2009年12月15日

家の売り方

さて、NZへ引っ越すにあたって、次にやることは2.カナダの家の売却である。

まずはエージェント選びが重要である。
不動産のエージェントの広告は地方紙から、看板から色々なところで目に付く。口コミ情報も重要である。
なので、適当に6人ほど連絡を取って、家を見てもらって査定してもらい、販売戦略について説明してもらった。
どのエージェントも基本的にかかる料金は同じである。売却価格の5%をとられる。
ダブルヘッド(売り手と買い手のエージェントが両方自分)である場合だけ4.25%になる、というエージェントはいた。

エージェント毎に戦略は色々であるが大きく分けると以下の3パターン。

1. 広告で売るタイプ
ネット、新聞で、やたらと広告をうつ。金はかけるが手間はかけないタイプ。もっとも多いタイプ。
これだと自分でできそうなので、何のためにエージェントに頼むのかちょっと理解しにくい。
そのため、エージェントに頼まないでプライベートで売る人もいる。
早く売るために査定価格は低め。

2. 自分の名前で売るタイプ
車から町中の看板広告、新聞、テレビで、家よりも自分の名前で売っていくタイプ。こちらも手間はかけないタイプ。
オープンハウス(週末に家を2時間ほど公開する)などもやらず、リクエストに応じて見せるというエージェントもいた。
最初だけは出て来るががあとは部下にやらせるようだ。こちらも早く売るために査定価格は低め。

3. 口コミ、オープンハウス重視タイプ
毎週でも、オープンハウスをして地道にバイヤーに見てもらうタイプ。広告も出すが、少なめ。
エージェント本人の知名度は低い。地域の住宅にチラシを入れたりもする。

オタワはこの不景気にも関わらず、不動産は上昇し続けており、幸い購入価格より10%ほど高い査定価格をつけることができた。
査定価格も一番高く、丁寧な対応であった3.タイプのサラという女性のエージェントに頼むことにした。

この人にやってもらってよかったのは、家のステージングである。
自分の家から家具やタオルや装飾品をどんどん持ってきてくれて、それをうまくつかって、なるべく生活感のないようにステージングしてくれたのである。
さらに、メインのバスルームがなぜかカーペットだったのだが、それでは売りにくいといって自腹で全面タイルにしなおしてくれた。
おっさんエージェントにはないきめ細やかさであった。

ただし、毎週末のようにオープンハウスをするので寒い日でも2時間ほど外に出かけなければならないし、オープンハウスのたびに大掃除をしなければならないのは疲れた。
労力をかけてなるべく高く売るのか、少しぐらい安くても、さっさと売りたいかでこのあたりは戦略が変わってくる。

買いたいという人が出てくると、カウンターオファーを出してくる。こちらからもカウンターを出して最終的な落としどころを探る。
バイヤーの連れてきたインスペクターが鋭い指摘をしていったため、壁、暖炉の煙突など家の修理に数千ドルかかってしまった。やはり家を買うときにはインスペクターを入れるのは重要である。

弁護士を通して、お金と鍵のやり取りをして、完了。

ちなみにこちらが家を買ったときのエントリー。

こちらが家売却時につかった写真。
9.jpg8.jpg7.jpg15.jpg6.jpg5.jpg4.jpg3.jpg2.jpg1.jpg11.jpg10.jpg14.jpg13.jpg12.jpg
これでも写っている部分は半分ぐらい。この家に2年住んでみての反省としては、あまり家が大きすぎると、使わないスペースも多いし、掃除も大変。家具も買えない。
まあ、エージェントにはカナダではミドルサイズって言われたが。

NZではどんな家を買うかな。
posted by りもじろう at 18:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | カナダの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。