2006年04月07日

ワークスタイル日米比較2

一方でシリコンバレーのソフトウェアエンジニアはスキル中心である。

自分の手で何が出来るかが勝負なのであって、パワーポイントのアイディアだけ出して、自分が作ったなどとのたまうことなど仕事だと認めていない。

外注に出すなど、金の無駄と思っている。
如何にすばやく結果を出すか、残業しないか、がアピールポイントとなる。

実際、シリコンバレーに限らず、グローバルスタンダードがこのスタイルなのであって、日本の私の職場環境が異常なだけだったのに後々気づくのだが。

ある日、部長が

「今日はみんなでランチにしよう」

といって車連ねて、わざわざハイウェイに乗って二つぐらい隣の市のBarへ向かった。(といってもアメリカはコンビニいくにもハイウェイのらないといかんのだが)

で、当然のようにビールをぐびぐび。
基本的に夜集まって飲みに行くことはない。夜は家族の時間と決まっている。

ある若手のエンジニアが笑いながら、

「ジョージ(仮名)、前の会社のときに、このバーでお前にレイオフ言い渡されたなあ。覚えてる?」

「おお、そうだったなあ。はっはっは。」

愕然。この人首になった話を笑っていっているし。また雇われているし!
まあ会社が調子よければ人を取るし、だめなら減らす。っていうだけで、首になったほうもスキルがあれば別の仕事に就けるし、面白くなかったら変わるしってな感じだ。

日本では、ちょっと景気悪いっていうと自殺者一杯ですよ。鬱病一杯ですよ。
なんなんだ、この軽さは!

現にこの部長、一年後に会社を辞めるのだ。理由は

「日本への出張が多いのはしんどい。家族と過ごす時間が減る」

というものだった。
他にも入って一ヶ月で辞めた若手エンジニアもいた。面白くなかったんだって。それで競合会社にヘッドハンティングされていった。

あるセールスと客先でプレゼンする約束になっていた。
電話で、

「じゃあ、明日よろしくね。僕がプロジェクターもっていくから」

次の日、そいつから連絡がない。
問い合わせると、

「ああ、今日辞めたよ、あいつ。」
あのなあ。

こののりはなんなんだ。愛社精神無いのかー。
若手エンジニアは日本の社長の名前もしらん。興味ない。
日本じゃ、自分が社長みたいに会社を語るやつ一杯なのに!

しかし、こんなのりだからと言って仕事が出来ないわけではない。
日本で外注使って1年以上かけ、何億も金使っているようなプロジェクトを引き継いで、

「クオリティが低いので使えん」

といってさっさと捨て去り、自分たちでさくっと作ってしまった。
十数人で。

で、俄然クオリティ高い。ドキュメントしっかりして使いやすい。わかりやすい。マネージャーがビジョンをしっかり示して、何を作るのかをエンジニアに言い渡す。エンジニアはそれをしっかり聞いて、形にする。爽やかなトップダウンである。勿論ディスカッションを通して若手の意見も聞く。

日本ではマネージャーに作るべきビジョンが無いから、会議会議で総意がまとまるまで会議だ。組織間で仲が悪かったりするからしょーもないことでも会議。外注丸投げだから、

「確認いたします。」

「その変更ですと一ヶ月かかります。」

あの、GUIの表示文字数変えるだけなんすけど。
ってなことがしょっちゅうだったのに!



posted by りもじろう at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | なぜ移住・独立しようと思ったのか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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