2006年12月26日

帰国する人々

妻がお世話になっているNZ在住の日本人から、以前メールをいただいた。

実は最近になってちらほらNZを離れる友人が多く、日本人夫婦は日本に帰り、NZ人との夫婦はオーストラリアに移住が増えています。
子供の教育、こちらでの給料の安さ、働けど働けど借金は減らず(住宅ローン、年利8%!)贅沢できない生活の辛さ、親が高齢、など様々な理由があります。
中でも、ご主人が40歳台になるとのんびりしていたらもう日本では仕事が無くなる、というのが決定的のようです。

友人の中でも「なんでNZにいる必要があるのか分からなくなってきた」と言う人も結構います。
だいたい子育てに追われて、働くにもこちらで通用する技術も無く、保育園はすごく高く、ご主人も低所得で生活キチキチ、借家でしかも自分達4人家族は1部屋で残り2部屋はフラットメイトを入れてどうにかやっている、というような生活の奥さん達がぼやいているわけです。

それでもなかなかこの国を捨てられないのは、やっぱり心の自由があるからではないでしょうか。
人との関わりでストレスを受けやすい人が、人と関わらない生活をしても支障がないですし。
「細々と食べていければいい」「贅沢は出来ないけど、子供達がのびのび育ってくれればいい」ぐらいの気楽さがないと、まだまだ日本人はこの国でやっていけないと思います。
ここは楽園ではありませんが、あたたかく包んではくれます。

そうなのだ。
この世に誰でも幸せになれるような楽園などないだろう。

我々が、今年春に移住をしようと思っていたときは、2社から選択出来た。その際、あえて小さい会社を選んだ。
単純に、移住してまた大企業のサラリーマンをするのが嫌だったのだ。

収入の見込みも、ビジネスが成功する保証も何も無いのにだ。
現に、NZISに却下される程度の会社であったのだ。移住しても失敗するのは確実であった。

ただ現状から逃れたいという現実逃避が、そういう判断をさせた。
度重なる引越し、仕事のストレス、子育て、部長の死。

そんな切羽詰った状況から脱出を試みるための海外移住。
そのために必要な手続きでさらに自分たちの首を絞め、誤った選択をする方向に追い込んでいったように思う。

セミリタイアするには早すぎるし、金銭的にも準備が出来ていない。
NZに移住することは手段であり、目的ではないのだ。

まずは、しっかりとした収入を確保して、次のステップに打って出るようにしなければ、先の手紙の人たちのように、何しにNZに来たのか分からないまま、帰国することになるだろう。

現実逃避ではなく、よりよい生活、よりよい環境を求めて移住をしたい。
今回の就職活動で、肝に銘じていきたいところだ。


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posted by りもじろう at 10:25 | Comment(9) | TrackBack(1) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「やわなん」の単語帳ダウンロード、nanoには対応してないんですか?
ダウンロードしてnanoに入れても上手くいかないので。
Posted by at 2006年12月26日 17:55
年9万ドルの仕事をことわるとは。。。Americaでの赴任経験もあり英語もかなりできるようですが、こちらで大企業のサラリーマンをするのだけでも普通のNZの人からすればかなりのことです。大企業のサラリーマンが嫌いという気持ちは分かりますが。。。
私はskilled migrantでwork visaを取得しAucklandでERP systemの仕事をしていますが、こちらの企業内でsystem engineerとして実際に働くと日本とは全く違うstressや仕事の難しさがありますよ。会社にももちろんよりますが、日本みたいな引継ぎはまったくなし、あっても一度口頭で説明して終わり、組織だったsystem planはなし、quality controlという考えはなし、自分に与えられた仕事は自分で何とかする、つまり人に聞かないと何も教えてくれない。誰も基本的には手伝ってくれない。(Americaに赴任されたときに異文化の人との仕事ですでに経験されたと思いますが。。)

また、Americaと日本との比較も書かれているようですが、AmericaはNew Zealandからみればかなりsystem的アプローチや上記の考え方はちろん全然進んでいると思います。(私は日本では大手アメリカのコンピュータメーカーの会社に勤めていてAmerica赴任や、ヨーロッパ、アジアの人たちを仕事をしていました)

Javaができるengineerはインドや中国、ヨーロッパなどからもたくさん来ています。技術的にできる人は山ほどにいます。しかも彼らの英語はご存知と思いますが日本人の比ではない。(例外は除く)

実際に働き始めてから仕事環境で満足が得られる会社に勤められたよいですね。NZに来てしばらく仕事して生活をすると少なからず上記のメールの方々の気持ちが分かるようになると思います。

NZに移住することは手段であり、目的ではないであるにしてもよい仕事を得てより良い生活環境をみつけられるとよいですね。
私はこちらで仕事ができ家族でよい環境で生活できるようになってよかったと思っています。優秀な日本人のEngineerがこちらに来ることは大歓迎です。がんばってください。


Posted by at 2006年12月26日 19:25
すいません。手元にnanoがないので、未確認です。
notesから同じように利用できると思っていたのですが。

ダウンロードも、テキストのみのダウンロード(メニュー左)と、リスニングコンテンツも含めたダウンロード(リスニング選択後、各単語帳横)があります。

もうちょっと不具合の内容を詳しく教えていただければ助かります。
Posted by りもじろう at 2006年12月27日 09:37
経験者のコメント、大変助かります。
これからいくつかの決断する上で、とても参考になります。ありがとうございました。

Posted by りもじろう at 2006年12月27日 09:44
すみません。内容不足でした。
テキストのダウンロードについてです。

ダウンロードし、解凍したファイルの中身が
「AllTest 〜〜」という名前のテキスト一つなのですが、それはそれでいいのでしょうか?
Posted by at 2006年12月27日 11:44
通常は
AllTest_コミュニティ名.txt

AllText_数字
のフォルダが出来ます。
これを両方Notesにコピーすることで使っていただけます。
解凍ソフトは何をお使いでしょうか?
Posted by りもじろう at 2006年12月27日 17:09
+Lhacaを使ってます。
Posted by at 2006年12月27日 17:24
Lhacaで、こちらでも再現いたしました。

動作確認しているのは
・Lhaz
・Lhasa
・Lhaplus
になります。
原因を調査いたしますが、お急ぎでしたら、これらの解凍ソフトのご利用をお勧めいたします。
ご迷惑おかけします。
Posted by りもじろう at 2006年12月27日 21:27
Lhaplusで動作完了できました。
ありがとうございます。
Posted by at 2006年12月28日 09:34
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