2007年11月15日

日本人の英語 その2

英語についてのエントリーを書くと、熱いコメントをいつもいただく。
それだけ感心が高い問題なのだろう。

さて、少し言葉足らずだったので、もう少し補足をさせていただくと、日本人の英語力の絶対レベルが他の国に比べてどれくらい下のほうにあるのか、ということをいいたかったのではない。(まあ、それはそれで問題だが)

そちらよりも、カナダ人に聞かれた「最近の若い人は出来るようになって来ているんだろう?」という質問に対する答えである。

やはりこのカナダ人もそうだし、私も感じているのは総じて英語が出来る人がノンネイティブの国で増えてきているのでは、という実感である。

そして現実にこの統計情報だとそういう傾向が見られる。

一方本邦については、一向にそういう兆しが見られないのだなあ、ということだ。
例えばこちら。(pdf)
toeic2.jpg

産業革命以来、西へ生産拠点を移していく過程(イギリス->アメリカ->日本->韓国・台湾->中国・インド)の中で、恐らく日本という国は、幸か不幸か、グローバリゼーションとか英語が国際語として十分に認知される前の時代に生産活動の場として勃興した国であるということが原因なのではないか。

いいものを作っていけば、英語力など無くても商品の競争力で売れる時代を享受できたのであった。

その成功体験は実は今でも脈々と受け継がれている。

いいものをつくれば売れる。すごい研究をすれば海外から話を聞きに来る。

そういう意識は根強いし、そういう一面は今でもあると思う。

その結果、外国語を習得するということにかけての熱意というものが、日本以降の生産拠点の人たちと、大きく異なるのではないだろうか。

なので、TOEICで700前後しか取れない人を英語の先生などといって受け入れていられるし、本人たちもそれほどの危機感とか羞恥心が無いのではないだろうか。

その成功体験がいつまで通用するのか、というのが今問われている気がするのだ。
posted by りもじろう at 12:29| Comment(2) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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