2007年11月30日

日本の高1『科学』も転落 世界2位→6位

日本の高1 『科学』も転落 世界2位→6位 OECD学力調査というニュースがあったので、ソースを見てみた。

2006年の結果がこちら。
2006PISA.jpg

まあ、3位以下は僅差だ。
では、2003年, 2000年はどうだったのか。

2003年
2003PISA.jpg
2000年
2000PISA.jpg

なるほど。
確かにさがってますな。しかし、2000年ごろに世界レベルでトップだったはずの人材が、研究開発人材の質量低下と言われている年代なわけだから、よく分からない。
考えてみると人材の質というものは時代を超えてそう簡単に上下するものでもないだろう。そうすると、高校生のその潜在能力を、その後十分に活かせていない教育環境にこそ問題があるのだろう。

であれば、今まで正しいと思っていたやり方こそが時代に合わなくなってきているのであり、この転換点での方法論としての素早い変革が、企業でも国でも何かしら必要なのだと思うのだがなあ。


それでも、このままずるずるいってしまうのか。
posted by りもじろう at 12:39| Comment(1) | TrackBack(0) | ランキング・指数

2007年11月29日

日本人は「生きて」いない

運のつき
養老 孟司
4101308349


養老孟司の「運のつき」を読んだ。

中国人なら人を表すのに「人」という漢字ひとつで十分です。日本に入ると、それが「人間」になっちゃうんですからね。
「人と人の間」、「人間」というのは中国語では世間のことです。(中略)
それが日本の常識です。ヒトと世間が同じ言葉になっているって「ものすごいこと」だと思いませんか。

そういうなかで考えたことが、「人間」になるか、「人」になるか、です。日本にいるかぎり人間であって、人ではない。

ドイツ人学生がいいます。「日本人は生きられませんからね」。中国人である著者は、それに賛同する。これが中国人とドイツ人の結論です。

むずかしいでしょ。生きるって。こんな簡単なことは、ほかにはないからです。動物ははじめから「生きて」ます。それを籠に入れて、まったく動けないようにして、餌と水が目の前を流れるようにしてやる。それがブロイラーです。だれかの生活がそれに近づいたとき、見ている人から「生きていない」って表現がでるんでしょうね。餌も水も十分、病気にもならず、長生き。でもなんか変。「生きていない」ように見える。



日本以外の国に行くと思わされることがある。
日本製のジェットスキーで楽しむオーストラリア人。日本製のヨットで楽しそうなニュージーランド人。日本製の車を広々とした道で乗り回すカナダ人。日本製のカメラを使うドイツ人。日本製のテレビを広い部屋で楽しむアメリカ人。

なんだか、楽しそうである。で、当の日本人は自分たちの造ったもので、どれくらい楽しめているのだろうか。日本の街行く人々の顔はいつも険しい。

養老孟司のいうブロイラーの鶏が、工業製品という形の卵を産むために存在しているかのようだ。卵を食べるのは外の人たち。

一方で、ブロイラーにとっては籠の外にでると「生きられない」のではないかという恐怖感が付きまとう。だが、本当に「生きられない」のだろうか。

かく言う自分も、そんな状態がいやでそこを飛び出したのではあるが、未だにその恐怖感は拭えないし、「人」には成りきれてはいないのであった。

難しいですなあ、日本人て。

2007年11月28日

すごい偶然

上の6歳の娘は土曜に日本語学校に通わせている。
何人か仲の良い友達が出来て、日本語で話しが出来るのでうれしいようだ。

どうやらうちの娘を除いてそこに通っている子どもたちの両親はカナダ人と日本人の国際結婚である。
そのうちの一人のSちゃんが娘と仲良くしてくれていることは前から聞いていた。

授業終了時に家族で迎えに行ったときのことである。

授業が終わるの教室の外で待っていた私の目の前を、どこか昔に会ったことのある女性が通り過ぎた。

「あれ?」

その瞬間、目が点になりつつも、私の脳は過去の記憶をたどる。

向こうも私の顔を見た瞬間同じ表情である。

「あ!」



私は大学生の時、留学生専用の寮に出入りしていた。
そこは良心的なオーナーが留学生だけに安い家賃で部屋を貸していた寮であった。

色んな国の人たちと交流できるのが楽しくて、パーティーなんかのイベントがあると参加させてもらっていたのだ。
その留学生の一人であった韓国人の女性だったのだ。

なんと驚いたことに、その彼女こそが、娘に仲良くしてくれているSちゃんのお母さんだったのだ。

「なんでオタワに!?」

当然、同じ質問を発した。

彼女の経緯はこうである。

彼女は、当時から韓国語は勿論、英語、日本語に堪能で私と同じ大学に留学してきていた。
そして、さらにフランス語を学びたいということで、同じ寮で知り合ったフランス語系カナダ人にフランス語を教えてもらっていたのだという。
その縁で、その人と結婚することとなり、オタワに7年前に引っ越してきていたのだ。

