大らかといえば、このあたりのバスの運転手も大らかだ。
一人のバスの運転手が1ヶ月かそこらのローテーションで、同じ路線の同じ時間を運転している。
路線が変わったばっかりの運転手が要注意なのである。
住宅地に入ってから、よく路線を間違える。
「Go straight!」
そんなときは、乗客が叫ぶ。
今日の運転手は、更に凄いことにハイウェイの降り口を間違えた。
すかさず、若い女性が運転席へ進み、
「ここで降りたら、信号が多いからだめよ!次を右にいって、それから左に・・」
ってな感じで道案内をしだした。
女性が席に戻ってから、周りの乗客と談笑が始まる。
この前も集合ポストの前で、ある乗客が、
「郵便とってくるから待ってて」
といって降りていったら、バス待ってるし!
これにはさすがに他の乗客も唖然とした感じで、またもや談笑が始まる。
そんな感じで同じ路線バスを使っている人たちは皆やけに仲がいい。
バス停でバスを待っていると必ず、話しかけてくる。
バス停の前の家のあるおばさんなんて、コーヒー持って、バスを待っている人と話をしにわざわざ出てくるし。
どんな田舎や!と突っ込みたくなるような首都である。
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