2006年06月15日

銀行面接

ウェリントンに到着した。

家々が山の急勾配なところまで、せり出して建てられている。これまで広大な大地を運転してきた。一転して、この山に囲まれた小さい平野部に、ひしめくようにビルや家が建てられている。これには驚いた。なぜここに首都を移転したんだろうか。もっと広いところは一杯あるのに。

話には聞いていたが、想像以上に風も強かった。雨も降ったりやんだりだ。おかげで、他の地域とだいぶ違う印象であった。

到着次の日に早速、雨の中、銀行の面接へ向かった。

ロビーに到着すると、担当者に連絡をとるために、電話がぽつんと置かれている。

約束時間5分前に、担当者に電話を入れる。
が、誰も出ない。

5分ほどまって、かけても誰も出ない。

仕方なく、別の人に話しをして、中へ入れてもらう。
会議室で待つこと10分ほどして、担当者が現れた。

人事担当の女性と技術担当の男性の二人だ。

「まず、一般的な事柄について確認させていただいて、次に、Javaについての質問と、そのほかUML等の質問などをいたします。」

女性は、はっきりした英語で、丁寧に質問をしてくる。
電話インタビューと同じような質問だ。

その質問にからめて、こちらから自分が開発してきた製品の説明、デモなどをしていいか、確認し、許可をもらえた。

それが終わると、技術面接だ。

この男性、恐ろしく英語が不明瞭であった。何かふがふがと話す。
困った。何を聞かれているのか、よくわからない。

必死で質問を確認し、答えていく。
技術的な質問自体はそれほど、難しいものではなかった。だが、必ず何回か質問の意図を確認しないと答えられない。

おかげで予定の時間が終わるころにUMLの質問などまで到達しなかった。
ああ、こりゃだめだな。

汗をかきつつ、面接を終え、紹介してきたエージェントに連絡を入れた。

「銀行から連絡がありました。技術的には問題ないのですが、英語の面で問題ありということで、不採用だそうです。」

やはり。

チームリーダー的な立場の人間を求めているとのことだったので、高いコミュニケーション能力は不可欠だという。

うーむ。残念。
しかし、こればっかりは一朝一夕にどうこうなるものではないし。

またも脱力であった。ひどく疲れた。


posted by りもじろう at 10:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移住準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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