娘には、普段韓国語で話をして、学校の授業はフランス語、週末は日本語を習わせているという。
英語はこれから学校で学ばせるということだ。

彼女は、そんな経験から子どものマルチリンガルについての言語学の本を2冊出版しているのだという。
カナダ人と韓国人の子どもが、母国語と英語以外に日本語も学んでいるなんてすごい。

しかしこんな日本人の殆どいない街の日本語学校の、たまたま娘が友達になったSちゃんの母親が、私の知り合いだったとは。

人生何があるか分からないものである。
posted by りもじろう at 12:20| Comment(2) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年11月27日

カナダの冬も悪くないかも

先々週まで、こんな感じで賑やかな庭先であった。

bird.JPG
殆どの野鳥たちが旅立って行った次の日、あっというまに銀世界である。

snow.JPG
うーむ。クリスマスへのカウントダウン!って感じですな。

慌てて雪かきの道具を買ってきた。
子どもたちは大喜びで外で走り回っている。

雪合戦でもしようかと思ってもサラサラの雪で固めることもできない。

庭先は、ゴルフ場に向かってスロープになっている。
子どもたちはここでソリで滑って大喜びだ。

雪かきをしていたはずの私であったが、いつのまにか子どもたちと一緒にソリ遊びに興じて、気付くと大汗かいてぜーぜーいってたりする。

一方、妻の視線は冷たい。

まあ、寒いのは絶対にいやだとか、ニュージーランドに心が行ってしまった妻であるが、ここのところの寒さでもご機嫌のようなので、カナダの冬も何とかなりそうである。
案ずるより産むが易しということかな。
posted by りもじろう at 11:36| Comment(1) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年11月24日

研究開発人材の質量低下

研究開発人材:5年で質量とも低下 文科省調査というニュースがあったが、元ねた(pdf)を見てみた。

q

うーむ。なんとも絶望的な展開ですな。

ポスドクで就職先がない、というのはよく聞く話だ。
そんな状況で基礎研究の人材育成とかいうなと。

日本なんて、ここだけが命綱なんじゃないのかとも思うがなあ。

まあ、異国で働いているお前がいうなという話でありますが、私も仕方なかったもので。
posted by りもじろう at 12:00| Comment(1) | TrackBack(2) | 日記

2007年11月22日

昇給も交渉次第

成果をどうやって測るかというのは難しい問題ではある。
結果を出しても満足に評価されない場合もある。

今一緒に仕事をしているロシア人がいる。

彼は非常に優秀で、周りの人間もそれは十分認めるところである。

さて、その彼が面白いことを言っていた。

「前回のレビューの時に、給料上げろって交渉したんだ。
その前のレビューのときも言ったんだけど、大して上がらなかったから、レビュー前に他の会社からオファーとってね。
その時の給料よりもいい額を提示してもらったんだ。

だから、レビューのときに、その書類持っていって

『この額より多くしてくれなかったら、今すぐここで、この書類にサインするぞ』って上司にいってやったんだよ。

そしたら希望どおりの額にあげてもらえたよ、はははは。」

うーむ。これはちょっと真似できない。

エンジニアも、このぐらい強かに生きるんですなあ。
posted by りもじろう at 11:36| Comment(2) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年11月21日

「仕事は7.5時間で終わらせる」への質問

仕事は7.5時間で終わらせるというエントリーに結構な反響があったので、コメントの疑問などに答えてみます。

実際どのくらい効率的なんでしょうか。またどうやって効率を計測しているんでしょうか。その辺を詳しく知りたい!

アウトプットを定量的に測ることができる、ということか?永遠の課題に思えていたけど。

人それぞれで違う業務を行っている以上、アウトプットを正確に計測するというのは、こちらでも難しい問題です。
ただ、だからといって労働時間で測ることはないです。

長い会議は誰のためにあるのだろう。残業代稼ぎか?

