2006年09月12日

蜜月な関係

外注管理といえば、この怒鳴り散らすタイプのまったく反対のタイプもいた。
昔の職場の課長は、ある特定の会社、A社限定であった。

どんな開発業務が来ても必ずA社に依頼する。
開発費は言い値で、価格交渉はしない。

ましてや合い見積もりを取ったりもしない。
そのため、価格もかなり割高であった。

課長がバックについているし、必ず仕事が貰える状態だっため、A社と他のPLとの間の軋轢が酷くなっていた。
A社を使うな、という声も大きくなったが、そこは課長の権限で、絶対にやめなかった。

この課長は、Fake furをおかぶりになっていた。
界面が明らかに不自然で、ツートンカラーだったのだ。

それを見て、気付かない人はいない。

それが、ある日、妙に白髪がうまい具合に入った高級品をおかぶりになっていた。

「おおっ」

その質感には皆驚いた。

きっと裏に

「A社寄贈」

と書いてあるに違いない。

誰もがそう思ったものだ。

そして、その後もA社を使っての快進撃が続くのだった。
posted by りもじろう at 09:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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