欧米のオフィスがキューブか完全個室か、というのは会社によってのポリシーがあるようだ。
個室になっていると、静かに集中して開発に取り掛かれる反面、お互いに気軽に行き来しにくくなり、引きこもり的になってしまう恐れもある。
そこで、キューブでもついたてが身長以上に高いが、出入りするところはオープンであったり、個室でもガラス張りにして、ドアはオープンにしておくなどの折衷案を工夫しているようだ。
共通するのは、エンジニアにとって、オープンかつ、集中できる環境を提供するのが、よい結果を会社にもたらす、と考えている点である。
で、わがオフィス。
電話がうるさい。
へんな放送がうるさい。
通行人が鬱陶しい。
という点は許そう。
ソフトウェア部隊の横に、たくさんの会議スペース。
これは許せん。
このスペース、身長より低いついたてで囲われているだけだ。
おっさんどもの高笑いが響く。
電話会議などででかい声でわめく。
何度、
「静かにして下さい!」
と怒りをぶちまけに行ったことか。
(変人サラリーマン全開)
開発中にロジックを考えているときにぶちぶちと集中力が途切れる。
オフィスを設計した輩はどういうセンスでここに会議スペースを設けようと思ったのかまったく理解できなかった。
仕方なくノイズキャンセラーヘッドフォンなど付けながら仕事するのだが、これはこれで疲れる。
しかし、ここへ来てへたれサラリーマンとなって、社内での開発から一線を引いたときに納得した。
椅子といい、騒音といい、まったく気にならなくなった。
なるほど、頭を使わないことを前提として、オフィス設計されていたのか。
私が間違っていた。
これはあながち冗談ではない。
正社員は金がかかる。
欧米の会社は、金がかかるから、出来るだけアウトプットを出させようとする。
よってオフィスにコストをかける。
日本の大企業は、金がかかるから、安い外注に出させようとする。
正社員はその管理だけすればよい。
よってオフィスにコストはかけない。
というストラテジーの違いが明確にあるのだから、同じものを求めてはいけないし、頭を使ってはいけない。
昨日カンブリア宮殿で、ライブドア社のオフィスが映っていた。
さすがに汚くはないが、狭くてごちゃごちゃしていたのは変わりなかった。
ヘッドフォンしている人もいた。
ライブドアも日本の大企業的ストラテジーを採用しているのだろうか。
2006年08月22日
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