偉い人への丁寧な説明のために多くの時間を割いていた気がします。

進捗報告用エクセル命の某社とはえらい違いだ。

はい。前職の関係者ですか?

立って会議するのはよさそう。でもちょうどいい高さにテーブルがない /立ち話の延長なのでいらないのかな?

テーブルは使っていません。報告だけなので。
ホワイトボードのみです。

実践してみるなら結構大きく周囲を巻き込む必要あり。自分だけってわけにはいかない。定例会議とか役職者のひまそうな人たちが好むものだから、その辺から意識改革していかないと。

まずは管理のためのワーキングスタイルを強いるマネージャをどうにかせねば。無駄な時間が多すぎる。

役職者の暇そうな人の相手が一番の無駄な気がします。
現職では、そういう人は残りません。

日本は国をあげてやるなりしなきゃ、今のままだろうなぁ…。疲れを残したまま繰り返しても、効率悪いだけなのに。

こちらでまじめに7.5時間働くと、結構疲れます。
これ以上残業しても効率が上がらない気がします。残業できる環境っていうのは実は..

日本の会社は、まだまだ「どれだけ働いたか」で評価されている気がする。量の評価になると効率は二の次なので、無駄が生じる可能性が大きい。とは言ってもうちの会社も土曜日出ている人多いんですが・・。

前職でもそうでした。
クビに出来ない社会では当然と言えば当然でしょう。

戯言としか思えん。お前が仕事を好きじゃなくて、かつ仕事の内容がヌルいだけだろ

GoogleとかMicrosoftのような会社の第一線でやっている人のコメントであれば、おっしゃるとおり。
皆が世界最高峰の会社で、素晴らしくエキサイティングな仕事をしているわけではないので。
仕事以外の生活も重視しているのです。

私はIT企業いわるゆSIerの会社に勤めておりますが(SEではなくスタッフです)、海外のSIerの会社も、このような労働時間で作業されているのでしょうか?日本だとSIerは、お客さまのプロジェクトルームに受注して毎日深夜まで労働しています、、、、


現職ではSIerではないのでわからないですが、なるべく進捗報告のなかで遅れが出ている場合は早めに確認して、リソースを追加してます。
あと、仕様書とか開発内容がはっきりしないうちからざっくり受注するとかはないようです。(対日本企業除く)

>評価はその時間でどれだけアウトプットが出せたかで決まる。
同じようなことやらせて結果に差があれば、できない奴は最終的にクビってことでしょ?
できない人にとっては残業がないんじゃなくて残業代なんて出ないってことだね。
厳しいな。やりたいことではなく、まずは平均以上にできることを仕事に選ばなきゃ。

会社にもよると思いますが、やはり出来ないと見なされるとクビになります。
ただ、現職では少なくともクビを恐れて残業する人はいないです。

素朴な疑問ですが、マイルストーン、リリースなど守らねばならないポイントが守れない場合も、あくまでも7.5時間?
そういう場合は、チームの責任者が責任とった上で(評価が下がる)リスケする、とかで根性論は入らないということでしょうか?
やはり根性論は入らないです。単発の残業はあるものの、基本的にはリソースの投入を行い、それでも無理なら、リスケを行ないます。

という感じである。

現職の会社も今まで何度もリストラ・レイオフを乗り越えてきてる。
だからといって、クビを恐れて残業しまくる人もいないし、いい評価を期待して残業しまくる人もいない。
つまり会社が潰れるよりも自分が首になるよりもいい評価を得るということよりも、7.5時間以内で仕事を終わらせるということがプライオリティが高いという感じがする。(というか当たり前のことと)

これは逆に考えるといつでもクビにされる現状があって、(例えばいい成果を出していても、会社にとって成長領域でない分野であるとかが理由で)そういう状況では、会社にたいして「魂まで売り渡すつもりはない」ということではないだろうか。別の職場もすぐ見つかるし。

なので、逆に会社に不満があるとすぐに転職をする傾向もある。
そういう意味で需給バランスがあっていて、上下関係ではないといえる。


こう考えると日本では失業するという状態を過剰に恐れているのか周りの目が気になるのか、そのために自分を殺して仕事をしているのだなあと思う。
カナダの人たちは、現状の生活レベルが極端に下がることをしてまでその仕事を確保したいとは思っていないようだ。

で、日々を楽しそうに過ごしている。見習いたいところである。
posted by りもじろう at 12:48| Comment(3) | TrackBack(1) | カナダの生活

