・いや、おそらく日本では普通だと思います。どうやら日本のIT企業の多くは同じようなやり方で開発をしているらしい。
・そもそも人事部が採用する時に、技術スキルの高い人は取ろうとしませんし、ユニットテストのような基礎知識さえも全く知らない人が大半を占めます。
・見直すための工数は悪、辻褄合わせるのが正義。
・以前、某ERPパッケージの下請けで働いていましたが、テストを手動でやり続けるのに嫌気がさして、辞めました。あれは鬱になる...。
・日本では専門家を軽視して、「ビジネスゴールを最優先して考える俺は偉い。技術馬鹿、専門馬鹿とは違う」っていうタイプの人材が評価される組織が結構多いのですよね。
・あるあるすぎて、笑えない。
・請負的な開発はこういった傾向が強いと思う。残念ながら。
・全部該当しててどうしていいかわからないw
・プロのプログラマーって、存在しないからな。キャリアがそもそも確立していない。
・あぁ、似た様な状況が嫌で撤退する自分としては、どこに行っても同じなんだなと痛感するとともに、もう少しマシな技術者になろうと思うのであった。
・似たような話はよくある まじでヤバイ
・少なくとも私の周りではよくある話…
前職とその関連企業でも同じような有様だったのだが、あれから何年も経っているのに何も変わっていないということは確かなようだ。
私が今まで関わった会社は日本以外ではアメリカ、カナダ、ニュージーランドでそれぞれ働いた会社と、関わったパートナー企業があり10社程度は開発のスタイルを見てきたことになる。
日本以外のそれらの会社ではほとんど当たり前にやられている基本的なことが、日本企業の多くではまったくなされていないということになる。
勿論各社毎に細かい違いはあるにせよ、ドキュメントを自動生成する仕組みや、ソース管理や、ユニットテストなどがきちんと出来ていないということは皆無であった。マネジメントやアーキテクトが居ないということもあり得なかった。
考えてみるとシリコンバレーには世界中からエンジニアが来ていたし、オタワやオークランドでも同様であった。彼らは自国に戻ったり、他の会社に移ったりすることも多いので、人の行き来によって世界的にスタンダードな開発手法のトレンドというものが構築されていくのだろう。
三カ国を見ただけで全世界的なものとして論じるには無理もあるが、少なくともエンジニアの求人広告を見れば、他国でも同じように人のスキルを見て採用していることが分かるので、そこから開発スタイルが容易に想像できる。
一方で日本の求人広告では
・高卒以上 実務経験ある方・未経験の方、どちらも歓迎などというキーワードが並ぶ。笑ったのは
・高卒以上 PCやシステムが少しでも分かれば未経験でもOK!
・経験年数不問
・経験10年以上のベテランも歓迎(35才未満)という意味不明なものまであった。
これでどうやって効率的な開発が可能なのかまったく想像できない。
こうして見ていると日本のエンジニアは国内での流動性は高まっているかもしれないが、国外との往来が相対的に少ないため、開発手法が日本国内で独自の進化をしていっていることがわかる。あるいは昔から何も変化していないともいえる。
若手のエンジニアは現状ではうまくいっていないと感じているものの、それを変えるだけの流れをつくるまでにはなっていない。マネジメント層でこういう現状を理解している人の絶対数が少ないからであろう。
それでも現状が効率的で競争力のあるものなら何も問題ないが、若手エンジニアの怒涛の残業、休出によって成り立っているのであれば、そこに未来は無いように思う。
求められるのは、効率的な開発ではなくて
自社の俺様ルールに従った上で結果を出すことなんです。
ルールなんて、必要に応じて変更していけば良いのですが、
それはルールを策定した人の顔に泥を塗ったと感じられるようです。
○「役職の偉い順にIPアドレスを自動的に振るにはどうし
たらよいでしょうか。」http://ap.atmarkit.co.jp/bbs/core/fnetwork/21576
みたいな上司に振り回されて貴重な時間を浪費したり、
○「実はオブジェクト指向ってしっくりこないんです!」http://el.jibun.atmarkit.co.jp/minagawa/2010/04/post-ebc4.html
みたいに無知な自称ベテラン技術者に振り回されて開発効率が低下したりというのは、さほど珍しいことではありません。2009年にもなって、バージョン管理システムという概念さえしらない開発会社もありました。日本の現状はそんなものです。
