最初は価格を高めに設定して様子見で出してみたところ、すぐにおばさんから連絡があった。
「気に入ったので、是非買いたい。銀行に行ってローン組めるか聞いてみるから。」
と言って、デポジットをしわくちゃの現金で置いていった。まぁ中古車の分くらいローンも問題なかろうと思っていたら、翌日おばさんから連絡があった。
「銀行でローンが組めなかった。残念だけど諦める。」
との返事。デポジットは返すと言うと、残念そうに取りに来た。
中古車のローンも組めない状況で、買い替えようとするな。
向かいのおじさんも興味があるとのことで、見せてくれとガレージの中に入ってきた。
早速乗り込む。でかい体で大丈夫かなと思っていると、どかっ!っと壁が削れるぐらい豪快にドアを開けてやがるし。こらー!
次に来た夫婦は「ちょっとハイウェイで運転してみたいがいいか。」という。
出てから、30分ぐらいも帰ってこない。こっちが心配になったころに帰ってきて、
「エアバッグがサイドに付いてないし、思ったより小さいから要らない。」
運転せんでもわかるやろ。ガソリン代返せ。
次にきた公務員夫婦はカナダでは考えられないぐらい細かい人だった。塗装のはがれからタイヤの減りまで細かくチェック。値段を厳しく値切る。
結局、この夫婦に売ることにした。あんまり乗り気にのしない値段だったが、心配性の妻は決まるまで毎日はらはらしていて落ち着かないので、決めてしまった。
まあ、これでもディーラーで売るよりはだいぶいい値段なので、こういう手間も仕方がない。
とりあえず、カナダを出国する前にせっかくなのでレンタカーで東部旅行することにして計画を立てた。最終目的地は、プリンスエドワード島だ。赤毛のアンを毎晩家族で見て予習して、娘たちも気分は盛り上がっていた。
赤毛のアン DVDメモリアルボックス

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それが面倒で結局、専門業者に委託することになるわけですが、カナダやアメリカってその辺どうなってるんだろう。
簡単なんですか