2007年11月16日

オタワ人のフランス語

オタワは首都であり、ケベック州と川を跨いでの距離にあるため、まともな職業につきたい人は公用語である英語・フランス語のバイリンガルでなければならない。

よって英語圏の人たちのフランス語の習得方法については、外国語学習の一つのケーススタディになるかと思う。

まずEarly French Immersion プログラムの場合、5-6歳から学校の全ての教科を100%フランス語で行う。3年間は100%フランス語で行い、段階的に英語での授業を増やしていく。12-14歳で50%となる。国語としての英語の授業がある。

Late French Immersionの場合、13歳以降でフランス語での授業となり、最高75%がフランス語で行われる。

その中間にはMiddle French Immersionというのもある。

他にCore FrenchプログラムというImmersionでない編成もある。
この場合、一日40分のフランス語の授業がある。主にOral Frenchを学ぶのだ。
上の娘はこれだ。これでも3ヶ月にして、フランス語のアニメ番組で言葉をある程度拾っているから恐ろしい。

日本語と英語の距離と比べれば英語とフランス語の距離は近いだろうと思うが、それでもこれぐらいのことが必要なのだろう。

日本でも小学校から英語の授業が取り入れられつつあるようだが、5,6年生で週に1回程度だ。

オタワのやり方がいいなあと思うのは、選択肢が色々ある、ということに尽きる。

親と本人がどういう授業を受けたいかを考えて、選べるようになればと思う。

やはり日本語が大事、という人は英語の授業など受ける必要はないし、英語を学びたいと思う人には、100%英語での授業というのもありだと思う。

例えば、地方自治体などで、そういう多様な仕組みを率先して導入すれば、地方の特色が出て、人も集まる可能性があると思うのだがなあ。



 
posted by りもじろう at 12:42| Comment(3) | TrackBack(1) | カナダの生活

2007年11月15日

日本人の英語 その2

英語についてのエントリーを書くと、熱いコメントをいつもいただく。
それだけ感心が高い問題なのだろう。

さて、少し言葉足らずだったので、もう少し補足をさせていただくと、日本人の英語力の絶対レベルが他の国に比べてどれくらい下のほうにあるのか、ということをいいたかったのではない。(まあ、それはそれで問題だが)

そちらよりも、カナダ人に聞かれた「最近の若い人は出来るようになって来ているんだろう?」という質問に対する答えである。

やはりこのカナダ人もそうだし、私も感じているのは総じて英語が出来る人がノンネイティブの国で増えてきているのでは、という実感である。

そして現実にこの統計情報だとそういう傾向が見られる。

一方本邦については、一向にそういう兆しが見られないのだなあ、ということだ。
例えばこちら。(pdf)
toeic2.jpg

産業革命以来、西へ生産拠点を移していく過程(イギリス->アメリカ->日本->韓国・台湾->中国・インド)の中で、恐らく日本という国は、幸か不幸か、グローバリゼーションとか英語が国際語として十分に認知される前の時代に生産活動の場として勃興した国であるということが原因なのではないか。

いいものを作っていけば、英語力など無くても商品の競争力で売れる時代を享受できたのであった。

その成功体験は実は今でも脈々と受け継がれている。

いいものをつくれば売れる。すごい研究をすれば海外から話を聞きに来る。

そういう意識は根強いし、そういう一面は今でもあると思う。

その結果、外国語を習得するということにかけての熱意というものが、日本以降の生産拠点の人たちと、大きく異なるのではないだろうか。

なので、TOEICで700前後しか取れない人を英語の先生などといって受け入れていられるし、本人たちもそれほどの危機感とか羞恥心が無いのではないだろうか。

その成功体験がいつまで通用するのか、というのが今問われている気がするのだ。
posted by りもじろう at 12:29| Comment(2) | TrackBack(3) | 日記

2007年11月14日

日本人の英語

以前、カナダ人に指摘された話である。日本人は英語下手すぎなんじゃないのかと。

中国人も最近は凄い上達しているという指摘であった。

それを裏付けるデータをたまたま見つけてしまった。
(pdf)
toeic1.jpg
この5年でスコアが伸びていないのは日本だけだ。
受験者数は倍。


この記事によると
ここで、いったいわが国の英語教師のTOEIC スコアはどんなものだろうと気になり、調べてみました。その結果、TOEIC業界で有名な千田潤一氏が「日本の論点2003」の中で、高校が720、中学が655という数字を明らかにしていることがわかりました。


