前職での話である。
例のC#という言葉すら知らなかった、隣の設計の課長の率いる課であるが、その後どうなったか。
ビジネス企画主導で持ってきたプロジェクトを言われるがままに推進していた。
海外のソフトをOEMで担いで、日本で展開しようとかいうような話である。
美しいパワーポイントの資料によれば、日本の市場はまだまだ未開拓で、参入の余地が十分あるという。
なんでも、そのソフトベンダーにライセンス料として数億を払ったらしい。
その後、一年以上かけて、そのソフトのQAをしてあげていた。製品レベルに何とか仕上げたのだ。
で、ショーで展示してみた。
ショーが終わってのことである。
「おいっ、どうなってるんだ。他社よりだいぶ出遅れているじゃないか!」
怒号がとぶ。
うーむ。
やる前に気付けよ。
しかも先行メーカーがすっかり市場を押さえていて、入る余地はなく、売れないことだけははっきりした。
ここまで何億使ってんだか。
「撤退しろ。」
無責任に言い放つ後任の部長。
すでにモニターとして無料で導入しているお客もいるのである。
道義的責任もあって、引き上げるのも簡単じゃない。
あのときのビジネス企画担当はどうしたのかというと、もう違う担当だったりしていなかったりする。
そして誰も責任を取らないのであった。
何年も関わってきたエンジニアのモチベーションは下がりまくりであり、課長は怒鳴りまくりであった。
しかし課長も問題じゃないのかなー。技術が分からないなら、その分、ビジネス面とか、ちゃんと見ていこうよ。
工程管理ばっかり命かけてるから、動き出したら途中で止まれないんだろうなあ。
工程管理は手段であって目的じゃないってことなんだが。
こんな調子でもやっていけるし、誰も責任取らないですむ大企業ってすごいですな。
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2007年06月27日
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