2007年07月31日

家探し

カナダに着てからしばらくは家族でホテル暮らしだ。

すぐに家を見つけなければならない。

しかし、子連れでは限界もあるだろうと思って、すでに手を打っていた。
以前カナダに出張があったときに、会社が紹介してくれた不動産屋と家を見て回っていたのだ。

ダウンタウンのアパートから郊外の一戸建てまで選択肢はあるのだが、一戸建てを中心に見て回った。
せっかく移住するんだから、ゆったりした家に住みたいものである。

新築、築数年から何十年もするものまで、40戸以上見て回り、写真を撮りまくって妻に送った。

新築を除いて、ほとんどの家はまだ人が住んでいる。
住人が寝転がってテレビを見ている横で家の中を物色したりする。

荷物そのままのクロゼットから、トイレ、ガレージまで写真を撮りまくりであり、プライバシーなんてもんはまるでないが、どの住人もまったく気にしないようだ。
そして、どの家も大変きれいに家具や装飾品が飾られていて、モデルルームのようだ。

家に対する意識がやはり日本とは違うらしい。


どの家も地下室がある。

イタリア人の家では、地下がワイン工房になっていて笑った。しかも地下に家族のための実用のキッチンがある。
1階のキッチンは見せる用なのだとか。

新築や新興住宅街の家は小ぶりで隣とも近い。
一緒に回った不動産屋が面白いことを言っていた。

「この家にはプールがあるけど、周りを家に囲まれているでしょう?こういうプールをFish Bowl(金魚鉢)っていうのよ!
まわりから泳いでいるところが丸見えだからね!」

「この新築住宅は隣との間隔が狭いでしょう?デベロッパーがいかに利益を出すかってことで最近はこういうレイアウトになっているのよ。
こういうのを、cookie cutterっていうのよ。」

クッキーをなるべくたくさん取るためにうまく型を取るってことか、なるほど面白い。

新興住宅は家は綺麗なのだが、植えられている木も細く、庭も殺風景なものが多かった。街に趣きはない。

ヨーロッパの人が古い住宅を好む理由が少し分かった気がしたのだった。

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2007年07月30日

カナダ入国

ついに家族全員でカナダに入国となった。

今回はバンクーバーからの入国だ。
ワークパーミットの書類をもらうため、入国後、荷物をとる前に、専用のカウンターに並んだ。

そこでの審査官には、会社からのレターを見せろといわれ、二三質問があったが、問題なくビザの書類をパスポートに貼り付けてくれた。

受託荷物は、チャイルドシートとか、食料品をつめたダンボールとか、全部で6点となって多かった。
チャイルドシートの1点が行方不明となって焦ったが、形状の特殊な荷物として別のエリアに置かれていた。
無申告で内容のチェックなく持ち込めた。

今まで出張時とかに、インド人とか、中国人がダンボール何箱も荷物を運んでいるのをみて、

「何をそんなに運んでいるんだろう」

とか思っていたが、今回自分がやってみてわかったのであった。
移住のときは旅行や出張時には持っていかない荷物というのがたくさんあるのだ。

国内線にチェックインしなおして、荷物を預けた後、空港内のホテルにあるスパでシャワーを浴びた。

うーん。生き返る。

料金は大人二人分20ドルだけでいいというし、タオルは子供の分も貸してくれた。レシートとかないし。
このざっくり感がいかにも大陸的だ。

その後食事などしながら、さらに3時間ほど待って、オタワ行きの便に乗り込んだ。

国内便は左右3人席の機体だったため、子供二人が横になって寝ることが出来た。

やっとのことで、夜中の12時過ぎにオタワ到着!
バンクーバーに比べると少し蒸し暑い。

子供たちはよく寝ていたせいか、空港で元気に走り回っている。

荷物が多かったので、タクシー二台でホテルへ移動した。

荷物を部屋に運びいれて、また一汗かいた。

というわけで、やっとのことで、到着したのであった。
あーしんどい。


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posted by りもじろう at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 移住準備

2007年07月20日

引越し荷物、カナダへ

日本での引越しがやっと終わった。
毎度引越し時は作業の終わりが見えないで途方にくれるのだが、何とかなるもんである。

ここのところ6年の間に、毎年のようにやってる作業である。

「これを最後にしたい..」

と妻もぼやくが、1年後にはどうなるやら。


船便で8月中旬には入管らしい。50−60日はかかると聞いていたので、これはちょっとうれしい。

今までの引越しは、会社が全額出すというのと、忙しさにかまけてすべての荷物をぶちこんできた。
無駄にかさ張る汚いゴミ箱とか。

今回は、引越し費用の上限が決まっていたし、前々からなるべく荷物を整理したかったので計画的に減らしてきた。
おかげで見積もり当初よりだいぶ少ない量になった。

日本で買った電気製品はリサイクル業者に引き取ってもらった。
2年半ほど使った冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機・テレビ・食器棚で、3万ちょっと。
何件か見積もったが、これでも一番いい値段だ。
オークションなんかで売る手間はかけられなかったので、まあ仕方がない。

