今の仕事では、アメリカ・ヨーロッパのプロジェクトもあれば、日本のプロジェクトも関わる。
やはり日本の顧客は特徴的で面白い。
・要求仕様があいまい
・業務分担があいまい
・契約があいまい
・パートナーといいながら、下請け
・発注主は殿様。下請け間でよきに計らえ
である。
私も、前職で海外の企業との取引に関わったことがあるので、両方の言い分がよくわかる。
こちらのエンジニアと話をすると、フラストレーションたまりまくりである。
「なぜ契約書を無視するんだ?」
「なぜ仕様が勝手にころころ変わるのに、いちいち対応しないといけないんだ?請求しろ」
「なぜ彼らのライブラリのデバッグを我々がしないといけないのだ?」
「発注主がなんでちゃんとプロジェクトマネジメントしないんだ?」
という具合である。
一方で日本企業の立場でいると
「なぜプロジェクトが遅れているのに、のんきに休んでやがるんだ。」
「いちいちドキュメントとかいう。いままでの経験でうまく処理できないのか。技術力が低いのではないのか。あいつらは使えん。」
「なぜいちいち細かい契約の話を持ち出すのか。一蓮托生で成功させようと気が無いのか。」
「こんなこと一々説明しないでも常識でやってこいよ。」
というわけだ。
もう、いくら説明しても全然埋まらない溝だ。
同僚には「お前はどっちの味方なんだ」とかいって怒られるほどだ。
いや、プロジェクトを成功させたいだけなんだが。
やはり日本企業には欧米とは全然違うカルチャーが存在している。
まあ、これは一方的に悪いことばかりではないと思うのだが、その違いがどうして生じているのかは、お互いあまり考えていないようである。
2008年01月17日
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Weblog: カレーなる辛口Javaな転職日記
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なぜこのような違いが生じているかについて、「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書) 冷泉 彰彦 という本が参考になるかと思います。
日本の意思決定は空気によって支配されている、というようなことが書いてあります。
一読おすすめです。
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http://www.amazon.co.jp/「関係の空気」-「場の空気」-講談社現代新書-冷泉-彰彦/dp/4061498444/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=gateway&qid=1200583295&sr=8-1
私は昨日セミナーを受講して、ユーザとベンダ間の契約や役割分担にまで踏み込んで「共通言語を作る」という意義は非常に大きいと思いました。
とくにJUASというユーザ企業側のIT業界団体も絡んでいますし、共通フレームはユーザ側含めた「産業界の要請」を取り込んでいるようなので、今後の普及に期待しています。
もし気が向いたら、ご意見ください。(うちのブログにコメント、ないしトラックバック頂ければ幸いです)
わたしも最近アメリカ人エンジニアと日本人顧客との仲介役みたいなしごとをしているのですが、おっしゃるとおりの断絶ぶり。とくに締め切りへの対処の違いは険悪になりやすいです。
わたし自身も日本人的メンタリティをもっているため日本人お客様の言い分にしたがってしまうことが多いのですが、必死に日本人顧客のことを理解しようとしてくれているアメリカ人エンジニアたちを見ていると、もうしわけないなあと罪悪感も覚えてしまいます。