隣の設計課は、とある海外のソフトウェアベンダーからOEM供給してもらっている。
課長さんは、近頃お怒りである。
というのも、そのベンダーの品質レベルが低いのだと。
「わが社の品質レベル、機能レベルから考えて4割程度の完成度しかない」
と怒っている。
本当にレベルが低いなら、そんなソフトに投資しないで、自分たちで一から作ればいいのでは、と思ったりもするが、そこは突っ込んだりはしない。
この課長さん、徹底的な工程管理命の人である。
海外のベンダーがそれに合わないのは想像に難くないが、課長さんは大変ご立腹である。
課員「うちのライブラリをC#で出せといってきてるんですよ。C++V6以来、プログラミングなんかしてないから困ってるんです。ははは。」
課長「C#って何?」
課員「... マイクロソフトのJavaみたいなもんです。」
課長「ああ、Javaね。」
いいのか。それで。
部長や、営業ならともかく、設計の課長がこうである。
さらに言うと、知らないことが恥ずかしいとは思っていない。
なぜなら管理が彼の仕事だからだ。
これぞ組織の文化としかいいようがない。
シリコンバレーではまったく理解されないが、日本ではまかり通る。(うちだけかもしれないが)
昨日は老害みたいに書いたが、トップの老人が変われば、企業が変わる、というほど物事は単純ではないのだ。
このOEM供給してもらっている会社との契約を見ると、投資して、品質改善して、販路を作って、というタイミングで、独占供給が終わるようになっている。
この課長のやり方が、正しいとか、間違っているかはわからない。
わからないが、自分がこの人の部下だったら、今ほど長続きはしなかっただろう。
今の上司に感謝である。
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2006年11月08日
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