アメリカで$1200で買ったテレビを2年以上使って、$700で売れたのになー。


カナダで、家具などを一つづつ揃えていくのが、これからの楽しみだ。

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posted by りもじろう at 16:03| Comment(2) | TrackBack(4) | 移住準備

2007年07月12日

夜の電話会議

カナダの会社の自宅勤務が可能なのはありがたい。
が、ワールドワイドに展開しているため、夜とか早朝の電話会議が多い。

メールだけでは伝わりにくいので、電話会議は重要な情報交換手段なのである。

夜疲れているときなんかは、居眠りしそうになって大変だ。

だが、なんとかがんばって電話会議が始まるのを待つ。

こっちの気も知らないで10分ぐらい平気で遅れてくる。

昨日など、待てど暮らせど、ってまあ、20分以上始まらない。

で、メールで確認したところ、

「Yah, Sorry. 今週からこの時間の電話会議キャンセルにしたから」

とかいってるし。あのなああああ。

早く、この"ゆるゆる"文化に慣れなければなあ..

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posted by りもじろう at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年07月10日

子供との時間

カナダ本社の人事部長の話である。

「子供との時間をちゃんと過ごしたいので、今週で退社します。」

おお。どこぞの国では絶対に言えない(言わない)理由での退社である。

しかも驚いたのが、

「9月からまた復帰します。」

おいおい。それって子供の夏休みに合わせての、ただの長期休暇じゃないのか。

退社じゃないだろう。

それを認める会社も凄すぎる。

病気の子供のために試合を休んでクビになったランディ・バースを思い出さずにはいられないのである。(古い)

いやーなんだかもう、よく分からなくなってきたぞ。
なんでそれで成り立つ国と、断じて成り立たない国があるのか、見極めずにはいられまいなー。

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posted by りもじろう at 21:32| Comment(5) | TrackBack(1) | 日記

2007年07月09日

お疲れ様です

さて、もうすぐカナダへ移住ということもあって、昔からお付き合いさせていただいている方々の会う機会を作っている。

とあるメーカー勤務のゴルフ好きのYさんとの会話。

私「是非、カナダに遊びに来てください。一緒にゴルフでもしましょう。」

Yさん「いいですね、週末につなげて二日ぐらい休みとればいけるかな」

私「せめて1週間ぐらい来てくださいよ。」

Yさん「うちの上司が『休み取るやつにはボーナスやらん』とかいうんでね、長期休暇は難しいですよ。」

私「そんなこというんですか!?」

Yさん「うちはね、毎日のように残業で終電過ぎるんだけど、昔はタクシーで帰ってよかったのが、今は業績悪いからタクシー使うなって。」

私「ああ。終電前には帰れ、と?」

Yさん「いえいえ、朝まで仕事しろって。」

うーむ。

Yさん「それで、週末は会社の付き合いのゴルフで忙しくてね。家庭崩壊ですよ、ははははは!」

うーむ。

次の会話が続かないのであった。


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2007年07月05日

親の背中を見て育つ

最近、気の置けない知人のNさんと熱く議論することがあった。

移住する理由として、子供を育てる環境が重要なファクターだ、という話になったときだ。

私「日本の学校がですね、あまり期待できないんですよ。今の幼稚園も昔ながらの軍隊みたいな教育をやっているわけです。これはちょっと違うかなと思います。」

Nさん「それはちょっと納得できないな。どんな環境でもどんな学校でも親がしっかりと方針を出して導いてあげれば問題ないはずだよ。」

私「最終的には親の責任だとは思いますが、学校の影響ってすごい大きいと思うんですよ。」

Nさん「北米の学校なんかだと、優秀な人間は優秀だけど、そうでない人間の方が多いだろう。総体としては日本のほうがレベルが高いだろう。」

私「そうかもしれませんが、自分たちの考えるポリシーになるべく合っている学校に入れたいと思うんですよ。横並び的な指導より個性を伸ばせというような。自分が日本の教育をうけてそういう部分でコンプレックスがあるからかもしれないですけどね。」

Nさん「十分個性的だよ!まあ、大学にいけなかった親が子供に大学いかせたいというようなことかな。」

私「まあ、多分にそういう部分はあるでしょうね。」

という感じの展開だ。

面白いのは、そういうNさんは毎日残業で週末も会社のテニスやゴルフで忙しい。子育ては奥さん任せだったりしているのだ。

私としては、なるべく早く帰って、家族で一緒に食事をして、子供と風呂にはいって、一日の出来事を話あって、寝る前に絵本を一冊読み聞かせるというようなことが重要だと思っていて夫婦で実践している。
そしてさらに、学校には期待したいと思う。

