私「クビになったら移住費用は払わなくていいんですか。」
グラハム「勿論だ。」
当たり前である。会社都合の解雇なんだから、会社が更に費用を請求できるわけはない。
それだけの話か!?
グラハム「解雇されたらもう一度来なさい。ただし、雇用契約が不履行になるような不正行為はしないように。」
うーむ。
まあ文句言い続けてだらだらやってみよう。
幸い日本向けの大口のプロジェクトが佳境であり、文句をいってだらけるのにいいタイミングだ。インパクトが大きいだろう。
早速次の日から上司に文句を言いまくる。要約すると、以下の調子だ。
私「いい加減、開発業務に戻れるようになりませんか。」
上司「今は新しいプロジェクトが少なくて、開発案件が少ないんだ。今の君の担当プロジェクトは会社にとって非常に重要なんだ。サポートとドキュメント業務も大切だろう。」
私「翻訳は業者に出すべきでしょう。サポートは本来サポート部隊の仕事ですし。」
上司「会社の経営状況は非常に厳しい。なるべくキャッシュアウトを抑えないといけないのはわかっているだろう。サポートは人が足りないんだ。」
私「デベロッパをそういうのに使うことこそコストの無駄じゃないんですか。サポートが少ないのは人を減らしすぎたからでしょう。そんなにコスト抑えたいなら私をクビにでもして、業者使えばいいでしょう!」
上司「...」
どんな提案だ。
そんな調子で、二週間ほどやりあった。
このころ、前職からもらっている委託開発業が忙しく、さらに顧客の要求仕様が大きくなって来ており、早く辞めたくて仕方がなかった。
おかげで自然と会社に来る時間は遅くなり、早く帰るようになった。会社の仕事なんてしてる場合じゃなかった。
個人的にはすごく忙しいのだが、ぐだぐだモード全開である。そのうち客先からクレームが来るようになった。ああ、これは心苦しい。早くクビにしてくれ!
そしてついに会議室に呼び出される。
上司の顔が引きつっている。いやな緊迫感。人をクビにするのってやっぱり嫌なものなんだろう。
上司「君が今の仕事に満足していないのはよくわかっている。残念ながら君に合う仕事を見つけることはできない。今日限りで辞めてもらいたい。」
私(きたー!)「な、なんですって!」
そこへ人事のおばちゃん登場。
人事「10分で自分の持ち物を整理してください。PCに触ることは許されません。」
私(うーむ。映画のような展開。いつでも辞めれるように個人的なデータは整理済みだ。)「そんな、すぐですか。」
人事「契約のとおり、解雇にあたって2週間分の給与が支払われます。ビザコンサルタントに1時間相談する費用も特別に会社が持ちます。」
たった1時間分かい。もう永住権とれてるから関係ないって。
ダンボールに私物を放り込む。(あー映画みたい)
人事「あなたはバス通勤でしたね。今日はタクシーで帰ってもらってかまいませんので、このチケットを使ってください。」
確かに、ダンボール抱えてバスで帰るのは惨め過ぎるわな。
他の人に知られないように会社を出て行こうとすると、前々から今回の作戦を相談していた仲のいいエンジニアがこっちを見てニヤニヤと笑って小さく手を振っている。
こっちも笑いそうになる。
こら、迫真の演技がばれるやろ。
つづく(感動のファイナルへ)
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H43
続きを楽しみにしてまってますよ。