不要な家具や電化製品を処分するわけだが、特に電化製品はカナダとニュージーランドでは電圧が違うので、持って行くことはできない。
アメリカ帰任時と同様、妻がさっさとムービングセール用のサイトを作り、売りさばいていった。
日本からカナダに引っ越したときは、大きなものを個人売買する時間的余裕もなく、結局業者に引き取ってもらったのだが、2年ほどしか使っていない冷蔵庫すら二束三文にしかならなかった。乾燥機なんか、仕方なく廃棄してきたのだった。
それに比べると、北米では大抵のものはムービングセールであっという間に買い手がつく。個人売買のサイトもいくつもあるし。例えば、
UsedCanada.com
Kijiji
Craigslist
オタワ在住の日本人向け情報サイト Jottawa の掲示板もある。
個人売買のサイトをちょっとのぞいてみるとわかるが、日本人的感覚では「こんなの売れるのか?」という物でも堂々と売っている。そして、売れている。
おかげで我が家も処分したかったものは、ほとんど片付いた。面白かったのは、上記の個人売買サイトに掲載すると、平日の日中でも職場のメールアドレスを使ってどんどん問い合わせが来たことだ。明らかに官公庁系に勤務する人からの問い合わせも多く、のんびりした仕事振りが伺えた。軍服であらわれた強者もいたし。
あまりに早く芝刈り機を売ってしまって、庭の芝がひどいことになってしまった。
見かねたお隣さんが、
「シャッター開けておくから、芝刈り機いつでも使っていいわよ。」
と申し出てくれた。ご近所さんには本当に恵まれた家だった。
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