Nさん始め、ほとんど家にいないお父さんたちは、どうやって親として子供を導いていく方法を取っているのだろうか。素朴な疑問である。

村上龍が番組で言っていた言葉が印象に残っている。

「家庭を犠牲にして仕事をする人が格好いいという時代があったけど、家庭というのは幸福にするほうが難しいですよ。」


確かに、家庭を犠牲にしてがんばるサラリーマンというのが格好いいという時代は長かったのだと思うし、今だに男たるもの、って思っている人も多いように思う。
家庭というのは幸福にするのは難しい、というスタンスで考えている人は案外少ないようにも思う。

親の背中をみて育つ、の解釈の違いなのかなー。

2007年07月04日

凄い専務像

先日、いつの間にか、島耕作は専務になっていたことを知った。
うーむ。知らなかった。

ちょっと立ち読みしてみた。

・飛行機でニューヨークに出張。そこからヘリのお迎え。
「車だと一時間以上かかりますから」などとやっている。

まあ、大企業の専務や社長なら当たり前の話ではあるが、すごい親近感沸かない展開だ。


・液晶テレビが韓国メーカーに画質で抜かれていることを知り驚愕。

真意はともかく、メーカーの人間でこれを人に言われるまで気にしていない専務はさすがにいないんじゃないのか。


取材とかしてるんだろうが、作者は平のころの3年しかメーカーにいなかったわけだし、リアリティのある話を描くのは大変だろうなあ。

こういうのに憧れる人なら、大企業でのし上がっていきたいと思うのだろうか。

この人の生き方には全然共感できないし、憧れもしないのであった。

あ、島耕作は34歳で課長だったんですか。ふーん。

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posted by りもじろう at 22:08| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2007年07月03日

大企業に残るのもリスク

前職からのオファーに関しては0.5秒ぐらいは考えてみた。

1. トップダウンプロジェクトだといっても、基本的な大企業的体質は変わらないことは分かっている。このプロジェクトを推進するのに反対する意見も根強いらしいし。無策な既得権益保持命のおっさんの相手をするのは疲れる。

2. 20人集めるといっても固定費を増やせないので、殆ど社内の既存の人々から調達するのであろう。となると実務能力の低いおっさんが集まる可能性が大だ。

3. 20人のリーダーという責任のある立場に置かれたとき、それでも6時帰宅を貫けるのか、更にそれを浸透させられるか、と考えると根本にある日本人気質からして、多分無理であろう。となると労働時間1.8倍である。1.2倍の給料では割に合わん。

4. 必死にやって、プロジェクトがたとえ成功したとして、その2年後にどういうポジティブなイメージが持てるのか。よくてポジションが一つあがるのが関の山だ。まったくなかったことにされる場合もありうる。

というわけで、大企業に残ってもリスクは大きい。

前職で知り合った、C課長と話していたときのことである。

C課長はとある日本企業からアメリカに赴任し、現地のベンチャー企業に転職、そしてまた日本の企業に転職してきた人だ。

この人いわく、

「君の転職はいい経験になると思うよ。
この会社の大半の人は大学を出てから定年するまで同じ会社にずーっといるんだけどね。
殆どの人は、緊張感もまるでなくて、ひどいもんだ。ああなったらお仕舞いだよ。
今まではそれで幸せにゴールできたんだろうけどね。これからはそうは行かない。
これからの厳しい時代に生き残れるような人は殆どいないと思うね。
大体の中高年にはその自覚もないけどね。

私も今やっているプロジェクトにかけてみようと思っている。
後一年で結果が出なかったら、また別の挑戦をしてみるつもりだ。」

うーむ。同感である。

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posted by りもじろう at 22:08| Comment(3) | TrackBack(2) | 日記

2007年07月02日

就労許可証!

カナダ大使館から手紙が届いた。

無事、就労許可証が出た。

3−4週間が目安とサイトには書かれていたが、実際には一週間ぐらいであった。

娘の就学許可証の申請もしていたのだが、それも一緒に届いた。

いい仕事しますな、カナダ大使館。

これで心配事が一つ減った。
妻はあれこれ気にかけて、やや神経質になっていたので、ほっとできたようだ。

ちょうど前職からのオファーがあったので、妻としては、そっちのほうがいいのではないかと思うようになりつつあったらしい。
NZに移住すると決めてから、2年以上たってしまった。
妻としてはやや息切れしてしかけているようだった。

とりあえず、前職のオファーにたいしては、必要があればカナダから受託業務しますよ、といっておいた。

「そうですか。できれば、社内でやって欲しかったんですけどね。また依頼することになるかもしれませんのでよろしくお願いします。」

とのことであった。


こういう形の移住は年取りすぎてからではなかなかできないだろうなーと思った。
子供の学校のこととかも考えると、今がちょうどいいタイミングだったのだろう。


引越し日と、出国日も決まった。

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posted by りもじろう at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 移住準備
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