Google Localで近くの自転車を検索し、会社の帰りに寄ってみた。
目的の店はバイクがメインで、ぱっとしない店だったのであきらめた。
すぐ近くに、たまたま中古自転車と中古バイクの店を見つけた。
店の前に並ぶ中古の錆びた自転車たち。
どれも4500円という。
ネットで5000円ぐらいから新車が買える時代に、なんと厳しい商売だ。
店の主人と話をしてみた。
古い自転車を買い取って、修理をして、タイヤを替えて、商品にしているという。一台売れて1000円の利益だとか。
自転車が使い捨て商品になって久しいが、こんな風にがんばっている店もあった。なんだか、応援したくなった。
残り数ヶ月のために新品を買うのは勿体無いと思っていたので、この中から買うことにした。
といっても、選ぶほど台数もないのだが、2台ほどためしに乗ってみた。
一台はサドルが低すぎた。
もう一台はギアの調子が悪い。
まあ数ヶ月間ならいいだろう。
「これをいただきます。」
そう言ってるのに、主は
「ギアを調整しなおしますから、それで確認して、それでよければどうぞ。」
という。手を油まみれにして調整してくれる。
もう一度試乗してみた。少しはよくなっている。
「はい、これでいいです。」
その後、油を差して、ねじを締めなおしてくれた。
さらに、
「4000円でいいですよ。」
そして、チェーンキーも付けてくれた。
自転車は錆びているし、電動アシストもないが、何かよい買い物をした気がした。
ニュージーランドに旅立つときには、ここにまた自転車を引き取ってもらおう。

