2007年11月13日

仕事は7.5時間で終わらせる

今のカナダの会社では5時にもなると半分以上の人間が帰る。
原則7.5時間働けばいいというルールなので、朝早く来る人は当然早く帰る。

7.5時間以上がんばっても評価される仕組みではないのだ。
評価はその時間でどれだけアウトプットが出せたかで決まる。

これは私がシリコンバレーにいたときの現地のメンバーも同じような感覚でやっていたので、北米的には普通なのかもしれない。

なので、時間内に何とか終わらせようという気持ちがそこここで感じられる。

この3ヶ月で見た感じだと、その工夫の一つにはミーティングへの時間の割き方が日本とは違う。

・基本的には定例会議はない。
・ミーティングは30分単位が基本。
・重要かつ急ぎのプロジェクトの場合、毎朝進捗確認はやるが、15分程度。立っておこなう。
・2-3人での、ちょっとした相談や、決断は担当者のキューブへ押しかけて行う。
・その際も、異常に早口で、即決する傾向あり。
・Wikiなどでドキュメント化して情報共有に努める。
・社内ミーティング用のプレゼン資料を一生懸命作るやつはいない。
・ただしマイルストーンになるドキュメントだけはしっかりつくる。それがないと次に進めない。
・責任者ははっきりしている。
・なので関係ない人は巻き込まない。(メールも入れない)

といった感じだ。
さらに思ったのは、根性論は一切ない。一日7.5時間で出来ないことは出来ない。
その範囲でどうすれば効率的に結果が出せるかだけを追求する。
休出とか、考えたこともなさそう。

多分彼らにとって、こういう労働時間の感覚は、一日三回は飯を食うとか、夜は寝るとか、そういう当たり前の感覚の部類に入っているのだと思う。
韓国の半導体のエンジニアが正月以外休み無く働いているというのを昔聞いたときに、さすがにあほかと思ったが、まあ彼らにしてみれば、そういう感覚なのだろう。

残業している人もいることはいるが、大抵本当に好きでやっているようだ。

こんな話、効率を上げることが重要ではない日本の労働環境では意味の無い話なのであることは承知しているのだが..


posted by りもじろう at 13:06 | Comment(9) | TrackBack(16) | カナダの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごいな〜。
楽しそう。
http://blackr.seesaa.net/
Posted by blackr at 2007年11月13日 21:50
仕事に対する感覚が違うんでしょうね
別の話では、アメリカは一日のノルマが決まってて、仕事内容も明確化されてると聞いたことがあります。

残業しなきゃお給料が減っちゃう心配するのなんて、なんかおかしい。
日本も早く変わってほしいものです。
Posted by noel at 2007年11月14日 09:06
いつも更新が楽しみです。海外での生活大変だと思いますが頑張ってください。私ごとので恐縮ですが、私はIT企業いわるゆSIerの会社に勤めておりますが(SEではなくスタッフです)、海外のSIerの会社も、このような労働時間で作業されているのでしょうか?日本だとSIerは、お客さまのプロジェクトルームに受注して毎日深夜まで労働しています、、、、
Posted by バルタン at 2007年11月14日 10:34
>評価はその時間でどれだけアウトプットが出せたかで決まる。
同じようなことやらせて結果に差があれば、できない奴は最終的にクビってことでしょ?
できない人にとっては残業がないんじゃなくて残業代なんて出ないってことだね。
厳しいな。やりたいことではなく、まずは平均以上にできることを仕事に選ばなきゃ。
Posted by at 2007年11月14日 17:21
日本って仕事に対して根性論が入る事が多いですよね。
そしてそれを美徳だと思っている。
生産性が悪くて非効率的な環境。
日本のWeb業界でも環境の整った企業は、
記事中にあるように社内Wikiなんかで情報を共有して
効率良く仕事を進めてる。そして鮮やかに定時帰宅。
変な所だけアメリカナイズされないで、こういった
大事な所を見習うべきだと思いました。
意味と意義のあるブログ記事ですね。
Posted by 男風緑 at 2007年11月14日 19:33
私はこういった働き方を学ぶためにも日本を出てオーストラリアで働いています。
なんとか日本でこのような働き方が出来ないかといつも考えるのですが、ため息が出る毎日です。
空気は日本のほうが好きなんですけどねぇ。
でも、男風緑さんのコメントで変えていける可能性はあるかもしれないという希望が持てました。
こういった情報を日本社会に出していくことが重要なのかもしれませんね。
Posted by たこ焼き at 2007年11月15日 09:33
素朴な疑問ですが、マイルストーン、リリースなど守らねばならないポイントが守れない場合も、あくまでも7.5時間?
そういう場合は、チームの責任者が責任とった上で(評価が下がる)リスケする、とかで根性論は入らないということでしょうか?
Posted by key at 2007年11月15日 12:46
自分もアメリカで以前働いていたことがありましたが(SE)、そこはシステムが納期遅延してるのに5時で帰ってましたよ。

一度だけ休日に電話会議がはいりましたけどね。

しかも、ボトルネックとなっていた担当がいきなり2週間のバカンスに・・

開いた口がふさがらないほどぶっ飛びましたが、そいつが自分の仕事を投げ出して私にパスしてくれたので、別視点で解決にあたれたので、ボトルネック解消してプロジェクトが進みだしちゃったりして、まあ、こういうのもアリだよなぁとも思いました。

チームリーダは、人選含めて責任あるわけで、クビ含めていろんな形で責任取ってたと思いますけどね。それでも適切な労働時間という「人権」を侵害するようなことは出来なかったようです。

プロジェクトの失敗率の高さは日本のほうが低いようですが、その裏には多大な犠牲があるんだと思います。
自分は、そういう犠牲はナシにして、経済原理でスマートに解決する(失敗リスクを含めた値付け、失敗させないマネージャへの厚遇など)ほうが勝者になるんだろうなぁと思います。

