中国シフトについて、ちょっと考えてみた。
課長の主張が通って、外注的存在で中国組織を使う、というのであればいいが、上の考えでは設計業務の移管だけの話に留まらない。
現在のプロジェクトの流れは、本社で設計・開発を行い、世界各地の生産拠点で製造、さらに本社と連携して世界中の販社から販売となっている。
今回、コスト削減の方法として、設計業務を中国に持っていく。
また、世界中の生産拠点を中国に集中し、部材の調達コストの削減も狙うという。
さらにカスタマーサポートも中国へ移管する。
設計コスト・調達コスト・製造コスト・サポートコストを現時点でのミニマムに持っていこうという動きだ。
コストの面だけ見れば、なるほど、という話ではある。
ただ、曲がりなりにも、これまで本社が製造販売の一貫したハブであった。
今後、設計・製造・サポートが中国に行って、本社は上流設計のみ残すという。
製品の最終責任はこれまでどおり、本社だという。
しかし、明らかにハブ的機能からは外れている。
これでは投資会社のほうがイメージが近い。
うちの組織など、小さいものだから、これによる社会的影響など微々たるものだ。
しかし、こういう動きが全社的に進むようであれば、話は違う。
日本の経済構造は、良い悪いは別にして、大企業をピラミッドの頂点にして、多くの中小、零細企業が支えている。
大企業が、ハード、ソフト、製造、サポート業務を全て中国に移すというのはこれらに関わる日本企業への仕事が減ることに他ならない。
これまで製造やサポートまではあったが、設計業務を含めてトータルな移管が進むというのはあまりなかったのではないだろうか。
ハード、ソフトすら100%現地調達を進めるというのだ。
個人的には、これは失敗すると思う。
どうだろうか。
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2006年10月16日
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