境界線ははっきりするべきだが、し過ぎるとそれはまた問題である。
日本のある企業から見積もり依頼があったときのことである。
上司からこういわれた。
「あの会社は前回見積もりするのにかなり工数がかかった。今回の詳細の見積もりが必要なら費用請求しよう。」
「前回の分から考えて、今回の見積もりにかかる費用は2万ドルだ。ここはコマーシャルの部分だからお前は絡まなくていいぞ。後はセールスに任せろ。」
うーむ。見積もりのために約200万円請求しろと?
担当の営業と話をする。
営業「200万円請求しろだって?」
私「そうです。私もそんなの無理だと説明しましたが営業に任せろと。」
営業「....。そうなんだよな。前の外資で働いてたときも、本社はすぐそういうこと言い出すんだよ。日本でそんなもん通るわけないだろ。前の会社でも散々客ともめてものすごい険悪になったよ。これ言ったら終わるよ。」
営業「だから外資って嫌いなんだよ。」
お前がいうな。
私「ですよねー。外資って馬鹿ですよねー。」
お前もいうな。
そんなわけで、勿論費用請求の話は客にはしない。
この辺からして、もう感覚的な溝は10万光年ぐらい広がっているのであった。
どうやってこの溝を埋めろと?

