NZに来てから数ヶ月がたった。下請け仕事はプロジェクトごとなので、仕事がないときもある。
これは起業準備のチャンス!と思って開発に精を出したいところだ。が、そうも行かない。
妻「今は引越しやら、家探しやらで色々入用でしょう。家賃もかかってるし。こっちでの仕事もやってみたら?」
などと鋭い眼光で、仰います。
うーむ。そんなことでは起業などいつまでたってもできんじゃないか!と叫びたいところだが、確かに出費ばかりかさむのは厳しい。それにニュージーランドで生きていく上で、現地企業で働いてみるのも何かと参考になりそうだ。
というわけで適当に就職情報を見てエージェントにメールと履歴書を送る。
さっそくメールが返ってきて、
「ああ、2年前にメールくれたよね。NZに来たのか?一度会いにオフィスまで来てよ。」
あれ、前出したエージェントだったのか。
というわけで早速会いに行った。
一通り本番のようなインタビューをしてくれて、その後レビューをしてくれた。本番の面接ではどこがだめだったかなどは教えてくれないので、これは助かる。
「とりあえず2社紹介できるから、インタビュー受けてみてよ。」
一社目。企業向けのシステム開発の会社に面接。あまり治安のよさそうじゃない場所にあるのでちょっと気乗りもしなかったが、会社内は明るくて面接官もいい感じのエンジニア二人であった。
技術的な質問には問題なく応えられたが、二人のうち一人のNZ訛りの英語が激しく分からなかったので、何度も聞きなおしてしまった。
結果は「技術的な面は問題ありませんが、英語に問題があります。」
やっぱり。
以前NZで面接したときとまったく成長してない展開に涙である。
まあ、以前もそうだったが、英語を気にする会社ははなっから諦めるしかない。
で、二社目。テレコム系の開発会社。
ディレクターと面接。いい感じで終わった。次の日に会社のアーキテクトと面接となった。
Java と DB と Web に関する技術的な質問もほとんど問題なかった。
これで終わりかと思ったら、最終試験はエージェントのオフィスで心理テストを受けろという。
個室でノートPCを渡されて、一問一問答えていく。これが非常に疲れた。
前半はチームワークとか、コミュニケーションとか、リーダーシップとかを見るような質問が続く。
後半はなぜか知能テスト。
次にくる数字を入れろ
1 2 6 24 __
とか、
未知の言語と英語の訳が4対あって、5文目の意味を選べとか。
ここまで来て IQ 足らんという理由で落とされたら、大分悔しい話である。
次の日にエージェントから連絡があった。
「採用するそうです。給料はxxxです。クリスマス休暇がボーナスとして2週間分出ます。」
おお、ありがたい。最初からえらい長期休暇もらえるのには驚いた。ただ、マネージャーは1ヶ月も休みを取るのでどうせ仕事にならないのだ!
すげー。アメリカ、カナダの会社以上にゆるいかもしれない。
【ニュージーランドの生活の最新記事】
1*2=2
2*3=6
6*4=24
24*5=120
ってとこじゃないかと
一度だけでしたが、日本でも似たようなのはやったことがあります。たしか外資系で。
日本企業は知能テストも技術テストもやらないですからねえ。
一体人事部って何の仕事をしているのか、とっても不思議です。
あれでお給料が貰えるなんて羨ましい限りですよ。
素晴らしい行動力と読みやすい文章に感動です。
今後も起業活動頑張ってください。
数ヶ月前にここを見つけて以来、時々訪問させてもらっていました。
人生は1回きりで好きなように生きる、ってことは誰でもわかっていても実行に移すことは大変な勇気と力が必要です。若い方のパワーに圧倒されつつ、日本からりもじろうさんの成功を願っています。
永住権だと4年のうち3年、カナダに在住してないと取り消されちゃいますよ。
市民権ならともかく・・・。
もったいない・・・」
5年のうち2年でしたね。
4年のうち3年は市民権取得の条件でした。