親の知り合いにはなぜか、会社経営をして成功している人たちやプロのスポーツ選手が多かった。親自体はサラリーマンだったが。
そういう人たちとの接点を多く持てたのも影響しているかもしれない。
彼らは皆独特のオーラを持っていて、個性的な人たちだった。
そして、単純にかっこいい。
その後学校を卒業後、横に習えで大企業へ就職した。とりあえず色々な経験を会社内でして、それから起業してみるのも悪くないと。
とはいいつつ、それもガキの妄想という感じで、あっという間に忘れ去られた。
最初は会社とか社会の仕組みが、どういうものかわからなかったので、色々と刺激的であった。
日々の仕事に忙殺されて、夢とか考えることなく毎日が過ぎていく。
それから昇進試験のようなものをこなしながら、少しずつ給料があがって、何歳ぐらいでマネージャー、というようなことを横に習えで考えていた。
会社に対してネガティブなことを言いがちだが、実は大変感謝している。
色々な経験をさせてもらえたし、多くのことを学べた。
入社当時の職場にいた庶務さんに社内でばったりと会った。
10年ぶりぐらいだろうか。
ふ、老けとる...
大変失礼な話だが、それが第一印象であった。確か同じ歳ぐらいだ。
勿論自分も、ひどいおっさんなんだが。
大企業の中で、毎日を淡々と過ごしていると、同じ調子で永遠に続くのではないか、という錯覚を覚える。
組織は変わるし、人の出入りもあるし、引越しもあるというのに。
十数年という年月の重みが、庶務さんの顔に滲んだ。(すいません!)
うむ、会社には、十分色んな勉強をさせてもらった。
そろそろ次のフェーズに移るときだな。
そう思えた。
早くビザくれー。
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