日本ではこれは理解されない話なんだろうか。
アメリカのオフィスにはタイムカードのような勤務時間を管理をするものはなかった。彼らは、勤務管理をするのは昔の工場の発想であって、創造性や効率を重視するエンジニアには意味がないと考える。
一方日本のオフィスはいまだにタイムカード管理をしている。
ただし、エンジニアにはフレックスタイム制を導入しているので、比較的アメリカのそれと似ているようにも見える。
だが、実際のところ、
勤務時間が長い = がんばっている
の図は根深く現存しているのが、最近またはっきりした。
私はあるときを機に、きっぱり残業をしないように決めた。
課の人もそう納得していて、無理に残業させようとしない。
これはありがたい。
だが、査定のときに、人事から課長に連絡がはいった。
「彼は勤務時間が短いので、査定を下げてください」
というプレッシャーがかかったというのだ。
勤務内容などまったく関係ない。
課長は私に、このことを話してくれ、断固として突っぱねるといってくれた。
課長は私の考え方に理解を示してくれていて、残業を強制することはしない。
私以外の課員は、残業しまくっているが。
そんなわけで、大企業の体質は当分、昔の工場のままなのである。
自分が会社を立ち上げるなら、勤務時間など絶対に設けない、と思っている。
【独立準備の最新記事】