オタワの人の感覚では通勤で30分というのは十分遠い範囲であるらしいが。
20年ほど前に開発された宅地らしいが、家と家の間隔がゆったりしていて、木々も立派に育っている。
新築だと、家の正面と裏面はレンガだが側面は板になっていたりと、コスト優先になっているようなのだが、こちらは全面レンガだったりと、当時の家のつくりはしっかりしていたらしい。
そんなわけでデベロッパーとか、場所とか年代によって全然家並みが違う。
カナダの家には地下が必ずといってあるようだが、新築時はコンクリートと木枠がむき出しであって(Unfinished)、住人が好きなようなに改造していくもののようだ。
人によっては何も手を入れず、倉庫として使っていたり、ジムにしていたり、子どものプレイルームにしていたり。
手を入れて作りこんだ状態をFinishedといっている。
この家はゲストルームに使えるようにFinishedになっていた。
屋根やセントラルヒーティング等の機材などの消耗品は最近すべて入れ替えられている。
メンテナンスをきちんとやっていくと年数が経っても住宅価値が変わらない・あがるというのが面白い。
これは不動産価値が必ず右肩上がりという意味ではなくて、住宅価値というものが、日本のように新築から中古というくくりでがたっと下がるような単純な構造ではない、ということだ。
20-30年すると上ものがまったく価値がなくなる日本の不動産とは根本的に感覚が異なっている。
ちょうど一緒に回っている不動産屋が別で手がけている物件が決まったらしい。1900年に立てられた家を購入したという。
改装にはいくらかかかるが、購入者はそうしてもその家がよかったのだという。
というわけで、この家の写真をたくさんとって妻に送ったのだった。
タグ:不動産
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自分にはとてもまねできないなぁと思いながらも、ドキドキして読んでおりました。
最近のブログでカナダに対してやや美点ばかり見よう?としておられる感じを受けます。カナダにもNZの例の会社のようないい加減な奴、悪い奴は居ると思います。杞憂かも知れませんが、用心され、今後もブログとやわなんの継続をぜひともお願いします。楽しみにしております。