2006年04月06日

ワークスタイル日米比較

私はアメリカと日本のソフトウェアの開発スタイルの比較をするほど経験は無いので一般的な議論はできない。よって私が知っているのはあくまでも

「シリコンバレー的ベンチャー開発手法 vs 日本の大手電機メーカー」

の一部に過ぎない。

この二つの職場環境を行き来して、カルチャーショック受けまくりだったわけである。

もとハード主体であった電機メーカーのソフト開発ってのは悲惨である。
プロセスが基本的にハードウェアの開発手法から派生しているためだ。ハード開発の経験者がマネージャーだからだ。
怒涛のウォーターフォールなのだ。
しかも子会社、孫受け会社というヒエラルキー的構造で開発するのだ。

これは部品を町工場から納品させるのと同じで、日本メーカーの基本的構造といえよう。勿論ソフトもハードも根幹を支えるパーツは内製する。その内製部分に関われれば運がいいのだが、如何せん、そういう仕事は20%程度しかない。
後の80%の人の仕事は何か。外注丸投げである。
丸投げも仕様書作成ができればいい方で、パワーポイントで四角と線で絵を書いてお仕舞いなんてこともあった。ドキュメントまで外注に書かせ、さらに実務を行う社内のエンジニアも契約だったりする。

そういう仕事をする人が多くなると、最重要プロジェクトと称して100人体制で仕事を始めても80人ぐらいは使えなかったりするわけで、結局外注に膨大な金をかける。勿論丸投げなので、モジュール間の(外注間の)コントロールがうまくいかなかったりするのはしょっちゅうであったりする。
スケジュールは守れず、最後にうまくいかないことに気づいて、意味無く残業しまくる。外注が必死で作業している後ろでぼーっと見守っているだけなんだが。

80%的仕事のなかで、「ソフトウェアエンジニアだ、上流設計だ」と自己満足している人が多い中で、私は流石に手と頭を使わないのがいやで、何とか自分で作らせてもらえる部分を見つけていたわけである。

こんな環境にどっぷり嵌っていた人間が、シリコンバレーの生え抜きエンジニアと同じ環境に立たされて、どれほど居た堪れない、惨めな状況に陥ったか少しは想像できるだろうか。


posted by りもじろう at 10:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | なぜ移住・独立しようと思ったのか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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