それも実感としてわかってきた。
冬は寒いので、着込めるだけ着込むので、おしゃれとかいってられない。
夏はその反動でか、オフィスでも半パンの草履とかでくるし。さすがにシリコンバレーでもこれは見たことが無かった。
同じバス停で乗る若い女性がいる。気さくに話が出来て楽しい感じの人だ。シャネルのバッグを持っているブロンドの美人タイプ。
「へー、こういう人もいるのか」
と思っていたのだが、見かけて以来半年以上、ずーっと同じバッグであった。毎日している髪留めも塗装が剥がれているし。
同じくバスでコートの背中の一部が破れている初老の女性がいた。
「ああ、今日は破れているのを気付かなかったのかな。」
とか思っていたが、結局冬中そのコートを着ていた。
女性もそんな感じなので、男性はさらにどうでもいい感じである。(含む自分)
シリコンバレーでもあまりファッションに気にかけていない人が多かったが、こちらはそれ以上であった。とはいえ、あちらほど太った人を見かけないので、そこまでみすぼらしい感じは無い。
まあ不潔な感じでもなく、単に金をかけてないということであろう。
そんな感覚で生きているので、服にお金をかけることへの解釈もだいぶ異なるようだ。
日本のブランチに30代前半の営業がいる。彼は細身でおしゃれで独身である。ブランドに気を使っている。日本では普通にいるタイプだ。
彼も本社に出張してくることがある。
そんな彼へのこちらの人々の大方の印象は、こうであった。
「彼は、ゲイなんだろう?」
こらこら!
そして、日本へ出張したエンジニアからの質問。
「なんで、日本人は地下鉄で、あんなおしゃれしてるんだ?」
うーむ。まあ、地下鉄乗ってパーティ行くとか想像できないだろうなあ。
多分普通に通勤してるだけなんだろうが、それはもっと想像できまいな。
私個人としては、こんなオタワの感じが楽であるのは言うまでも無い。
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