Posted by akio at 2007年11月30日 22:53
うらやましぃ・・・・日本きらいだ・・
Posted by ・・ at 2008年05月31日 18:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

仕事
Excerpt: 多分彼らにとって、こういう労働時間の感覚は、一日三回は飯を食うとか、夜は寝るとか、そういう当たり前の感覚の部類に入っているのだと思う。 住みたいところに住める俺: 仕事は7.5時間で終わらせる
Weblog: 名言で読む「はてな」
Tracked: 2007-11-13 18:55

[雑記]効率求めたら仕事の質が落ちるに決まってるだろ
Excerpt: 「……俺はお前に、70%の仕事じゃなくて100%、120%を求めているんだ。わかるな? 後俺は、法廷残業時間までは何も言わないからな」 某大手SIerに勤める友人が、新しくついた上司に最初に言われた..
Weblog: (・∀・)シウマチ!!地獄車@はてな支部
Tracked: 2007-11-14 01:09

サラリーマン
Excerpt: サラリーマン とりあえず、自分は忘れたくないサラリーマンのこういう見方。↓ 奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。 どっちの鎖が光ってて重そうで高..
Weblog: とある起業家のブログ
Tracked: 2007-11-14 10:40

住みたいところに住める俺: 仕事は7.5時間で終わらせる
Excerpt: 住みたいところに住める俺: 仕事は7.5時間で終わらせる
Weblog: pligg.com
Tracked: 2007-11-14 16:08

Re: 仕事は7.5時間で終わらせる
Excerpt: りもじろうさんによる「住みたいところに住める俺」というウェブログを嫁さんから教えてもらいました。私も「某大手電機メーカー勤務を経て、海外(ニュージーランド)移住後、ソフトウェアエンジニアをやっている」..
Weblog: SimpleBoxes
Tracked: 2007-11-14 18:51

なぜ日本人は今死ぬほど働かされているのか
Excerpt: 住みたいところに住める俺: 仕事は7.5時間で終わらせる 今のカナダの会社では5時にもなると半分以上の人間が帰る。 原則7.5時間働けばいいというルールなので、朝早く来る人は当然早く帰る。 ..
Weblog: This is my learning
Tracked: 2007-11-14 20:33

日本で欧米スタイルをやるとどうなるか
Excerpt: 仕事は7.5時間で終わらせるについて。 さらに思ったのは、根性論は一切ない。一日7.5時間で出来ないことは出来ない。 その範囲でどうすれば効率的に結果が出せるかだけを追求する。 休出とか..
Weblog: ひろきち劇場DX
Tracked: 2007-11-14 22:36

日本で欧米スタイルをやるとどうなるか
Excerpt: 仕事は7.5時間で終わらせるについて。 さらに思ったのは、根性論は一切ない。一日7.5時間で出来ないことは出来ない。 その範囲でどうすれば効率的に結果が出せるかだけを追求する。 休出とか、考..
Weblog: ひろきち劇場DX
Tracked: 2007-11-15 01:08

日本のことがよくわからない。
Excerpt: とあるカナダの会社では「仕事は7.5時間で終わらせる」 それって当たり前のことではないのだろうか。日本ではどうなんだろう。 ...
Weblog: ぴらぴら週記
Tracked: 2007-11-15 01:32

[BM]旬の小栗君
Excerpt: 昨日、コンタクト無くしました・・。出費、2万円強也。ネタYahoo!ニュース - 写真ピックアップ 今年タイに旅行に行ったとき、やけにピンクのシャツ着ている人多いなあと思ったら、 そういう理由だったの..
Weblog: 神戸の三代目
Tracked: 2007-11-15 11:00

[ロールモデル]偉人の仕事時間
Excerpt: はてブのホットエントリに入っていた仕事は7.5時間で終わらせるを読んで、 自分の会社員時代の記憶を楽しんでみた。 かつて、ぼくが勤めていた会社は、残業が当たり前だったので、 22時が、ほぼ定時化して..
Weblog: abe_kojiの引き出し
Tracked: 2007-11-15 11:23

仕事は7.5時間で終らせよう
Excerpt: こんなブログを同僚に教えてもらいました。 http://remote.seesaa.net/article/66263439.html すばらしい! アメリカ文化! 日本も習うべ..
Weblog: 目からウロコ
Tracked: 2007-11-17 17:17

日本人は動きながら変えるのが苦手
Excerpt: 読んでみた。 仕事は7.5時間で終わらせる スケジュール意識の違い まとめると ・そもそも無理な物は残業したって無理。 ・ちょっとくらいの納期ずれは残業して解消しなくても、そのうち解消する。 ・解消..
Weblog: 眠る開発屋blog
Tracked: 2007-11-23 21:41

[雑記]スタートアップで金儲けをしないという発想
Excerpt: TechCrunch Japanese アーカイブ » Loic Le Meurの「スタートアップ成功のための10のルール」を読んだ。 この手の「成功のためのnの法則」的な物には今までなび..
Weblog: From a Far East Island
Tracked: 2007-12-07 13:32

記憶の空。
Excerpt: [散文] 秋が去り、だんだんと布団の中が恋しい冬を迎えつつ。 私情で”できるだけ日刊”ペースが落ちちゃったのでちょこまか記事を書いてみるけれど、一日二日休みしていただけなのに随分とブログを書く感覚..
Weblog: 冷たい月の陽炎 nexμ's
Tracked: 2008-11-16 23:09

住みたいところに住める俺: 仕事は7.5時間で終わらせる
Excerpt: 住みたいところに住める俺: 仕事は7.5時間で終わらせる
Weblog:
Tracked: 2012-01-22 10:07
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。