同じ課の若手は、ばりばりとコードを書いている。
私が入社したての頃、ろくな開発経験も無いまま、いきなり外注管理の仕事をさせられることになって、
こんなことではエンジニアとしてのスキルが身に付かない、
と不安を覚えたものだ。
うらやましい限りである。
だが、その中の一人のエンジニアと話すと、
「企画に転身したい」
という。
開発業務はつまらないのだと。
この人もエンジニアからの転身組だが、結構こういう人は多い。
企画や、ビジネスデベロップメントをやっている人たちは、世界中のショーに飛び回り、販売会社や、他社との業務提携などの打ち合わせ等で、出張も多い。
私も赴任前はこういう仕事もやらされていたので出張は多かった。
新しい商品企画を考えて、開発側に要求を出す。
開発側は、スケジュールに追われる中での開発業務と、外注管理とを行う。
企画サイドの感覚では、ビジネスをまわしているのは自分たちであり、開発は言われるとおりやればいい、という下請け的立場だったりする。
(勿論、部署によって温度差はだいぶある)
シリコンバレーのエンジニアなんかは給料もスキルに応じて非常に高く、自分たちが製品を創っているという自負がある。
そのため、スケジュール等のプレッシャーがあってもやり抜くし、新しい技術の習得も怠らない。
日本だと、給料は基本的に同じだし、下請け的で、スケジュールに厳しい開発より、それを命令できる立場のほうが魅力的に見えるのは当然だろう。
開発から、赴任者が大勢、中国へ向かう。
最近、企画からは、ヨーロッパ、米国への赴任が決まった。
こういう風土であるから、社内でも理工系離れが進むのであろう。
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