豊かになって、理工系離れが進む日本。


非常に対照的だ。


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