そういえば、この「みながわけんじ」さんも、「経験10年以上のベテラン」なんですよね。日本に未来は暗い。
>「ガラパゴス化」って、独自の進化の過程をたどるものを言うと思うんですが…
たぶん違います。
「独自の進化」は、ただのごく普通の進化です。
ガラパゴス化は、現実のガラパゴス諸島を知ってれば分かるとおり「独自の閉鎖的環境に適応して多種多様な独自進化を遂げているけれど、外部の進化より取り残されているがために、外来種が入ってくるとたやすく絶滅するほど脆弱な生態系への変化」を指すのだと思います。
日本のケータイで言えば、機種だけは無駄に多く機能も豊富なものの、外来種たるiPhoneやAndroidが入ってきただけで「生態系の頂点の座」を奪われて総崩れになってます。
また生物種については多様性は生き残りの鍵になることもありますが、それはあくまで「交配を重ねて、より良い遺伝子を取り入れ続けていれば」の話です。日本企業のように「良い遺伝子であろうと外部のものはすべて排除する」体制を続ける限り、その種の生き残りはきわめて困難になると考えられます。
「オレオレルールに従う」と「結果を出す」は、ほとんど矛盾ですけどね。まるで「ロウで固めた翼を腕につけて、鳥人間コンテストで優勝しろ」と言われてるような。まともなグライダーを使ってる参加者が一人でもいれば、100倍がんばっても勝てないと思います。
それから、そういう超非効率オレオレルールを使い続けて、いったいいつまで利益が出るでしょう?
企業は利益を出すのが存在意義であり使命です。
日本航空のように利益の出せない企業は、市場から消えていく運命です。
オレオレルールの適用は、絶滅への第一歩ですよ。
ITとは違うけど同意できることが多々ありました。
作業の効率化を訴えても、果たしてそうなのであろうかと会議が延々と続く・・・最悪キレられることも。
訴えても無駄ですね。
今の職場で常々思っているのは
「お客さんに提案する前に、自分の所のSIやるほうが先じゃない?」と言うことです。
笑えない話ですが、システム稼働の月次報告を作るのに、
「障害通知メールを人力で仕訳して数える」なんてバカな真似をやってました。
正直、うんざりです。
まともなグライダーを使用している参加者の
1/101の金額で空を飛ばせれば幸福なのです。
市民、あなたは幸福ですか?
50近い老人でIS部門=ボケ と考えるでしょう。
忠告します!
あなたもあっという間に私の歳になりますよ!!!
わたしも若いころはシリコンバレーにいたことがあるんですから・・・
自分のスタート地点より若いもんのスタート地点のほうが前なんだから。
#ここまで年齢の話も、プログラム自体の話も出てないのに。
「コストダウンしました」で喜んでる管理職はね。
高く、遠く、早く飛ぶことを夢見て努力してきた鳥人間なら、
それはもう泣くしかない。
いつも感じていたことが書かれていたのでコメントしたくなりました。
ガラパゴス化=生物学で言う「島嶼化」ですね。
まったくその通りじゃないかと感じます。
>・経験10年以上のベテランも歓迎(35才未満)
ホントに笑えます。
なにがしたいんでしょうね。
日本では、いまだにPM/SE/PGなどが「職域」ではなく「階級」になっています。
ヘタをすると、20代の駆け出しSEの方が40代上級プログラマより報酬が高かったりします。
>自分のスタート地点より若いもんのスタート地点のほうが前なんだから。
そうでしょうかね?真逆に感じます。
プログラマに関して言えば、20代で淘汰されて、30からがスタート、40代ってプログラマとしてピークじゃないかと思いますね。費用対効果は最高じゃないでしょうかね。
50代以降になると、もう仕様を見た瞬間にはできてるレベル?(笑
そんな美味しい技術者にまともに仕事を与えない日本の業界って、間違いなく大量絶滅するでしょうね。
結局、技術者のなかでも格差がなさすぎなんじゃないでしょうかね。
この業界の体質だと、向上心も生まれないし、しまいには技術者になる気にもならない。
それで技術立国の復活なんて、笑えます。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3395
ここに上がっているいい加減なシステム屋に該当しない企業がどれだけあることか…
そもそも要件固まってないのに納期だけ先に決まってるから、自動的にウォーターフォールの流れに乗って気がついたら自動的にデスマーチって業界なんだから