だそうだ。

英語教師がこの点数であるのだから習っている生徒は普通に学習しているとそれ以上にはなりえないだろう。

せめて英語の教師ぐらいTOEIC900点ぐらいを基準にできませんか。
プロの英語教師って英語ばっかりやっているわけだし。
posted by りもじろう at 13:51| Comment(17) | TrackBack(1) | カナダの生活

2007年11月13日

仕事は7.5時間で終わらせる

今のカナダの会社では5時にもなると半分以上の人間が帰る。
原則7.5時間働けばいいというルールなので、朝早く来る人は当然早く帰る。

7.5時間以上がんばっても評価される仕組みではないのだ。
評価はその時間でどれだけアウトプットが出せたかで決まる。

これは私がシリコンバレーにいたときの現地のメンバーも同じような感覚でやっていたので、北米的には普通なのかもしれない。

なので、時間内に何とか終わらせようという気持ちがそこここで感じられる。

この3ヶ月で見た感じだと、その工夫の一つにはミーティングへの時間の割き方が日本とは違う。

・基本的には定例会議はない。
・ミーティングは30分単位が基本。
・重要かつ急ぎのプロジェクトの場合、毎朝進捗確認はやるが、15分程度。立っておこなう。
・2-3人での、ちょっとした相談や、決断は担当者のキューブへ押しかけて行う。
・その際も、異常に早口で、即決する傾向あり。
・Wikiなどでドキュメント化して情報共有に努める。
・社内ミーティング用のプレゼン資料を一生懸命作るやつはいない。
・ただしマイルストーンになるドキュメントだけはしっかりつくる。それがないと次に進めない。
・責任者ははっきりしている。
・なので関係ない人は巻き込まない。(メールも入れない)

といった感じだ。
さらに思ったのは、根性論は一切ない。一日7.5時間で出来ないことは出来ない。
その範囲でどうすれば効率的に結果が出せるかだけを追求する。
休出とか、考えたこともなさそう。

多分彼らにとって、こういう労働時間の感覚は、一日三回は飯を食うとか、夜は寝るとか、そういう当たり前の感覚の部類に入っているのだと思う。
韓国の半導体のエンジニアが正月以外休み無く働いているというのを昔聞いたときに、さすがにあほかと思ったが、まあ彼らにしてみれば、そういう感覚なのだろう。

残業している人もいることはいるが、大抵本当に好きでやっているようだ。

こんな話、効率を上げることが重要ではない日本の労働環境では意味の無い話なのであることは承知しているのだが..
posted by りもじろう at 13:06| Comment(8) | TrackBack(14) | カナダの生活

2007年11月08日

海外生活での必需品?

海外に移住してみたいが、xxが無いのは困るので..
という人も多いかもしれない。

そのxxの代表的品といえば、こちらだろうか。

washlet.jpg

シリコンバレーぐらい日本人の多いところだと売っているらしいが、オタワぐらいになると手に入らない。

そこで、引越荷物に入れておいた。うまく使えるかはまったく不明だったが。

家の4つのトイレのうち、ゲスト用と子供用のトイレに、持ってきたTOTOとNationalを導入してみた。

どちらも便座は難なく設置できた。

問題は配管系であった。
同梱の配管では規格が合わなかった。

ただ、こちらの給水管からの分配用とそこからの接続用の管は専門店で入手できた。

TOTOの場合いたってシンプル。

TOTO.JPG
Nationalの場合、便座への配管がメーカー独自の仕様のため、少し複雑。
National.JPG

あと、気をつけたいのが、こちらのトイレは便座がシャワーと併設のため、電源が取りにくい。
このため、配線の取り回しはちょっと大変だ。
これがウォシュレットの普及を妨げている原因の一つかもしれない。

さらに、念のため変圧器500Wをかましておけば安心。
(掃除機、炊飯器の類は変圧器無しでも今のところ問題なし)

というわけで、ウォシュレットが無くて海外移住(北米限定)を躊躇している人は、これで問題ないです!
posted by りもじろう at 11:29| Comment(1) | TrackBack(0) | カナダの生活

2007年11月06日

外注丸投げの弊害

平たく言えばアジャイル的で最新技術で開発するのがGoogle(とおそらく欧米の大半の企業)で,いまだに大昔のバリバリのウォーターフォールが生き残っているのが日本企業であるのだと.

