2006年09月26日

英語はビジネスマンのたしなみ

ちょっと間が開いてしまったが、その後のF部長

進まないプロジェクトに業を煮やした社長から直々に指示が出た。

「インドのベンダーを活用せよ」

まずは紹介されたベンダーとの打ち合わせに行ってこいという。
これに対するF部長の行為は、致命的であったと思う。
それまでも数々の致命的なことをやってはいたようだが、これは、え?と思うような対応であった。

その下打ち合わせに、F部長本人ではなく、課長を行かせてしまった。
なぜか。

このF部長、英語が出来ないのである。
超ドメスティックな人だったのだ。

一方課長は海外留学経験もあって英語は問題なかった。
だが、最終的な判断は出来ない。

課長は帰国後、F部長と相談した。
勿論、英語を使いたくないので、F部長は海外の組織と係わり合いを持ちたくない。
結論は、

「使えない」

となった。

勿論、実際に使えないベンダーだったのかもしれない。
遅々として進まない重要プロジェクトをどう打開するか、その代替案も出せぬまま時間だけが過ぎた。

問題点は、開発以外の要素も多々あった。
例えば組織のしがらみから来るものだったり。
同情できる点は多々ある。

しかし、トップからみて、重要プロジェクトの社長直々の命に対して、この消極的な対応はどう映ったか。

最後には、大方の予想通り、トップはこの組織の解散を決めた。
解散といっても実質的には組織の再編とマネージャー入れ替えである。

F部長の華々しいサクセスストーリーも、この瞬間に終わったのであった。

後にF部長、うわさでは英会話教室に通っているとか。

遅いって。

posted by りもじろう at 09:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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