「カスタムメイド」というが,この点についてはGoogleの方がカスタムメイドなはずです.日本のはせいぜいレゴのマインドストームを組み立てて「ほら,今までにない画期的なロボットを開発した」と言っているようなものでしかない.逆に言えば,組み立てしかやっていないからこそ,大した技術がなくてもなんとかなるのです.

IT業界のネガティブイメージ


NASAやIBMなんかではウォーターフォールでしっかり開発していて、コーディングに入るまで入念な設計とドキュメント作成を行うと聞いたことがある。
ある程度、業務フローが明確なシステムならばあり得るのだろう。
なので、手法の問題というよりは、日本で問題なのは、無策な担当者が外注丸投げをウォーターフォールでやっているからではないのかと思う。


前職で、サプライチェーンマネジメントのシステムをグループのシステム担当会社が開発した(丸投げで)。

業務系のプロダクト管理用のシステムであり、工場出荷から、ユーザーまで在庫を一元管理できるという触れ込みで多額の資金をつぎ込んで開発された。

さて、運用を開始して暫くしてから、ソフトウェアプロダクトもその在庫管理システムに乗せて管理することとなった。

ソフトウェアプロダクト自体はサイトから自由にダウンロードできるものだ。

さて、ここで大変な事態が発見される。
工場から顧客まで”物”が流通しないとシステムが運用できないことに気付いたのだ。
そう、物理的な物品が動かないといけないのだった。

で、どうしたか。

ライセンス証書なるものを印刷して工場から出荷することにしたのだ。
(システムを改修しようとかは思わない。もう戻れない。)

ワールドワイドに物を売っているため、顧客から発注があって、ライセンス証書を印刷して、出荷して、遠くのお客に届くまでに1-2週間はかかる。

ソフトをすぐにダウンロードできるのに、実際に使えるようになるのに、こっちの都合で1-2週間も待たせるという。(殿様商売)

さらに驚くべきことがあった。
工場から出荷するための適当な入れ物を見つけないといけない。
ちょうどいいサイズのダンボールケースがあったので、それに入れて送ることにしたという。

で、工場の規定により、そのダンボールの強度検査、落下試験などを施したというのだ。
ライセンス証書が、どれくらい壊れたらNGなのかは不明だ。

こういうブレインレスの顧客を相手にシステム開発するというのだから、まあ「大した技術がなくてもなんとかなるのです」ってことでしょうかね。


この話を聞いたときには、眩暈と共に、これは急いで転職せねば、と思ったものですなあ。
posted by りもじろう at 20:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2007年11月02日

アルファブロガーアワード2007

なんと、アルファブロガーアワード2007にノミネートいただいた!

しかも推薦者はアンカテのessaさん。

なんと光栄な..

ありがとうございます。


ノミネートされている他のブロガーの方々を見ると、なんだかすごい人たちばかりですなあ。

だいぶ場違いな感じですが、どうぞ投票よろしくお願いします!(笑)

essaさん、カナダに来るときにはうちに泊まっていってください!(公私混同)
posted by りもじろう at 11:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2007年11月01日

ハロウィーンは早く帰れ

朝、上司が私のキューブにやってきた。

開口一番

「今日は、ハロウィーンだ。だから夕方早く帰る人が多くて、渋滞になるぞ。
いつもより早く帰ったほうがいいぞ。」

うーむ。いつも5時過ぎに帰っているわけだが、それより早くですか。

といいつつ、この上司も子どもがまだ小さいので、3時には帰っていった。

仕方ないので、4時半ごろ職場を離れた。

6時ごろから妻が子どもたちを連れて、近所に

「Trick or Treat」

をやりにいった。

私の担当は、家で待機して、やってくる子どもたちにお菓子を配ることである。

近所の子どもたち、3歳ぐらいから上は十代前半ぐらいまで、激しく変装して次々と家に来た。

小さな子どもの場合は、後ろにお父さん・お母さんが見守っている。しかも虎とか、パイレーツとか、ゴミ箱とか、変な格好で見守っている。

気合入りまくりだ。

halloween.jpg

皆、家族のイベントを楽しんでおりますなあ。

悔やまれるのが、私は素の格好でいたことである。
ここまでみんな真剣だとは思いもよらなかった。

来年は、絶対何かに化けようと心に誓ったのであった。
何がいいかなあ。
posted by りもじろう at 10:16| Comment(2) | TrackBack(0) | カナダの生活
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